1.8.2 エラーの自動判定と対処

WHENEVER文を使用すると,エラーが発生したかどうかを自動的に判定できます。WHENEVER文では,次に示す内容について判定できます。

なお,WHENEVER文の詳細については,「5.7 WHENEVER(埋め込み例外宣言)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) エラーが発生したかどうかの判定(SQLCODE<0)
(2) 検索する行がないかどうかの判定(SQLCODE=100)
(3) 正常終了時に警告情報があるかどうかの判定(SQLWARN0='W')

(1) エラーが発生したかどうかの判定(SQLCODE<0)

エラーが発生したかどうかを判定するために,SQLERRORを指定したWHENEVER文を使用してください。

エラーが発生したときに必要な処理を実装してください。

エラーの内容を参照する処理を実装すると,リターンコードと関連する情報を参照できます。

(2) 検索する行がないかどうかの判定(SQLCODE=100)

検索する行がないかどうかを判定するために,NOT FOUNDを指定したWHENEVER文を使用してください。

検索する行がなくなったときに必要な処理を実装してください。

(3) 正常終了時に警告情報があるかどうかの判定(SQLWARN0='W')

UAPの正常終了時に警告情報があるかどうかを判定するために,SQLWARNINGを指定したWHENEVER文を使用してください。

正常終了時に警告情報があったときに必要な処理を実装してください。