4.1.3 SQLプールサイズの見積もり

次に示す計算式からSQLプールサイズの概算値を見積もってください。ここで計算した値をXDBサービス定義のxdb_sqlpool_sizeオペランドに指定します。

計算式

[図データ]
変数の説明
a:SQLのアクセスパス情報サイズ
アクセスパス情報サイズは,SQL単位情報で確認できます。SQL単位情報については,「7.5.4 SQL単位情報に表示される項目」を参照してください。
b:SQLのテキスト長
c:スレッド数(処理スレッド数+予備スレッド数)
n:頻繁に実行するSQLの数

 

SQLプール機能は,スレッドごとにメモリを割り当てて,スレッドごとに独立して動作します。そのため,前記の計算式から求めたSQLプールサイズはスレッドごとに等分されて割り当てられます。したがって,各スレッドに割り当てられるSQLプールサイズは次に示す大きさになります。

計算式

(d÷e)×1024  (単位:バイト)

変数の説明
d:xdb_sqlpool_sizeオペランドの値
e:スレッド数(処理スレッド数+予備スレッド数)

注意
各スレッドに割り当てられるSQLプールサイズが1024バイト以上になるようにしてください。各スレッドに割り当てられるSQLプールサイズが1023バイト以下の場合,SQLプール機能は動作しません。