Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
- -a
- HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の内容をHDLMに適用します。追加されたLUは,このオプションの実行後,有効となります。また,削除されたLUに対するHDLMデバイスは,このオプションの実行後,使用できなくなります。
- -h
- 使用法を表示します。
- (例1)-aオプションを指定した場合
- HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の内容によって,新規に追加されたLUの情報をHDLMドライバに適用します。Solaris 10またはSolaris 11の場合は,ホストからの接続が解除されたLUの情報をHDLMドライバから削除します。Solaris 8またはSolaris 9の場合は,すでにHDLMの管理下にあるLUの情報についての更新は行いません。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlmcfgmgr -a
- (例2)オプションを省略した場合
- エラーメッセージを出力したあと,使用法を表示します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlmcfgmgr KAPL10380-E A parameter is invalid. KAPL10368-I usage: dlmcfgmgr {-a | -h} #
- 注意事項
- dlmcfgmgrユティリティは,HDLMドライバ構成定義ファイル作成ユティリティ(dlmsetconf)を実行後,実行してください。
- VxVMを使用している場合は,dlmcfgmgrユティリティを使用しないで,再構成オプションを指定してホストを再起動してください。HDLMデバイスのVxVMへの登録または登録解除には,再構成リブートが必要です。
- dlmcfgmgrユティリティを実行してHDLMデバイスの動的再構成を実行した場合と,ホストの再起動によってHDLMデバイスの動的再構成を実行した場合とでは,パスとパスIDの対応が異なることがあります。
- アップグレードまたは再インストール後は,必ずホストを再起動してださい。ホストを再起動する前にdlmcfgmgrユティリティを実行しても,動的にLUを追加または削除しません。
- dlmcfgmgrユティリティは,HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)に新しく追加されたLUの定義がある場合,新規LUをHDLMドライバに認識させ,HDLMの管理対象とします。また,HDLMドライバ構成定義ファイル(dlmfdrv.confファイル)から既存のLUの定義がなくなった場合,既存LUをHDLMドライバから削除し,HDLMの管理対象外とします。
- 削除されたLU(Solaris 8またはSolaris 9の場合),パスが削除されたLU,およびパスの設定(インスタンス番号など)が変更されたLUについては,HDLMドライバに対して動的再構成を行いません。LUの削除(Solaris 8またはSolaris 9の場合),パスの削除,およびパスの変更については,再構成オプションを指定してホストを再起動して構成変更を行ってください。
- HDLMが管理しているLUを管理対象外にする場合は,再構成オプションを指定してホストを再起動する必要があります。dlmcfgmgrユティリティを使用しないでください。
- 新規に追加したLUに,HDLMの管理対象としないLUがある場合は,dlmcfgmgrユティリティを実行する前にHDLMの管理対象外にする設定を行ってください。新規追加されたLUに管理対象外の設定が行われていた場合は,該当するLUについてはHDLMドライバに対して再構成を行いません。
- 次に示す場合には,HDLMデバイスの構成変更後にdlmcfgmgrユティリティを実行しても,LUの追加を動的に行いません。
- LUNのマッピング,マッピング先のストレージポート,または認識するホスト側のHBAポートを変更したLUの場合
- 構成済みのLUが使用していたストレージポートのLUNに,別のLDEVをマッピングした場合(Solaris 8またはSolaris 9の場合)
- 新規LUの追加を行う際に,既存のインスタンス番号が追加したLUのパスに割り当てられた場合
- HBAを動的に追加した場合(Solaris 8またはSolaris 9の場合)
- 新規追加するLUのsdまたはssdデバイスのメジャー番号・マイナー番号が,以前HDLMに登録されていたsdまたはssdデバイスのメジャー番号・マイナー番号と一致する場合
- 次に示す場合には,HDLMデバイスの構成変更後にdlmcfgmgrユティリティを実行しても,LUの削除を動的に行いません。
HDLMマネージャからのパスヘルスチェックなどが動作している場合もLUの削除が失敗します。LUの削除が失敗した場合は,時間をおいて,再度dlmcfgmgrユティリティを実行してください。
- LUNのマッピング,マッピング先のストレージポート,または認識するホスト側のHBAポートを変更したLUの場合
- 削除しようとしたLUが上位プログラムによって使用されている場合
- Solaris 8またはSolaris 9の場合,HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)にHDLMデバイスの情報が記述されていなかったときは,メッセージを出力して終了します。Solaris 10またはSolaris 11の場合は,すべてのLUがHDLMドライバから削除されます。
- dlmcfgmgrユティリティを実行した場合に,HDLM管理対象のデバイスに変更がないときは,メッセージを出力して終了します。
- dlmcfgmgrユティリティは,同一ホスト上で同時に複数実行できません。複数実行した場合は,メッセージを出力し終了します。
- Solaris 10またはSolaris 11環境で次の操作をしたとき,devfsadmdデーモンから次の形式のメッセージがsyslogやコンソールへ出力されます。このメッセージは無視してください。
- LUを動的に追加
- LUを動的に削除
- パスを動的に追加
devfsadmd[124]: [ID 937045 daemon.error] failed to lookup dev name for /pseudo/dlmndrv@1/dlmfdrv@w50060e800436e211,1
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