3.4.2 ページサイズを決めるときの考慮点
(1) 表用DBエリアの場合
表用DBエリアのページサイズを決めるときの考慮点を次に示します。
- ページサイズは,基本行が格納できる長さが最低限必要となります。一つのDBエリアに複数の表を格納する場合は,表の中で最大の基本行が格納できる長さにしてください。基本行が格納できる長さがない場合,XDBの開始時にエラーとなり,XDBを開始できません。
基本行の長さの求め方については,「3.5(3)(b)データ長一覧」を参照してください。
- 1ページ中に格納できる最大行数は255行です。そのため,行長の合計に比べてページサイズが大き過ぎると,使用できないむだな領域が発生し,データの格納効率が悪くなります。
例えば,行長が100バイトのときに,1ページに格納できるデータは,最大「100バイト×255行=25500バイト」となります。このとき,ページサイズを32768バイトとすると,「32768バイト-25500バイト=7268バイト」の領域が,使用できないむだな領域になります。
(2) インデクス用DBエリアの場合
ページ長は基本的に大きくしてください。インデクスを定義した列や,SQLの発行内容を考慮して最適なページ長を決定してください。
(3) 作業表用DBエリアの場合
作業表用DBエリアには,表とインデクスを一緒に格納するため,データページとインデクスページの両方の観点からページサイズを検討する必要があります。
作業表の構成列,および作業表に定義されるインデクスの構成列については,「4.3.4 作業表を作成するSQL」を参照してください。