2.6 待機系との連携による障害対策

XDBでは,障害に備えてデータベースを三重化しています。障害が発生した場合,2台ある待機系のうち1台を実行系に切り替えてオンライン処理を続行します。

ここでは,障害によってTP1/EEのプロセスダウンが発生した場合の処理について説明します。3台構成のときの処理と,障害によって2台構成になったときの処理についてそれぞれ説明します。

待機系との連携による障害対策は,XTCおよびHAモニタと連携して行います。XTCについては,マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」の「CL連携による系切り替え機能」を,HAモニタについては,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)編」を参照してください。

参考
XTCとHAモニタの連携によって,高信頼性と高可用性を実現するクラスタリングのことをCL連携といいます。CL連携の詳細については,マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」を参照してください。
<この節の構成>
2.6.1 3台構成の場合にTP1/EEのプロセスダウンが発生したときの処理
2.6.2 2台構成の場合にTP1/EEのプロセスダウンが発生したときの処理