3.12 GPFSを使用する場合の設定
GPFSまたはGPFS+RVSDを使用する場合は,クラスタを構成するすべてのホストにHDLMをインストールしてHDLMデバイスを構成してください。また,GPFSまたはGPFS+RVSDを起動する前に,次の手順を実行してください。
- GPFS+RVSDを使用する場合,/etc/vsd/oemdisktypes.lstファイルにHDLM Subclass※の設定に従って設定情報を変更します。
HDLM Subclass※がnodeの場合は,/etc/vsd/oemdisktypes.lstファイルの最後に次の行を追加します。
- ファイバチャネル接続の場合
disk/node/dlmfdrv fscsi disk/fcp
- SCSI接続の場合
disk/node/dlmfdrv scsi disk/scsi
- ファイバチャネル接続,SCSI接続の両方を使用している場合
disk/node/dlmfdrv fscsi disk/fcp
disk/node/dlmfdrv scsi disk/scsi
HDLM Subclass※をfcpからnodeに変更した場合,次に示す行を削除してください。
disk/fcp/dlmfdrv fscsi disk/fcp
disk/scsi/dlmfdrv scsi disk/scsi
HDLM Subclass※がfcpの場合は,/etc/vsd/oemdisktypes.lstファイルの最後に次の行を追加します。
- ファイバチャネル接続の場合
disk/fcp/dlmfdrv fscsi disk/fcp
- SCSI接続の場合
disk/scsi/dlmfdrv scsi disk/scsi
- ファイバチャネル接続,SCSI接続の両方を使用している場合
disk/fcp/dlmfdrv fscsi disk/fcp
disk/scsi/dlmfdrv scsi disk/scsi
また,HDLM Subclass※をnodeからfcpに変更した場合は,次に示す行を削除してください。
disk/node/dlmfdrv fscsi disk/fcp
disk/node/dlmfdrv scsi disk/scsi
- 注※
- HDLM Subclassは,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)で確認,設定できます。HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)については,「7.11 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。
- GPFS,またはGPFS+RVSDを使用する場合,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)でLUN RESETオプションをonに設定します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmodmset -r on
- GPFS,またはGPFS+RVSDを使用する場合,各ホストのリザーブレベルを「2」に設定します。
次のコマンドを実行してください。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -rsv on 2