4.1 CLOSEカーソルのクローズ

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 共通規則
(4) 注意事項
(5) 使用例

(1) 機能

カーソルを閉じ,FETCH文による検索結果の取り出しを終わらせます。

(2) 形式

CLOSE文::=CLOSE カーソル名

(a) カーソル名

閉じるカーソル名を指定します。閉じるカーソルとは,OPEN文で開いているカーソルです。

(3) 共通規則

  1. 開いた状態のカーソルを指定してください。
  2. トランザクションが終了した場合,その時点で開いているカーソルはすべて閉じられます。また,暗黙的にデータベースへの更新が無効にされて中断状態になった場合にも,カーソルはすべて閉じられます。

(4) 注意事項

カーソル名は,埋め込み変数名と同様に,コンパイル単位のモジュール内で有効な名前です。同じカーソルに対する複数のSQLを,複数のモジュールにわたって使用できません。したがって,SQL中にカーソル名を指定している場合は,そのカーソル名をプリプロセスするUAPソース中で宣言する必要があります。

(5) 使用例

カーソル(CR1)を閉じます。

CLOSE CR1