2.3 表式

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 構文規則
(4) 一般規則
(5) 指定例

(1) 機能

検索の対象となる一つまたは複数の表を指定します。

また,表を検索または結合するときの条件(探索条件)が指定できます。

表式は問合せ指定中に指定します。

(2) 形式

表式::=FROM句
    〔WHERE句〕

(a) FROM句

FROM句については,「2.4 FROM句」を参照してください。

(b) WHERE句

WHERE句については,「2.5 WHERE句」を参照してください。

(3) 構文規則

表式の結果は,i番目の列の記述子がFROM句で指定した表のi番目の列の記述子と等しい導出表になります。

(4) 一般規則

WHERE句を省略した場合,表式の結果はFROM句の結果になります。

それ以外の場合は,指定した各句の結果が直後に指定した句に適用されて,表式の結果は,最後に指定した句の結果になります。

(5) 指定例

SELECT文中で表式を指定した例を次に示します。

SELECT "GNO" FROM "ZAIKO"
WHERE "GENKA" >= 25000

下線部分が表式の部分です。