取得する情報が決まると,出力されるXDBトレース情報量が決まります。XDBトレース情報量の見積もり式を次に示します。この計算結果を基に,XDBトレース情報ファイルの1ファイルの容量と世代数を決めてください。1ファイルの容量はxdb_trace_file_sizeオペランドに,世代数はxdb_trace_file_numberオペランドに指定します。
計算式
- 変数の説明
- a:TP1/EEのユーザサービス関連定義のserviceオペランドに指定したサービス名の数
- n:XDBトレース情報を取得するトランザクション数
- T:トランザクションごとのXDBトレース情報の容量(計算式を次に示します)
SQLトレース情報の容量+SQL単位情報の容量+パラメタトレース情報の容量+アクセスパス情報の容量 |
- 各情報の容量計算式は,(a)以降で説明しています。
(a) SQLトレース情報の容量見積もり
SQLトレース情報の容量見積もり式を次に示します。
計算式
- 変数の説明
- a:オペレーション実行回数
- n:SQLの発行回数
- ■オペレーション実行回数の数え方
- 該当するトランザクション内のオペレーション実行回数を数えてください。
- 検索系SQLの場合:SQL発行回数1に対して,FETCH回数+3回と数えます。
- 更新系SQLの場合:SQL発行回数1に対して,2回と数えます。
- ■SQLの発行回数の数え方
- 該当するトランザクション内のSQL発行回数を数えてください。
- 検索系SQLの場合:
- カーソルを使用した検索では,カーソルオープンからカーソルクローズまでを1回と数えます。
- 1行SELECT文は発行のたびに1回と数えます。
- 更新系SQLの場合:
- INSERT文,UPDATE文,DELETE文は,発行のたびに1回と数えます。
(b) SQL単位情報の容量見積もり
SQL単位情報の容量見積もり式を次に示します。
計算式
- 変数の説明
- a:オペレーション実行回数
- n:SQLの発行回数
(c) パラメタトレース情報の容量見積もり
パラメタトレース情報の容量見積もり式を次に示します。
計算式
- 変数の説明
- a:SQLの発行回数
- b:1SQL中の入力データ数
- c:FETCH実行回数
- d:1SQL中の検索データ数
- 変数情報量:計算式を次に示します。
100+(128×↑MIN(32008,入力データまたは検索データの実データ長)÷16↑) |
(d) アクセスパス情報の容量見積もり
アクセスパス情報の容量見積もり式を次に示します。
計算式
- 注※
- SQLのテキスト長は,xdb_sql_accesspath_out=Y,xdb_sql_trace_out=Nの場合に加算します。
- 変数の説明
- n:SQLの発行回数
- 1SQLごとのアクセスパス情報量:計算式を次に示します。
1300×SQL中に指定した表の数+130×WHERE句に指定した述語の数+1600 |