6.6 定義系SQL文記述ファイルの作成(表およびインデクスの定義)
XDBを開始する前に,CREATE TABLE文およびCREATE INDEX文を記述した定義系SQL文記述ファイルを作成しておきます。
定義系SQL文記述ファイルに記述されたSQLに従って,XDBの開始時に表やインデクスが定義されます。
- <この節の構成>
- (1) 記述形式
- (2) 記述規則
- (3) 記述例
- (4) 注意事項
(1) 記述形式
定義系SQL文記述ファイルには,CREATE TABLE文およびCREATE INDEX文を記述します。CREATE TABLE文およびCREATE INDEX文の記述形式については,マニュアル「TP1/EE/Extended Data Cache SQLプログラミング」を参照してください。
(2) 記述規則
定義系SQL文記述ファイルの記述規則について次に示します。
- 注釈を記述できます。注釈とする行の先頭に「#COMMENT」を付与し,注釈の末尾にセミコロン(;)を記述してください。注釈の形式を次に示します。
- 一つの定義文は,複数行にわたって記述できます。
- 定義文を複数行にわたって記述する場合,記述途中には注釈を記述できません。
- 定義文の末尾には必ず改行を入れてください。
- 文字コードはシフトJISで記述してください。
- SQL文の末尾にはセミコロン(;)を付与してください。
- SQL文および注釈の末尾にあるセミコロン(;)の後ろから改行までは注釈として扱われます。
- ファイルサイズの上限は2147483647バイトとなります。
(3) 記述例
定義系SQL文記述ファイルの記述例を次に示します。
#COMMENT Table Definition;
CREATE FIX TABLE "INSHOKU"
("SID" INT,
"TEL_NO" CHAR(10),
"POST_CODE" CHAR(7),
"ADDRESS" CHAR(300))
IN DBAREA01; |
(4) 注意事項
定義系SQL文記述ファイルの作成に関する注意事項を次に示します。
- 定義系SQL文記述ファイルに記述したSQLは,記述した順番に処理されるため,表とインデクス定義の記述順序に注意してください。例えば,表定義よりもその表のインデクス定義を先に記述するとエラーとなります。
- 定義系SQL文記述ファイルに記述したSQLの文法に誤りがあった場合,XDBは開始されません。
- XDBの稼働中は表またはインデクスを定義できません。