ユーザサービス関連定義(コマンド形式)

ここでは,ユーザサービス関連定義(コマンド形式)の各定義コマンドについて説明します。

service_attr(サービス属性定義)

TP1/EEの定義コマンドです。

ここでは,TP1キャッシュ機能使用時に使用できるオプションを示します。そのほかのオプションについては,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。

機能

set形式のユーザサービス関連定義で定義した各サービスの付加情報を定義します。

TP1キャッシュ機能使用時の各オプションに対応した機能の詳細は,「2.6 処理キューの制御」を参照してください。

コマンドの形式

{{service_attr 〔-eparallel|serial}〕
                〔-f 連続ロールバックリトライ監視回数〕
                〔-gY|N}〕
}}

オプションの説明

●-e {parallel|serial}
~《parallel》
メッセージの同時引き出しの可否を指定します。
parallel:
同時引き出しできます。
serial:
同時引き出しできません。
serialを指定した場合は,ユーザサービス関連定義のserviceオペランドの同時処理限界数に1を指定するか,または同時処理限界数を指定しないでください。
-eオプションは,-vオプションを指定した場合に指定できます。-xオプションを指定した場合は指定できません。
●-f 連続ロールバックリトライ監視回数
~〈符号なし整数〉((0~10))《5》
サービスの同時引き出しができないサービスで,同じメッセージを読み出すトランザクションがロールバックリトライする回数の上限を指定します。監視回数を超えてロールバックリトライした場合,ユーザサービス関連定義のscd_rollback_retry_modeオペランドの指定に従って処理します。0を指定した場合は,ロールバックリトライ回数を監視しません。
-fオプションは,-eオプションにserialを指定した場合にだけ指定できます。
●-g {Y|N}
~《Y》
入力キュー(ITQ)の連鎖モード連携機能を使用するかを指定します。
Y:
連鎖モード連携機能を使用します。
ee_trn_chained_commit関数,またはee_trn_chained_rollback関数(thkindにEETRN_KEEPを設定)による同期点取得時に読み出したメッセージを読み出し済みにするか,またはロールバックリトライします。これらの関数が実行されなかった場合は,サービス関数実行終了時にメッセージを読み出し済みにするか,またはロールバックリトライします。
N:
連鎖モード連携機能を使用しません。
サービス関数実行終了時にメッセージを読み出し済みにするか,またはロールバックリトライします。
-gオプションは,-vオプションを指定した場合に指定できます。-xオプションを指定した場合は指定できません。

uoc_func(ユーザオウンコーディング定義)

機能

ユーザオウンコーディングのエントリポインタ名を指定します。

コマンドの形式

〔uoc_func -s オンライン開始UOCエントリポインタ名〕

オプションの説明

●-s オンライン開始UOCエントリポインタ名
~〈1~31文字の識別子〉
オンライン開始UOCのエントリポインタ名を指定します。
省略した場合,オンライン開始UOCを呼び出しません。