Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
- 注意事項
- monitorオペレーションの表示対象のパスが約500本以上ある場合,monitorオペレーションの実行が次に示すように遅れるおそれがあります。
- monitorオペレーションを実行した時間よりStartTimeの時間が遅れることがあります。
約2000本のパスの場合は7秒程度,約4000本のパスの場合は20秒程度遅れます。- -intvlパラメタに「表6-21 パスが約500本以上ある場合に-intvlパラメタへ指定する推奨値」に示す推奨値より短い値を指定した場合,monitorオペレーションの時間間隔が-intvl パラメタで指定した値より数秒から20秒程度遅れることがあります。
パスの数が約500本以上の場合は,「表6-21 パスが約500本以上ある場合に-intvlパラメタへ指定する推奨値」に示す値を目安にして-intvlパラメタを指定してください。ただし,monitorオペレーションの実行と次に示す処理が並行して実行された場合は,「-intvlパラメタに指定する推奨値」に示す値を指定しても,monitorオペレーションの時間間隔が数秒遅れることがあります。
・viewオペレーション
・パスヘルスチェック
・自動フェイルバック表6-21 パスが約500本以上ある場合に-intvlパラメタへ指定する推奨値
パスの数 -intvlパラメタに指定する推奨値 約500本 3(秒)以上 約1000本 5(秒)以上 約2000本 10(秒)以上 約4000本 30(秒)以上
- この項の構成
- (1) HBAポートごとのI/O情報を表示する場合
- (2) CHAポートごとのI/O情報を表示する場合
- (3) monitorオペレーションの形式を表示する場合
- -hbaid HBAポートID
- I/O情報を表示するHBAポートを,HBAポートIDで指定します。後続パラメタで表示する間隔および回数を指定します。後続パラメタの形式を次に示します。
- -intvl 間隔
- I/O情報を表示する間隔を1~60(秒)で指定します。省略した場合はデフォルト値の3秒になります。
- -count 回数
- I/O情報を表示する回数を1~999(回)で指定します。省略した場合はデフォルト値の10回になります。
- -t
- 各情報の項目名が非表示になります。
項目 説明 HbaID HBAポートIDです。 Port.Bus Port(ホストポート番号,16進数)とBus(バス番号,16進数)がピリオドで区切って表示されます。 Physical Device HBAポートの構成情報です。/devicesディレクトリ以下の物理デバイスファイル名が表示されます。 StartTime コマンドを実行した時間がyyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式で表示されます。 ElapsedTime コマンドを実行してから経過した時間がhh:mm:ssの形式で表示されます。 IO-Count 指定した時間間隔で発生したI/O回数のうち,表示対象となるパスでのI/O回数を合計した数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errors 指定した時間間隔で発生したI/O障害回数のうち,表示対象となるパスでのI/O障害回数を合計した数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr monitor -hbaid 0 -intvl 30 -count 3 HbaID : 00000 Port.Bus : 0001.0000 Physical Device : /devices/pci@8,70000/JNI,FCE@2 StartTime : yyyy/mm/dd hh:mm:ss ElapsedTime IO-Count IO-Errors 00:00:30 223 10 00:01:00 1140 1 00:01:30 557 0 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = monitor, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
- -chaid CHAポートID
- I/O情報を表示するCHAポートを,CHAポートIDで指定します。後続パラメタで表示する間隔および回数を指定します。後続パラメタの形式を次に示します。
- -intvl 間隔
- I/O情報を表示する間隔を1~60(秒)で指定します。省略した場合はデフォルト値の3秒になります。
- -count 回数
- I/O情報を表示する回数を1~999(回)で指定します。省略した場合はデフォルト値の10回になります。
- -t
- 各情報の項目名が非表示になります。
項目 説明 ChaID CHAポートIDです。 Product ストレージシステムのモデルIDです。 SerialNumber ストレージシステムのシリアル番号です。 ChaPort CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAを特定できます。 StartTime コマンドを実行した時間がyyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式で表示されます。 ElapsedTime コマンドを実行してから経過した時間がhh:mm:ssの形式で表示されます。 IO-Count 指定した時間間隔で発生したI/O回数のうち,表示対象となるパスでのI/O回数を合計した数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errors 指定した時間間隔で発生したI/O障害回数のうち,表示対象となるパスでのI/O障害回数を合計した数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr monitor -chaid 1 -intvl 30 -count 3 ChaID : 00001 Product : SANRISE_USP SerialNumber : 1100 ChaPort : 1R StartTime : yyyy/mm/dd hh:mm:ss ElapsedTime IO-Count IO-Errors 00:00:30 1154 0 00:01:00 205 22 00:01:30 54 10 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = monitor, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
- -help
- monitorオペレーションの形式が表示されます。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr monitor -help monitor: Format dlnkmgr monitor -hbaid HBA_ID [-intvl Interval-Time] [-count Number-Of-Times] [-t] dlnkmgr monitor -chaid CHA_ID [-intvl Interval-Time] [-count Number-Of-Times] [-t] Valid value HBA_ID { 00000 - 99999 }(Decimal) CHA_ID { 00000 - 99999 }(Decimal) Interval-Time { 1 - 60 }(Seconds) (Default Value 3) Number-Of-Times { 1 - 999 }(Times) (Default Value 10) KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = monitor, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
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