2.2.4 DBエリアが作成されるメモリ領域

DBエリアの種類によって,DBエリアが作成されるメモリ領域や,領域の確保および解放タイミングが異なります。

<この項の構成>
(1) 作業表用DBエリア以外のDBエリアの場合
(2) 作業表用DBエリアの場合

(1) 作業表用DBエリア以外のDBエリアの場合

XDBの開始時に,DBエリアが共用メモリ上に作成されます。

また,DBエリアの自動増分時にも,必要となる分の共用メモリが確保されます。DBエリアの自動増分については,「2.2.5 DBエリアの自動増分」を参照してください。

なお,一度確保された共用メモリはXDBを終了しても解放されません。詳細については,「2.3.2 メモリ上のデータの保存」を参照してください。

(2) 作業表用DBエリアの場合

作業表用DBエリアはほかのDBエリアと異なり,プロセス固有メモリ上に作成されます。XDBの開始時にはプロセス固有メモリは確保されません。作業表を作成するSQLが実行されたときに,プロセス固有メモリは動的に確保されます。

作業表を作成するSQLが終了したとき,または同期点処理が行われたときに,確保したプロセス固有メモリは解放されます。