3.2.3 回線トレースファイルの容量見積もり

<この項の構成>
(1) HAサーバの場合
(2) CLサーバの場合

(1) HAサーバの場合

HAサーバの場合に,回線トレースファイルのサイズの見積もりに必要な情報を次に示します。ここで求める値を,TP1/EEの見積もりサイズに加算してください。

注※1
パケットサイズは次の計算式で求めます。

rpc_udp_packet_sizeオペランドの指定値-96

注※2
W-send機能使用時は2倍にしてください。

 

全体の回線トレースファイルのサイズは次の計算式で求めます。

全体の回線トレースファイルのサイズ(T)=
        (328×x)+(600×y1)+(600×y2)+(600×p×z)
        +(↑(((328×x)+(600×y1)+(600×p×y2)
        +(600×p×z))÷b)↑×96)
        +(128+34×(s)+256)

(凡例)
b:バッファサイズ
p:パケット数
s:サービス数
x:トランザクション数
y1:受信メッセージ数(RPCメッセージ)
y2:受信メッセージ数(MCHメッセージ)
z:送信メッセージ数
注※
バッファサイズには次に示す値を指定します。
  • トラブルシュート関連定義のtrb_extend_functionオペランドに00000001を論理和で指定した場合
    trb_line_trace_buffer_sizeオペランドでの指定値とtrb_line_cmtrace_buffer_sizeオペランドでの指定値の小さい方
  • トラブルシュート関連定義のtrb_extend_functionオペランドを省略するか,または00000000を論理和で指定した場合
    trb_line_trace_buffer_sizeオペランドでの指定値

(2) CLサーバの場合

CLサーバの場合に,回線トレースファイルのサイズの見積もりに必要な情報を次に示します。ここで求める値を,TP1/EEの見積もりサイズに加算してください。

注※1
パケットサイズは次の計算式で求めます。

rpc_udp_packet_sizeオペランドの指定値-96

注※2
W-send機能使用時は2倍にしてください。

全体の回線トレースファイルのサイズは次の計算式で求めます。

全体の回線トレースファイルのサイズ(T)=
        (328×x1)+(600×p×y)+(600×p×z)
        +(600×p×t)+(600×↑D÷8388608​↑×x2)
        +1644×(x1+x2+y+z+t)
        +(↑(((328×x1)+(600×p×y)+(600×p×z)
        +(600×p×t)+(600×↑D÷8388608​↑×x2)
        +1644×(x1+x2+y+z+t))÷b)↑×96)
        +(128+34×(s))

(凡例)
D:XDBの更新ログのバイト数
b:バッファサイズ
p:パケット数
s:サービス数
t:ee_tim_execap関数(永続指定)を発行した回数
x1:トランザクション数(SQL発行なし)
x2:トランザクション数(SQL発行あり)
y:受信メッセージ数
z:送信メッセージ数
注※
バッファサイズには次に示す値を指定します。
  • トラブルシュート関連定義のtrb_extend_functionオペランドに00000001を論理和で指定した場合
    trb_line_trace_buffer_sizeオペランドでの指定値とtrb_line_cmtrace_buffer_sizeオペランドでの指定値の小さい方
  • トラブルシュート関連定義のtrb_extend_functionオペランドを省略するか,または00000000を論理和で指定した場合
    trb_line_trace_buffer_sizeオペランドでの指定値