Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
- -d 出力先ディレクトリ名
- 出力先となるディレクトリのパス名を指定します。マルチバイト文字は指定できません。ここで指定したディレクトリにvxvm_exclude.txtと同名の通常ファイルがある場合,確認プロンプトを表示します。Yまたはyが入力された場合,「vxvm_exclude.txt.bak」というファイル名でバックアップファイルを作成し,新たにvxvm_exclude.txtファイルを作成します。出力先ディレクトリ名がディレクトリ以外のファイルだった場合,存在しないディレクトリの場合,および,-dパラメタで出力先ディレクトリ名を指定しなかった場合はエラーとなります。
- -h
- 使用法を表示します。
- (例1)
- 現在のHDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の定義内容に対するVxVM管理対象除外設定の内容を標準出力に出力します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlmvxexclude
- (例2)
- 現在のHDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の定義内容に対するVxVM管理対象除外設定の内容を/tmp/vxvm_exclude.txtファイルに出力します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlmvxexclude -d /tmp
- (例)
- 次のデバイスのエントリが出力されます。
- HDLM管理対象のデバイスに対応するsdまたはssdデバイス
- 実際には作成されないHDLMデバイス
HDLMデバイスは,1つの管理対象デバイス(1つのスライス)に対して1つだけ作成されます。しかし,VxVMは,1つの管理対象デバイスに対して,物理パスの数分のHDLMデバイスが作成されると認識しています。このため,dlmvxexcludeユティリティを実行すると,実際には作成されないHDLMデバイスのエントリが出力されます。- これらのデバイスのエントリはLU単位で出力され,論理デバイスファイル名をキーとしてアルファベット順にソートされます。
exclude_all 0 paths c3t0d10s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@4/sd@0,a c3t0d11s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@4/sd@0,b c3t0d12s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@4/sd@0,c c3t0d13s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@4/sd@0,d c4t1d10s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@5/sd@1,a c4t1d11s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@5/sd@1,b c4t1d12s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@5/sd@1,c c4t1d13s2 /pci@8,600000/pci@1/JNI,FCE@5/sd@1,d c6t1d10s2 /pseudo/dlmndrv@2/dlmfdrv@1,a c6t1d11s2 /pseudo/dlmndrv@2/dlmfdrv@1,b c6t1d12s2 /pseudo/dlmndrv@2/dlmfdrv@1,c c6t1d13s2 /pseudo/dlmndrv@2/dlmfdrv@1,d # controllers # product # pathgroups #
- 注意事項
- VxVM設定ファイル作成支援ユティリティ(dlmvxexclude)は,root権限を持つユーザでだけ実行可能です。
- HDLMのインストール後,HDLMドライバ構成定義ファイル作成ユティリティ(dlmsetconf)を実行したあとでdlmvxexcludeユティリティを実行してください。
- dlmvxexcludeユティリティで出力された結果をvxvm.excludeファイルとしてそのまま使用しないでください。HDLM管理対象のデバイス以外にもVxVMで無効化しているデバイスがすでにある場合,無効化した設定が解除されてしまうときがあります。
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