WHERE句に指定した探索条件中で比較できるデータ型の組み合わせを次の表に示します。WHERE句については,「2.5 WHERE句」を参照してください。
ここでの比較は,ユニークインデクスの重複キーチェック,およびORDER BY句にも適用されます。
表1-11 比較できるデータ型の組み合わせ
項番 | データ型 | 数データ | 文字データ | 時刻印データ | 行IDデータ |
---|---|---|---|---|---|
1 | 数データ | ○ | × | × | × |
2 | 文字データ | × | ○ | × | × |
3 | 時刻印データ | × | × | ○ | × |
4 | 行IDデータ | × | × | × | ○ |
比較するデータのデータ型が異なる場合は,範囲の広い方のデータ型で比較されます。範囲の広さの順を次に示します。
DECIMAL>INTEGER>SMALLINT
小数秒のけた数が異なる場合は,精度の高い方にそろえて,拡張した小数秒部分に0を補って比較されます。
行IDデータは,WHERE句中の比較述語(=)にだけ指定できます。
INSERTの挿入値またはUPDATEの更新値として,指定できるデータ型の組み合わせを次の表に示します。ただし,埋め込み変数,および標識変数を使用して格納代入を行う場合には,代入先と代入元のデータ型をそろえてください。埋め込み変数,および標識変数については,「1.6 変数(埋め込み変数および標識変数)」を参照してください。
表1-12 格納代入できるデータ型の組み合わせ
項番 | 代入元のデータ型 | 代入先のデータ型 | |||
---|---|---|---|---|---|
数データ | 文字データ | 時刻印データ | 行IDデータ | ||
1 | 数データ | ○ | × | × | × |
2 | 文字データ | × | ○ | × | × |
3 | 時刻印データ | × | × | ○ | × |
4 | 行IDデータ | × | × | × | × |
INSERTの挿入値またはUPDATEの更新値として,行IDデータは使用できません。
検索結果を受け取る場合,代入先と代入元のデータ型をそろえてください。