6.8.1 入力データファイルの形式

入力データファイルはCSV形式で作成します。ここでは,入力データファイルの作成規則について説明します。

<この項の構成>
(1) 入力データファイルの入力形式
(2) 規則
(3) データの記述形式

(1) 入力データファイルの入力形式

数データも文字で記述してください。XDBが,データをXDBの内部形式に変換して格納するため,XDB以外のシステムのデータも利用できます。

(2) 規則

(3) データの記述形式

囲み文字を二重引用符(")とした場合の,各データ型に対する列データの記述形式を次の表に示します。

表6-4 列データの記述形式

項番データ型列データの記述形式
1数データINTEGER※1,※2数値を文字で記述します。
マイナスには,"-"符号を付けます。
小数点は,整数.小数で記述します。
  • 整数(例:-1234,…,0,…,1234)
  • 小数点(例:-1.56,…,0,…,1.56)
2DECIMAL※3,※2
3時刻印データTIMESTAMP※4"YYYY-MM-DD hh:mm:ss〔.nn…n〕"の形式で,文字,または前後を囲み文字で囲んである文字で記述します。
(例:2008-07-08△11:03:58,"2008-07-08△11:03:58.12")
年(YYYY),月(MM),日(DD)をハイフン(-)で結び,半角空白(△)を含め,時(hh),分(mm),秒(ss)をコロン(:)で結びます。そのときに,年(YYYY),月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),秒(ss)がけた数に満たない場合は,足りないけた数分だけ左側に0を補ってください。
小数秒精度を表現する場合,秒(ss)と小数秒(nn…n)の間を,ピリオド(.)で結びます。小数秒精度を省略し,ピリオドだけを指定すると,小数秒精度が0のデータとして処理されます。小数部が定義したけた数に満たない場合は0が仮定され,長ければ切り捨てられます。小数秒精度が7以上の場合はエラーとなります。
4文字データCHARACTER※5文字,または前後を囲み文字で囲んである文字で記述します。
文字は左詰めで記述してください。
(例:abcdef,ABCDEF,"abcdef","ABCDEF")
注※1
INTEGERに対して,小数点を持つデータは記述できません。記述した場合はエラーとなります。
注※2
データ中の半角空白,およびタブは削除されます。
注※3
DECIMALに対して,入力データの小数部のけたが多い場合は切り捨てられます。ただし,33文字以上のデータ(半角空白,タブを除く),または整数部と小数部の数字の合計が30文字以上(整数部の前0を除く)入力された場合はエラーとなります。
注※4
TIMESTAMP型の小数秒部のけた数を指定した場合の格納方法を次に示します。
[図データ]
注※5
入力データが定義長に満たない場合は,半角空白が残り部分に格納されます。