ここでは,viewオペレーションのパラメタを次の順に説明します。
(6) HDLMデバイス,物理ボリュームおよびLDEV情報の対応を表示する場合
(1) プログラム情報を表示する場合
表6-11 プログラム情報の表示項目
パラメタおよび表示される情報 | 表示項目 | 説明 |
---|---|---|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | HDLM Version | HDLMのバージョン番号です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Service Pack Version | HDLMのSPバージョン番号です。SPがインストールされていない場合は,空白です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Load Balance | ロードバランス機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Support Cluster | 空白※ |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Elog Level | 障害ログ採取レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Elog File Size(KB) | 障害ログファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Number Of Elog Files | 障害ログファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Trace Level | トレースの出力レベルです。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Trace File Size(KB) | トレースファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Number Of Trace Files | トレースファイル数です。 |
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Path Health Checking | パスヘルスチェック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Auto Failback | 自動フェイルバック機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Reservation Status | ディスクに対するリザーブ制御機能の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Intermittent Error Monitor | 間欠障害監視の設定状態です。
|
-sfunc HDLMの機能設定情報 | Dynamic I/O Path Control | ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定状態です。
|
-msrv HDLMマネージャの情報 | HDLM Manager | HDLMマネージャの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMマネージャのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMマネージャの起動時刻です。 | |
-adrv HDLMアラートドライバの情報 | HDLM Alert Driver | HDLMアラートドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMアラートドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMアラートドライバの起動時刻です。 | |
ElogMem Size | HDLMアラートドライバの障害ログメモリのサイズです。単位は「キロバイト」です。 | |
-pdrv HDLMドライバの情報 | HDLM Driver | HDLMドライバの状態です。 Alive:正常 Dead:停止 |
Ver | HDLMドライバのバージョン番号です。 | |
WakeupTime | HDLMドライバの起動時刻です。 | |
-lic HDLMのライセンス情報 | License Type | ライセンスの種別です。
|
Expiration | ライセンスの期限です。
| |
-audlog 監査ログ採取の設定情報 | Audit Log | 監査ログ採取の設定状態です。
|
-audlog 監査ログ採取の設定情報 | Audit Log Category | 監査ログの出力対象となっている種別を表示します。種別を表す文字列が「,」で区切って表示されます。 ss:StartStop a:Authentication ca:ConfigurationAccess 上記のすべての種別が設定されている場合は「all」が表示されます。 監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。 |
-audlog 監査ログ採取の設定情報 | Audit Log Facility | 監査ログのFacility名が表示されます。「user」,「local0」,「local1」,「local2」,「local3」,「local4」,「local5」,「local6」,または「local7」が表示されます。 監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。 |
-lbpathusetimes ロードバランスの同一パス使用回数 | Times Same Path Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,ラウンドロビン(rr),最少I/O数(lio),または最少ブロック数(lbk)を適用する場合,I/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
-expathusetimes 拡張ロードバランスの同一パス使用回数 | Times Same ExPath Was Used | ロードバランスのアルゴリズムに,拡張ラウンドロビン(exrr),拡張最少I/O数(exlio),または拡張最少ブロック数(exlbk)を適用する場合,シーケンシャルI/Oに同一のパスを使用する回数です。 Global Link Managerを使用してLU単位で同一パス使用回数を設定している場合は,値のあとに「*」が付きます。 |
使用例
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -sfunc
HDLM Version : x.x.x-xx
Service Pack Version :
Load Balance : on(extended lio)
Support Cluster :
Elog Level : 3
Elog File Size(KB) : 9900
Number Of Elog Files : 2
Trace Level : 0
Trace File Size(KB) : 1000
Number Of Trace Files : 4
Path Health Checking : on(30)
Auto Failback : off
Reservation Status : on(2)
