4.5.1 HDLM管理対象デバイスの変更

HDLM管理対象デバイスの追加,削除,および属性の変更をする手順を説明します。

この項の構成
(1) HDLM管理対象デバイスを追加する
(2) HDLM管理対象デバイスを削除する
(3) HDLM管理対象デバイスの属性を変更する

(1) HDLM管理対象デバイスを追加する

デバイスをシステムに接続して,次のコマンドを実行してください。

# cfgmgr

(2) HDLM管理対象デバイスを削除する

  1. 次のコマンドを実行して,削除するデバイス(hdisk名)を確認します。

    # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path

  2. 削除対象のデバイスを使用しているプロセス,およびサービスをすべて停止します。
  3. 次のコマンドを実行して,削除対象のデバイスを使用しているファイルシステムをアンマウントします。

    # umount ファイルシステムのマウントポイント

  4. 削除対象のデバイスをボリュームグループに登録している場合は,次のコマンドを実行して,そのボリュームグループを非活動化します。

    # varyoffvg ボリュームグループ名

  5. 次のコマンドを実行して,削除対象のデバイスを削除します。
    • すべてのデバイスを削除する場合

      # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmrmdev

    • 特定のデバイスを削除する場合

      # rmdev -dl hdisk名

  6. 次のコマンドを実行して,デバイスが削除されたことを確認します。

    # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path

    すべてのデバイスを削除した場合は,次のメッセージが表示されることを確認してください。

    KAPL01019-W The target path was not found. Operation name = view

    特定のデバイスを削除した場合は,削除したデバイス(hdisk名)が表示されていないことを確認してください。

(3) HDLM管理対象デバイスの属性を変更する

注意事項

パスに障害が発生しているときにchdevコマンドを実行すると,そのパスは削除されてしまいます。この場合,パスの障害が復旧したあとにcfgmgrコマンドを再度実行してから,下記の手順を実行してください。

  1. HDLMで使用しているボリュームグループを非活動化します。

    # varyoffvg ボリュームグループ名

  2. chdevコマンドを実行して属性を変更します。
    例として,待ち行列の深さとタイムアウト値を変更する場合を次に示します。

    # chdev -l hdisk名 -a queue_depth=8 -a rw_timeout=60

  3. HDLMで使用しているボリュームグループを活動化します。

    # varyonvg ボリュームグループ名