高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache SQLプログラミング

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1.6.3 標識変数の値の設定

<この項の構成>
(1) データを受け取る場合(FETCH文または1行SELECT文のINTO句)
(2) データを渡す場合(FETCH文および1行SELECT文のINTO句以外)

(1) データを受け取る場合(FETCH文または1行SELECT文のINTO句)

FETCH文または1行SELECT文を実行すると,そのINTO句に指定した標識変数には,次の表に示す値が設定されます。埋め込み変数にナル値が返された場合,埋め込み変数の値は保証されません。この場合,標識変数の指定がなければ,エラーになります。

表1-21 FETCH文または1行SELECT文で返される標識変数の値

項番 標識変数の値 対応する埋め込み変数が受け取る値
1 負の値 ナル値です。
2 0 ナル値ではない値です。

(2) データを渡す場合(FETCH文および1行SELECT文のINTO句以外)

FETCH文および1行SELECT文以外のSQLを実行する場合,そのSQLの実行前の標識変数には,次の表に示す値をUAPで設定してください。標識変数の値によって,SQLの実行時に対応する埋め込み変数の値を使用してください。

表1-22 SQL実行前に設定する標識変数の値

項番 標識変数の値 対応する埋め込み変数がSQLに渡す値
1 -1 ナル値です。埋め込み変数が持っている値は無視されます。
2 0 ナル値ではない値です。
3 上記以外の値 SQL実行時にエラーとなります。