Intermittent Error Monitor : off
Dynamic I/O Path Control : off(10)
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -msrv
HDLM Manager Ver WakeupTime
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -adrv
HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 1000
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -pdrv
HDLM Driver Ver WakeupTime
Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -lic
License Type Expiration
Permanent -
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -audlog
Audit Log : off
Audit Log Category : -
Audit Log Facility : -
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -lbpathusetimes
Times Same Path Was Used : 20
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -expathusetimes
Times Same ExPath Was Used : 100
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
(2) パス情報を表示する場合
パス情報を表示する場合,-pathパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタを指定すると,項目を選択して表示したり,パス情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,パス情報の表示項目を説明します。
パス情報表示
パス情報表示(表示項目を選択する場合)
表6-12 -path -itemパラメタで選択できる表示項目と指定する後続パラメタ
選択できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
PathID※ | なし |
PathName | pn |
DskName | dn |
iLU | lu |
ChaPort | cp |
Status※ | なし |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
HDevName | hd |
IEP | iep |
HBAPortWWN | hbaportwwn |
Physical-DskName | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
パス情報の概略表示
パス情報の表示項目
パス情報の表示項目とその説明を「表6-13 パス情報の表示項目」に示します。表の見出しについて,次に説明します。
表6-13 パス情報の表示項目
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 | |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 | |
PathStatus | 表示対象のパスの状態です。
| |
IO-Count | 表示対象のすべてのパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
IO-Errors | 表示対象のすべてのパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 | |
PathID | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。 ホストの再起動時,またはパスの構成変更時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLMコンフィグマネージャ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 | |
PathName※1 | - | パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
DskName※1 | DskName | ストレージシステム名です。この名前で,パスがアクセスするストレージシステムを特定できます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
iLU※1 | iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
|
ChaPort※1 | CP | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
Status | パスの状態です。
| |
Type※1 | Type | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | Dev番号が,10進数で表示されます。 論理ボリューム番号に該当します。 1つのLUに1つのDevがあるため,「0」で固定です。 |
HDevName※1 | - | ホストデバイス名です。HDLMデバイスの論理デバイスファイル名(dlmfdrvn(nはHDLMデバイスのインスタンス番号))が表示されます。 |
IEP※1 | - | 間欠障害に関する情報が表示されます。この項目は,-pathと同時に-iemを指定した場合だけ表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
HBAPortWWN※1 | - | ストレージシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が16桁の16進数で表示されます。この項目は,-pathと同時に-hbaportwwnを指定した場合だけ表示されます。 |
Physical-DskName | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム名が表示されます。 次に示す3つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージシステム名として表示されます。
|
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
表6-14 パス名を構成する項目
項目 | AIXでの表現 | 対応する情報 |
---|---|---|
HBAアダプタ番号(表示例:08)※1 | HBAアダプタ番号 | lsdev -Cc diskコマンドを実行して表示されるHBAアダプタ番号 |
バス番号(表示例:14)※1 | PCIバス番号 | lsdev -Cc diskコマンドを実行して表示される親バス番号 |
アダプタ種別(表示例:00)※2 | なし | 「00」固定 |
アダプタ番号(表示例:01)※2 | fscsi番号(fscsiXXの「XX」部分) | lsdev -Cコマンドを実行して表示されるfscsi番号 |
