通常,CLサーバの待機系では,実行系からのCL同期メッセージを受信した場合,処理キューを経由してCL同期メッセージを受信したスレッドとは別のスレッドで実行系へ送達確認メッセージを送信します。
mch_clreq_rcvthdオペランドにYを指定した場合は,CL同期メッセージ受信完了時,処理キューを経由しないで,実行系へ送達確認メッセージを送信するため,実行系での同期処理時間を短縮できます。
ただし,実行系から転送する処理スレッドが多い場合や,転送するデータサイズが大きい場合は実行系での同期処理時間が短縮できない場合もあります。
mch_clreq_rcvthdオペランドにNを指定したときのCL同期メッセージの処理の流れを次の図に示します。
図7-11 CL同期メッセージの処理の流れ
mch_clreq_rcvthdオペランドにYを指定したときのCL同期メッセージの処理の流れを次の図に示します。
図7-12 CL同期メッセージの処理の流れ(mch_clreq_rcvthdオペランドにYを指定したとき)