実行系のXTCでは,メッセージ送信処理が正常に行われたかどうかを,次に示す二つの監視時間によって判断します。
これらの時間監視でタイムアウトが発生した場合,XTCはメッセージ送信処理が正常に行われなかったと判断し,エラー処理を行います。タイムアウト発生時の処理については,「7.9 転送処理で障害が発生したときのXTCの処理」を参照してください。
実行系のXTCでは,CL同期待ち監視時間として次に示す時間を監視します。
CL同期待ち監視時間は,クラスタ連携関連定義のmch_clsend_ack_timerオペランドで指定します。
実行系のXTCでは,CL同期後続待ち監視時間として次に示す時間を監視します。
CL同期後続待ち監視時間は,クラスタ連携関連定義のmch_clsend_next_timerオペランドで指定します。
CL同期待ち監視時間とCL同期後続待ち監視時間の関係を次の図に示します。
図7-13 CL同期待ち監視時間とCL同期後続待ち監視時間の関係