FETCH文または1行SELECT文を実行すると,そのINTO句に指定した標識変数には,次の表に示す値が設定されます。埋め込み変数にナル値が返された場合,埋め込み変数の値は保証されません。この場合,標識変数の指定がなければ,エラーになります。
表1-21 FETCH文または1行SELECT文で返される標識変数の値
項番 | 標識変数の値 | 対応する埋め込み変数が受け取る値 |
---|---|---|
1 | 負の値 | ナル値です。 |
2 | 0 | ナル値ではない値です。 |
FETCH文および1行SELECT文以外のSQLを実行する場合,そのSQLの実行前の標識変数には,次の表に示す値をUAPで設定してください。標識変数の値によって,SQLの実行時に対応する埋め込み変数の値を使用してください。
表1-22 SQL実行前に設定する標識変数の値
項番 | 標識変数の値 | 対応する埋め込み変数がSQLに渡す値 |
---|---|---|
1 | -1 | ナル値です。埋め込み変数が持っている値は無視されます。 |
2 | 0 | ナル値ではない値です。 |
3 | 上記以外の値 | SQL実行時にエラーとなります。 |