Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
VCSがHDLMのホストにインストールされている場合,HDLMデバイスやHDLMデバイスによって構成されたVxVMディスクグループをリソースグループとして登録できます。
リソースグループの登録についてはVCSのマニュアルを参照してください。
- I/Oフェンシング機能は次の表に示す構成だけをサポートします。
OS VCS ストレージシステム サービスグループ Solaris 9 4.1 MP2以降 Hitachi USPシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズまたはVirtual Storage Platformシリーズ フェイルオーバサービスグループ Solaris 10 5.0 MP1以降 フェイルオーバサービスグループ
パラレルサービスグループSolaris 11 6.0 PR1以降 フェイルオーバサービスグループ
- I/Oフェンシング機能のvxfentsthdwコマンドを使用してHDLMデバイスをテストする場合,すべてのノードでテスト対象のHDLMデバイスに対するOnline状態のパス数を1にする必要があります。HDLMコマンドのofflineオペレーションで,ほかのパスをOffline状態にしてからテストしてください。テスト対象のHDLMデバイスに対してOnline状態のパスを複数持つノードがある場合,vxfentsthdwコマンドがエラー終了します。
- VCSのI/Oフェンシング機能を使用する場合は,HDLMのパスヘルスチェック機能を有効とし,チェック間隔を1分に変更することを推奨します。
また,HDLMデバイスを使用したディスクグループを指定したDiskGroupリソースのOfflineTimeoutの値を次の計算式で求まる値以上の値に変更してください。
値 = a+((b-1)×(c+0.5×(d-1)))
a:HDLMのパスヘルスチェック機能のチェック間隔
b:すべてのHDLMデバイスに対するデバイスごとのパス数※1
c:sdまたはssdドライバのI/Oタイムアウト値※2
d:すべてのHDLMデバイス数
- 注※1
- HDLMデバイスごとにパス数が異なる場合は,最大値を使用して計算してください。
- 注※2
- sdまたはssdドライバへ通知されるI/Oのタイムアウト値は,スイッチやHBAそれぞれのタイムアウト値の設定に依存します。
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