2.8.3 比較述語

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 述語が真となる場合
(3) 規則

(1) 形式

比較述語::=比較演算項 比較演算子 比較演算項
比較演算子::={=|<>|!=|^=|<|<=|>|>=}
比較演算項::=値式

(2) 述語が真となる場合

左右の比較演算項が,比較条件を満たす場合に真となります。

なお,比較演算項のどれかがナル値の場合は不定となります。

(3) 規則

  1. 比較述語を「比較演算項X 比較演算子 比較演算項Y」として,比較演算子の意味を次の表に示します。

    表2-1 比較演算子の意味

    項番比較演算子の指定意味
    1比較演算項X = 比較演算項Y比較演算項Xと比較演算項Yが等しい。
    2比較演算項X <> 比較演算項Y
    比較演算項X != 比較演算項Y
    比較演算項X ^= 比較演算項Y
    比較演算項Xと比較演算項Yが等しくない。
    3比較演算項X < 比較演算項Y比較演算項Xが比較演算項Yより小さい。
    4比較演算項X <= 比較演算項Y比較演算項Xが比較演算項Y以下である。
    5比較演算項X > 比較演算項Y比較演算項Xが比較演算項Yより大きい。
    6比較演算項X >= 比較演算項Y比較演算項Xが比較演算項Y以上である。
  2. 左右の比較演算項のデータ型は比較できるデータ型にしてください。
  3. 数データ同士の比較で,比較するデータのデータ型が異なる場合は,範囲の広い方のデータ型で比較します。範囲の広さの順を次に示します。
    DECIMAL>INTEGER>SMALLINT
  4. 比較演算項の結果がナル値の場合,その比較結果は不定となります。
  5. 比較できるデータについては,「1.3.2 比較,代入できるデータ型」を参照してください。
  6. 比較演算子の両側に,埋め込み変数,標識変数だけの比較演算項は指定できません。
  7. 値式にROWID型のデータを指定した場合は,比較演算子の「=」だけ指定できます。また,特殊レジスタの行IDと比較できる値式は,変数(埋め込み変数,標識変数)だけです。