6.8.1 入力データファイルの形式
(1) 入力データファイルの入力形式
数データも文字で記述してください。XDBが,データをXDBの内部形式に変換して格納するため,XDB以外のシステムのデータも利用できます。
(2) 規則
- ファイルの1行に対して,表の1行のデータを記述してください。行の終わりには改行(NL)または復帰改行(CR/NL)を記述してください。
- 入力データの1行の最大長は512メガバイトです。512メガバイトを超えると,ファイル入力エラーとなります。
- EOF制御文字は記述できません。
- 列データと列データの間は,区切り文字で区切ってください。この区切り文字をインポート制御ファイルの区切り文字に指定します。
- CHARACTER型およびTIMESTAMP型のデータは,囲み文字で囲んでください。この囲み文字をインポート制御ファイルの囲み文字に指定します。
- 囲み文字を指定する場合は,区切り文字と囲み文字を連続して指定してください。区切り文字と囲み文字の間に半角空白があると,半角空白はデータとして扱われるため,囲み文字の指定エラーになったり,囲み文字を含むデータが格納されたりすることがあります。
- 囲み文字と同じ値をデータとして扱う場合は,その囲み文字を2個連続で記述してください。例えば,アポストロフィ(')が囲み文字の場合は,連続した2個のアポストロフィをアポストロフィで囲み「''''」と記述してください。
- 入力データは,XDBサービス定義のxdb_langオペランドで指定した文字コードで記述してください。
(3) データの記述形式
囲み文字を二重引用符(")とした場合の,各データ型に対する列データの記述形式を次の表に示します。
表6-4 列データの記述形式
項番 | データ型 | 列データの記述形式 |
---|
1 | 数データ | INTEGER※1,※2 | 数値を文字で記述します。 マイナスには,"-"符号を付けます。 小数点は,整数.小数で記述します。
- 整数(例:-1234,…,0,…,1234)
- 小数点(例:-1.56,…,0,…,1.56)
|
2 | DECIMAL※3,※2 |
3 | 時刻印データ | TIMESTAMP※4 | "YYYY-MM-DD hh:mm:ss〔.nn…n〕"の形式で,文字,または前後を囲み文字で囲んである文字で記述します。 (例:2008-07-08△11:03:58,"2008-07-08△11:03:58.12") 年(YYYY),月(MM),日(DD)をハイフン(-)で結び,半角空白(△)を含め,時(hh),分(mm),秒(ss)をコロン(:)で結びます。そのときに,年(YYYY),月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),秒(ss)がけた数に満たない場合は,足りないけた数分だけ左側に0を補ってください。 小数秒精度を表現する場合,秒(ss)と小数秒(nn…n)の間を,ピリオド(.)で結びます。小数秒精度を省略し,ピリオドだけを指定すると,小数秒精度が0のデータとして処理されます。小数部が定義したけた数に満たない場合は0が仮定され,長ければ切り捨てられます。小数秒精度が7以上の場合はエラーとなります。 |
4 | 文字データ | CHARACTER※5 | 文字,または前後を囲み文字で囲んである文字で記述します。 文字は左詰めで記述してください。 (例:abcdef,ABCDEF,"abcdef","ABCDEF") |
- 注※1
- INTEGERに対して,小数点を持つデータは記述できません。記述した場合はエラーとなります。
- 注※2
- データ中の半角空白,およびタブは削除されます。
- 注※3
- DECIMALに対して,入力データの小数部のけたが多い場合は切り捨てられます。ただし,33文字以上のデータ(半角空白,タブを除く),または整数部と小数部の数字の合計が30文字以上(整数部の前0を除く)入力された場合はエラーとなります。
- 注※4
- TIMESTAMP型の小数秒部のけた数を指定した場合の格納方法を次に示します。
![[図データ]](figure/zu068010.gif)
- 注※5
- 入力データが定義長に満たない場合は,半角空白が残り部分に格納されます。