eexdbshmrm(共用メモリの解放)
機能
XDBが確保しているすべての共用メモリを解放します。例えば,次のような場合にこのコマンドを使用します。
- XDBが終了したあと,DBエリアが使用している共用メモリを解放したい場合
- TP1/EEプロセスが異常終了したあと,DBエリアが使用している共用メモリを解放したい場合
このコマンドはXDBの稼働中に実行できません。
なお,通常は,XDBが終了したあとに,DBエリアが使用する共用メモリは解放されません。詳細については,「2.3.2 メモリ上のデータの保存」を参照してください。
コマンドの形式
eexdbshmrm -g サービスグループ名〔,サービスグループ名〕…
オプションの説明
●-g サービスグループ名〔,サービスグループ名〕…
- ~〈識別子〉((1~31文字))
- 対象となるTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。サービスグループ名は,最大10個指定できます。
- サービスグループ名を複数指定した場合,指定した順序でサービスグループの共用メモリを解放します。そのとき,あるサービスグループで共用メモリの解放に失敗した場合,次のサービスグループの共用メモリの解放処理を行います。この場合,コマンドのリターンコードは0以外になります。
リターンコード
eexdbshmrmコマンドのリターンコードを次に示します。
- 0:正常終了
- 0以外:異常終了
注意事項
eexdbshmrmコマンドに関する注意事項を次に示します。
- eexdbshmrmコマンドは,対象となるTP1/EEプロセスのサービス実行処理が停止した状態で実行してください。サービス実行処理を停止しない状態で,eexdbshmrmコマンドを実行するとエラーになります。
- オプションの指定に誤りがある場合,コマンドはエラーになります。この場合,共用メモリの解放処理は一切行われません。