HDLMデバイスには,物理ボリューム(SCSIデバイス)の論理デバイスファイル名とは別の論理デバイスファイル名が付けられます。HDLMで管理するLUをアプリケーションで使用する場合は,HDLMデバイスの論理デバイスファイル名を使用します。
HDLMデバイスの論理デバイスファイル名およびSCSIデバイスの論理デバイスファイル名は,OSのrendevコマンドによって変更できます。このマニュアルでは,HDLMデバイスの論理デバイスファイル名をdlmfdrvn,SCSIデバイスの論理デバイスファイル名をhdisknで記載しています。
ここでは,HDLMデバイスの論理デバイスファイル名と,その作成先について説明します。
表2-4 HDLMのバージョンによるHDLMデバイスの論理デバイスファイルと物理ボリュームの関係の違い
HDLMのバージョン | HDLMデバイスの論理デバイスファイルと物理ボリュームの関係 |
---|---|
05-00以前 | HDLMデバイスの論理デバイスファイル(dlmfdrvn):物理ボリューム(hdiskn)=1:1 インスタンス番号は同一。 |
05-01以降 | HDLMデバイスの論理デバイスファイル(dlmfdrvn):物理ボリューム(hdiskn)=1:複数 インスタンス番号は異なる。 |
dlmfdrvnと,hdisknの対応は,HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行することで確認できます。