5.2 COPY登録集原文の引き込み

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 共通規則
(4) 注意事項
(5) 使用例

(1) 機能

登録集原文をソースプログラム中に引き込みます。

(2) 形式

COPY 原文名

(a) 原文名

登録集原文が登録されているファイルの名称(サフィックスを除く)を30文字以下の文字列で指定します。

(3) 共通規則

  1. SQL先頭子とSQL終了子で囲んでください。また,SQL終了子のあとには,行末まで何も記述しないでください。
  2. 登録集原文が登録されているディレクトリは,次に示す順位で検索されます。また,ディレクトリ内のファイルの検索優先順位も次のようになっています。
    ディレクトリの検索順位
    • 環境変数で登録したディレクトリ(COBOLの場合はEEXDBCBLLIB)
    • カレントディレクトリ
    ファイルの検索順位
    • 環境変数EEXDBCBLFIXで登録したサフィックスが付いたファイル
    • ファイル名.cbl
    • ファイル名.CBL
    • ファイル名.cob
  3. COPY文で引き込んだ登録集原文中にCOPY文を指定することはできません。
  4. 登録集原文は固定形式正書法で記述してください。

(4) 注意事項

COBOL言語のCOPY文およびINCLUDE文で,埋め込み変数,またはSQLの含まれた登録集原文を引き込まないでください。

(5) 使用例

登録集原文(ファイル名:SAMPLE)をソースプログラム中に引き込みます。

EXEC SQL
 COPY SAMPLE
END-EXEC.