高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache SQLプログラミング

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1.9.2 SQL連絡領域の内容

SQL連絡領域の内容を次の表に示します。

表1-25 SQL連絡領域の内容

レベル番号 連絡領域名 データ型 長さ
(バイト)
内容
1 SQLCA 624 SQL連絡領域全体の名前を表します。
2 SQLCAID 8 SQLCAIDC領域,SQLCAIDS領域およびSQLCAIDE領域の内容を値として持ちます。
3 SQLCAIDC 文字 5 SQL連絡領域である文字列('SQLCA')が設定されます。
3 SQLCAIDS 文字 2 予備
3 SQLCAIDE 文字 1 予備
2 SQLCABC 整数 8 SQL連絡領域の長さ(624)が設定されています。
2 SQLCODE 整数 8 SQL実行後にXDBから返されるリターンコードを受け取る領域です。リターンコードには次に示す意味があります。
0:正常に終了しました。
正:正常に終了しましたが,メッセージ情報があります。
負:正常に終了していません。
2 SQLERRM 512 SQLERRML領域,SQLERRMC領域の内容を値として持ちます。
3 SQLERRML 整数 2 SQLERRMC領域に返されるメッセージの長さを示します。
3 SQLERRMC 文字 510 SQLCODE領域に返されるリターンコードに対応するメッセージが設定されます。メッセージの文字コードはシフトJISです。
2 SQLERRP 文字 8 予備
2 SQLERRD 整数 8×6 XDBの内部状態を示す領域です。
SQLERRD(1):未使用
SQLERRD(2):未使用
SQLERRD(3):次のどれかの値が返されます。
  • SELECT文で取り出した行数
  • UPDATE文で更新した行数
  • DELETE文で削除した行数
  • INSERT文で挿入した行数
  • FETCH文で取り出した行数
SQLERRD(4):未使用
SQLERRD(5):未使用
SQLERRD(6):未使用
2 SQLWARN0 文字 1 SQLWARN1〜SQLWARN Fの領域のどれかに警告フラグ('W')が設定された場合に'W'が設定されます。それ以外の場合は,空白が設定されます。
2 SQLWARN1 文字 1 予備
2 SQLWARN2 文字 1 予備
2 SQLWARN3 文字 1 検索結果の列の数と,その検索結果を受け取る埋め込み変数の数が一致しない場合,'W'が設定されます。それ以外の場合は,空白が設定されます。
2 SQLWARN4 文字 1 予備
2 SQLWARN5 文字 1 予備
2 SQLWARN6 文字 1 暗黙的にデータベースへの更新が無効にされて中断状態になった場合に,'W'が設定されます。それ以外の場合は,空白が設定されます。
2 SQLWARN7 文字 1 予備
2 SQLWARN8 文字 1 予備
2 SQLWARN9 文字 1 予備
2 SQLWARNA 文字 1 予備
2 SQLWARNB 文字 1 予備
2 SQLWARNC 文字 1 予備
2 SQLWARND 文字 1 予備
2 SQLWARNE 文字 1 予備
2 SQLWARNF 文字 1 予備
2 SQLCASYS 文字 16 予備
(凡例)
−:該当しません。