XDBを開始するときに,XDBは共用メモリ上にデータベースを作成してデータを展開します。この処理をインポートといいます。
共用メモリ上にデータを展開するときの処理の流れを次の図に示します。
図2-5 共用メモリ上にデータを展開するときの処理の流れ
![[図データ]](figure/zu020060.gif)
- 説明
- XDBサービス定義のeexdbareaオペランドの指定に従って,DBエリアを共用メモリ上に作成します。
- 定義系SQL文記述ファイルの指定に従って,表およびインデクスを定義します。
- 入力データファイルを読み込んで,データを表用DBエリアにインポートします。インデクスが定義されている場合は,インデクスのデータを作成してインデクス用DBエリアにインポートします。
- ■XDBサービス定義のeexdbareaオペランド
- DBエリアの定義を行い,DBエリアの種類や,大きさを設定するためのオペランドです。詳細については,「6.5 XDBサービス定義の作成」を参照してください。
- ■定義系SQL文記述ファイル
- CREATE TABLE文とCREATE INDEX文を記述したファイルです。ユーザは,XDBを開始する前にこのファイルを作成しておく必要があります。
- 詳細については,「6.6 定義系SQL文記述ファイルの作成(表およびインデクスの定義)」を参照してください。
- ■入力データファイル
- 表データを格納したCSV形式のファイルです。
- XDBは,インポート制御ファイルの指定に従って,入力データファイルを読み込みます。インポート制御ファイルとは,どの表にどの入力データファイルを読み込むかという情報を定義したファイルです。ユーザは,XDBを開始する前にインポート制御ファイルを作成しておく必要があります。
- インポート制御ファイルの詳細については,「6.7 インポート制御ファイルおよびエクスポート制御ファイルの作成」を参照してください。
XDBは,ここで説明した流れに従って,XDBを開始するたびに共用メモリ上にデータベースを作成してデータを展開します。