ターゲットID(表示例:00000000000000E2) | Target Id | Fibre Channelを使用する場合:lsattr -El 物理ボリュームの論理デバイスファイル名コマンドを実行して表示されるscsi_idの値 SCSIを使用する場合:odmget CuDv 物理ボリュームの論理デバイスファイル名コマンドを実行して表示されるconnwhereの,左から1番目の値 |
ホストLU番号(表示例:0001) | Logical Unit Id,または LUN | Fibre Channelを使用する場合:lsattr -El物理ボリュームの論理デバイスファイル名コマンドを実行して表示される,lun_idの値 SCSIを使用する場合:odmget -q "name=物理ボリューム名" CuDvコマンドを実行して表示されるconnwhereの,左から2番目の値 |
表6-15 プロダクトIDの表示内容
ストレージシステム | 表示内容 | ||
---|---|---|---|
-stnameパラメタ 指定なし | -stnameパラメタ指定時(下記のモデルIDを表示) | ||
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | ||
Hitachi AMS2000シリーズ | プロダクトID※ | AMS | AMS |
HUS100シリーズ | プロダクトID※ | HUS100 | HUS100 |
SANRISE9500Vシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE 9500V | 9500V |
Hitachi AMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_AMS | AMS |
Hitachi TMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_AMS | AMS |
Hitachi WMSシリーズ | プロダクトID※ | SANRISE_WMS | WMS |
Hitachi SMSシリーズ | プロダクトID※ | SMS | SMS |
H20000 | エミュレーションタイプ※ | H20000 | H20000 |
H24000 | エミュレーションタイプ※ | H24000 | H24000 |
SANRISE2000シリーズ | エミュレーションタイプ※ | SANRISE2000 | 2000 |
SANRISE9900Vシリーズ | エミュレーションタイプ※ | SANRISE 9900V | 9900V |
SANRISE H48 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H48 | H48 |
SANRISE H128 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H128 | H128 |
SANRISE H512 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H512 | H512 |
SANRISE H1024 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H1024 | H1024 |
H10000 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H10000 | H10000 |
H12000 | エミュレーションタイプ※ | SANRISE H12000 | H12000 |
| エミュレーションタイプ※ | SANRISE_USP | USP |
SVS | エミュレーションタイプ※ | SVS | SVS |
| エミュレーションタイプ※ | USP_V | USP_V |
Hitachi Virtual Storage Platform | エミュレーションタイプ※ | VSP | VSP |
HUS VM | エミュレーションタイプ※ | HUS_VM | HUS_VM |
VP9500 | エミュレーションタイプ※ | VP9500 | VP9500 |
P9500 | エミュレーションタイプ※ | P9500 | P9500 |
XP48 | エミュレーションタイプ※ | XP48 | XP48 |
XP128 | エミュレーションタイプ※ | XP128 | XP128 |
XP512 | エミュレーションタイプ※ | XP512 | XP512 |
XP1024 | エミュレーションタイプ※ | XP1024 | XP1024 |
XP10000 | エミュレーションタイプ※ | XP10000 | XP10000 |
XP12000 | エミュレーションタイプ※ | XP12000 | XP12000 |
XP20000 | エミュレーションタイプ※ | XP20000 | XP20000 |
XP24000 | エミュレーションタイプ※ | XP24000 | XP24000 |
(3) LU情報を表示する場合
LU情報を表示する場合,-luパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタ,-c -itemパラメタを指定すると,項目を追加して表示したり,LU情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,LU情報の表示項目を説明します。
LU情報表示
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu
Product : SANRISE_USP
SerialNumber : 0014010
LUs : 10
iLU HDevName Device PathID Status
003A dlmfdrv0 hdisk12 000000 Online
hdisk2 000001 Online
003B dlmfdrv1 hdisk13 000002 Online
hdisk3 000003 Online
003C dlmfdrv2 hdisk14 000004 Online
hdisk4 000005 Online
003D dlmfdrv3 hdisk15 000006 Online
hdisk5 000007 Online
003E dlmfdrv4 hdisk16 000008 Online
hdisk6 000009 Online
003F dlmfdrv5 hdisk17 000010 Online
hdisk7 000011 Online
0040 dlmfdrv6 hdisk18 000012 Online
hdisk8 000013 Online
0041 dlmfdrv7 hdisk19 000014 Online
hdisk9 000015 Online
0042 dlmfdrv8 hdisk20 000016 Online
hdisk10 000017 Online
0043 dlmfdrv9 hdisk21 000018 Online
hdisk11 000019 Online
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
LU情報表示(表示項目を追加する場合)
表6-16 -lu -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
PathName | pn |
ChaPort | cp |
CLPR | clpr |
Type | type |
IO-Count | ic |
IO-Errors | ie |
DNum | dnu |
IEP | iep |
VG | vg |
DPC | dpc |
