eexdbimport表データのインポート

注意
このコマンドは,XTCのCLサーバのシミュレート機能を使用しているときに実行できます。通常は使用できません。CLサーバのシミュレート機能については,マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」を参照してください。

機能

表にデータを格納します。入力データファイルまたはエクスポートファイルを入力データとし,表単位にインポート処理を行います。

データをインポートする表にインデクスが定義されている場合は,表のインポート処理が完了したあとにインデクスが作成されます。

コマンドの形式

eexdbexport -g サービスグループ名
         〔-d〕
         〔-k 囲み文字〕
         〔-s 区切り文字〕
         〔-b ソートバッファサイズ〕
         〔-i 処理経過メッセージの出力契機間隔〕
         〔-w 一時ファイルを作成するディレクトリパス名〕
         〔-R コマンド処理打ち切り時間〕
           処理対象表識別子
           入力データファイル名

オプションおよび引数の説明

●-g サービスグループ名

  ~〈識別子〉((1~31文字))
対象となるTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-d

  
作成モードでインポートを実行する場合に指定します。
省略した場合は,追加モードが仮定されます。
作成モードの場合は,表に格納されているデータをすべて削除してから,入力データを格納します。
追加モードの場合は,表に格納されているデータを変更しないで,入力データを追加します。

●-k 囲み文字

  ~〈文字列〉《"》
入力データファイル中の列データを囲む文字を指定します。この指定を省略した場合は,囲み文字として二重引用符(")が仮定されます。
このオプションを指定するときの規則を次に示します。
  • ストローク(|)のように,シェルが別の意味で使用している特殊文字を指定する場合は,二重引用符(")またはアポストロフィ(')で囲んで指定してください。
  • 次に示す文字は指定できません。
    ・2バイト以上の文字列
    ・マルチバイト文字
    ・半角空白
    ・タブ
    ・アスタリスク(*)
    ・区切り文字と同じ文字(区切り文字は-sオプションで指定します)
このオプションの指定例を次に示します。
(例)ストローク(|)を指定する場合の指定例

eexdbimport …-k '|' …

●-s 区切り文字

  ~〈文字列〉《,》
入力データファイル中の列データを区切る文字を指定します。この指定を省略した場合は,区切り文字としてコンマ(,)が仮定されます。
このオプションを指定するときの規則を次に示します。
  • ストローク(|)のように,シェルが別の意味で使用している特殊文字を指定する場合は,二重引用符(")またはアポストロフィ(')で囲んで指定してください。
  • 次に示す文字は指定できません。
    ・2バイト以上の文字列
    ・マルチバイト文字
    ・英大文字(A~Z),英小文字(a~z),数字(0~9)
    ・アスタリスク(*)
    ・二重引用符(")
    ・下線(_)
    ・囲み文字と同じ文字(囲み文字は-kオプションで指定します)
このオプションの指定例を次に示します。
(例)ストローク(|)を指定する場合の指定例

eexdbimport …-s '|' …

●-b ソートバッファサイズ

  ~〈符号なし整数〉((128~2097152))《1024》(単位:キロバイト)
インデクス作成処理で使用するソートバッファサイズをキロバイト単位で指定します。

●-i 処理経過メッセージの出力契機間隔

  ~〈符号なし整数〉((0~1000))《0》(単位:1000行)
TP1/EEのメッセージログに出力する処理経過メッセージの出力契機間隔を1000行単位で指定します。例えば,1を指定すると,インポート処理が1000行終わるごとにTP1/EEのメッセージログに処理経過メッセージが出力されます。0を指定した場合は,処理経過メッセージは出力されません。

●-w 一時ファイルを作成するディレクトリパス名

  ~〈パス名〉((1~400文字))
一時ファイルを作成するディレクトリ名を絶対パス名で指定します。パス名の最後のスラッシュ(/)は指定しないでください。
この指定を省略した場合は,次の優先順位でディレクトリが決定されます。
  1. XDBサービス定義のxdb_import_work_directoryオペランドで指定したディレクトリ
  2. XDB側のカレントディレクトリ
このオプションを指定するときの規則を次に示します。
  • パス名として指定できる文字は,英数字,スラッシュ(/),ピリオド(.),下線(_),#,@,~,コロン(:),および半角空白です。パス名にこれら以外の文字列が含まれている場合は,そのパス名をこのオプションに指定できません。
  • 半角空白を含むパス名を指定する場合は,アポストロフィ(')と二重引用符(")で囲んで指定してください。
  • 実行カレントディレクトリからの相対パスは指定できません。
  • パス名に全角文字が含まれている場合,そのパス名をこのオプションに指定できません。
 
このディレクトリ下に作成される一時ファイルの見積もり式については,「6.7 インポート制御ファイルおよびエクスポート制御ファイルの作成」の「インポート制御ファイルの作成」を参照してください。

●-R コマンド処理打ち切り時間

  ~〈符号なし整数〉((1~6000))《60》(単位:分)
コマンド処理の打ち切り時間を分単位で指定します。
デフォルトの60分(1時間)でインポート処理が終わらない場合は,打ち切り時間の指定を長くしてください。インポート処理に1時間も掛からない場合は,打ち切り時間の指定を短くしてください。
コマンドが実行されている間,TP1/EEのサービスが実行できないことがあります。そのため,コマンド処理の打ち切り時間を適切に設定する必要があります。

●処理対象表識別子

  ~〈識別子〉
データをインポートする表の表識別子を指定します。
なお,/,",空白などの英数字以外の文字が表識別子に含まれている場合,表識別子をアポストロフィ(')と二重引用符(")で囲んで指定してください。指定例を次に示します。
(例)'"table/shouhin"'

●入力データファイル名

  ~〈パス名〉((1~510文字))
入力データファイル名を絶対パス名で指定します。
このオプションを指定するときの規則を次に示します。
  • パス名として指定できる文字は,英数字,スラッシュ(/),ピリオド(.),下線(_),#,@,~,コロン(:),および半角空白です。パス名にこれら以外の文字列が含まれている場合は,そのパス名をこのオプションに指定できません。
  • 半角空白を含むパス名を指定する場合は,アポストロフィ(')と二重引用符(")で囲んで指定してください。
  • 実行カレントディレクトリからの相対パスは指定できません。
  • パス名に全角文字が含まれている場合,そのパス名をこのオプションに指定できません。
入力データファイルの入力形式については,「6.8.1 入力データファイルの形式」を参照してください。

リターンコード

eexdbimportコマンドのリターンコードを次に示します。

0:正常終了

0以外:異常終了

注意事項

eexdbimportコマンドに関する注意事項を次に示します。