9.2 実行系孤立状態になったときの対処方法

実行系孤立状態になった場合,XDBはメモリダンプをメモリダンプファイルに出力して停止します。メモリダンプが出力されたあとに,次に示すコマンドを実行して,メモリダンプファイルから表データを抽出し,エクスポートファイルに出力してください。

eexdbexttbl -f メモリダンプファイル名〔-k 囲み文字〕〔-s 区切り文字〕処理対象表識別子
エクスポートファイル名

表データの抽出は表ごとに行います。そのため,表データを抽出する必要がある表の数だけ,このコマンドを実行する必要があります。

eexdbexttblコマンドについては,「10.運用コマンド」の「eexdbexttbl(メモリダンプファイルからの表データの抽出)」を参照してください。

注意
複数の表に対してeexdbexttblコマンドを実行する場合は,表ごとに異なるエクスポートファイル名を指定してください。同じエクスポートファイル名を指定すると,前のエクスポートファイルが上書きされてしまいます。
メモリダンプファイルの出力先
メモリダンプファイルの出力先を次に示します。
  • ディレクトリ名:$DCDIR/spool/dceeinf/hamdump
  • ファイル名:サービスグループ名_ノードID_ランID_CL通番_xdb_コミット通番
    ランID:16進数8けた固定
    CL通番:16進数16けた固定
    コミット通番:16進数16けた固定

注意
メモリダンプファイルの容量は,全DBエリアの合計と同じ大きさになるため,メモリダンプの出力が途中で失敗しないようにディスク容量を見積もってください。

なお,実行系孤立状態になったときは,マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」の「実行系孤立状態になった場合の対処」を参照してください。