Physical-Product | vid |
Physical-SerialNumber | vid |
Physical-iLU | vid |
Physical-ChaPort | vid |
すべての項目 | all |
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu -item dpc
Product : HUS100
SerialNumber : 9203008
LUs : 3
Dynamic I/O Path Control : on*
iLU HDevName DPC PathID Status
000006 dlmfdrv0 on 000000 Online
000003 Online
000007 dlmfdrv1 off 000001 Online
000004 Online
000008 dlmfdrv2 on 000002 Online
000005 Online
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
LU情報の概略表示
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu -c
Product S/N LUs iLU HDevName Paths OnlinePaths
SANRISE_USP 0014010 10 003A dlmfdrv0 2 2
003B dlmfdrv1 2 2
003C dlmfdrv2 2 2
003D dlmfdrv3 2 2
003E dlmfdrv4 2 2
003F dlmfdrv5 2 2
0040 dlmfdrv6 2 2
0041 dlmfdrv7 2 2
0042 dlmfdrv8 2 2
0043 dlmfdrv9 2 2
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
LU情報の概略表示(表示項目を追加する場合)
表6-17 -lu -c -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 | 後続パラメタ |
---|---|
SLPR | slpr |
VG | vg |
すべての項目 | all |
LU情報の表示項目
LU情報を表示する場合に,表示される項目とその説明を「表6-18 LU情報の表示項目」に示します。見出しについて,次に説明します。
表6-18 LU情報の表示項目
表示項目 | 説明 | |
---|---|---|
概略表示しない場合 | 概略表示する場合 | |
Product | ストレージシステムのモデルIDです。 | |
SerialNumber | S/N | ストレージシステムのシリアル番号です。 |
LUs | ストレージシステム内のLUのうち,HDLM管理下のLUの総数です。 | |
Dynamic I/O Path Control | - | ストレージシステム単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 ストレージシステム単位の設定と異なる設定のLUが含まれる場合,表示された「on」または「off」のあとに「*」が付加されます。 |
iLU | ストレージシステム内のLU番号が表示されます。 この番号とストレージシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
| |
SLPR※1 | SLPR※2 | LUが属するSLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ストレージ論理分割機能がサポートされていないストレージシステム内のLUが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。 |
HDevName※1 | HDevName | ホストデバイス名です。HDLMデバイスの論理デバイスファイル名(dlmfdrvn(nはHDLMデバイスのインスタンス番号))が表示されます。 |
DPC | - | LU単位にダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定情報が表示されます。 on:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が有効に設定されています。 off:ダイナミックI/Oパスコントロール機能の設定が無効に設定されています。 -:ダイナミックI/Oパスコントロール機能をサポートしていません。 |
Device | - | HDLMデバイスに対応する物理ボリューム(hdisk)の論理デバイスファイル名が表示されます。 |
PathID | - | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。ホストの再起動時,またはパスの構成変更時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLMコンフィグマネージャ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 |
PathName※1 | - | パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す4つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
|
ChaPort※1 | - | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
CLPR※1 | - | CHAポートが属するCLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ただし,次に示すものが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。
|
Status | - | パスの状態です。
|
Type※1 | - | パスの属性です。
|
IO-Count※1 | - | パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
IO-Errors※1 | - | パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 |
DNum※1 | - | Dev番号が,10進数で表示されます。 論理ボリューム番号に該当します。 1つのLUに1つのDevがあるため,「0」で固定です。 |
IEP※1 | - | 表示対象のパスが,間欠障害と見なされ,自動フェイルバックの対象外になっているかどうかが,表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
|
VG※1 | VG※2 | LUが登録されているボリュームグループ名です。LUがボリュームグループに登録されていない場合は「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-Product | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのモデルIDが表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-SerialNumber | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステムのシリアル番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
Physical-iLU | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているストレージシステム内でのLU番号が表示されます。
|
Physical-ChaPort | - | 仮想IDを使用して移行したパスの場合,移行先のパスが接続しているCHAポート番号が表示されます。 仮想IDを使用していない場合「-」(ハイフン)が表示されます。 |
- | Paths | 表示対象のLUに対して,認識されているパスの総数が,10進数で表示されます。 |
- | OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
(4) HBAポート情報を表示する場合
表6-19 HBAポート情報の表示項目
項目 | 説明 |
---|---|
HbaID | HBAポートIDです。 |
Port.Bus | Port(HBAアダプタ番号,文字列)とBus(バス番号,文字列),またはアダプタ種別とアダプタ番号がピリオドで区切って表示されます。 |
HBAPortWWN | ストレージシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が,16桁の16進数で表示されます。 この項目は,-hbaと同時に-portwwnを指定した場合だけに表示されます。 |
IO-Count | 表示対象のパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
IO-Errors | 表示対象のパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -hba
HbaID Port.Bus IO-Count IO-Errors Paths OnlinePaths
00000 08.11 71520 0 20 20
00001 08.1D 425 100 20 10
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
(5) CHAポート情報を表示する場合
表6-20 CHAポート情報の表示項目
項目 | 説明 |
---|---|
ChaID | CHAポートIDです。 |
Product | ストレージシステムのモデルIDです。 |
S/N | ストレージシステムのシリアル番号です。 |
ChaPort | CHAポート番号です。この番号でストレージシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 |
IO-Count | 表示対象のパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
IO-Errors | 表示対象のパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232-1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 |
Paths | 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 |
OnlinePaths | 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 |
(6) HDLMデバイス,物理ボリュームおよびLDEV情報の対応を表示する場合
表6-21 HDLMデバイス,物理ボリュームおよびLDEV情報
項目 | 説明 |
---|---|
PathID | パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。 ホストの再起動時,またはパスの構成変更時に割り当てられます。また,ホストを再起動しないで新規LUを追加する場合には,HDLMコンフィグマネージャ(dlmcfgmgr)の実行時にそのLUの各パスにパス管理PATH_IDが新しく割り当てられます。 |
HDevName | ホストデバイス名です。 HDLMデバイスの論理デバイスファイル名(dlmfdrvn(nはHDLMデバイスのインスタンス番号))が表示されます。 |
Device | HDLMデバイスに対応する物理ボリューム(hdisk)の論理デバイスファイル名が表示されます。 |
LDEV | ストレージシステムのモデルID,シリアル番号,およびiLU番号が,ピリオドで区切った文字列で表示されます。LDEVの情報によって,LUを物理的に特定できます。 |
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -drv
PathID HDevName Device LDEV
000000 dlmfdrv0 hdisk16 VSP.0053038.000010
000001 dlmfdrv0 hdisk22 VSP.0053038.000010
000002 dlmfdrv1 hdisk17 VSP.0053038.000011
000003 dlmfdrv1 hdisk23 VSP.0053038.000011
000004 dlmfdrv2 hdisk18 VSP.0053038.000012
000005 dlmfdrv2 hdisk24 VSP.0053038.000012
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
(7) viewオペレーションの形式を表示する場合
使用例
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -help
view:
Format
dlnkmgr view -sys [ -sfunc | -msrv | -adrv | -pdrv | -lic | -audlog
| -lbpathusetimes | -expathusetimes ] [-t]
dlnkmgr view -path [ -hdev HostDeviceName ] [-stname] [-iem]
[-srt {pn | lu | cp}] [-hbaportwwn] [-t]
dlnkmgr view -path
-item [pn] [dn] [lu] [cp] [type] [ic] [ie] [dnu]
[hd] [iep] [hbaportwwn] [vid]
[-hdev HostDeviceName] [-stname] [-srt {pn | lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -path -c [-stname] [-srt {lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -lu [ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu
-item [ [slpr] [vg] [pn] [cp] [clpr] [type]
[ic] [ie] [dnu] [iep] [dpc] [vid] | all ]
[ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu -c [-t]
dlnkmgr view -lu -c -item [ [slpr] [vg] | all ] [-t]
dlnkmgr view -drv [-t]
dlnkmgr view -hba [-srt pb] [-portwwn] [-t]
dlnkmgr view -cha [-srt cp] [-t]
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#