メッセージは,該当するサービスに接続されている入力キューの先頭から毎回読み出されることでスケジュールされます。
このとき,入力キューのメッセージを読み出すトランザクションを一つずつ起動する(メッセージの同時引き出しなし)か,複数のトランザクションを起動する(メッセージの同時引き出しあり)かをservice_attr定義コマンドの-eオプションで指定できます。
なお,メッセージの同時引き出しなしを指定した場合に,起動中のトランザクションがあったときは,そのトランザクションが終了してから次のトランザクションを起動します。
メッセージの同時引き出しの有無によって,次に示す差異があります。
表2-19 メッセージの同時引き出しの有無よる差異
項番 | 項目 | メッセージの同時引き出し | |
---|---|---|---|
なし | あり | ||
1 | メッセージの同時引き出し限界数 | 1 | 1~255※1 |
2 | メッセージの同時引き出し限界数の変更 | 変更できない | eelspceコマンドで変更できる |
3 | 複数メッセージの読み出し | 使用できる※2 | 使用できない |
4 | 読み出しメッセージの差し戻し | 使用できる※2 | 使用できない |
5 | ロールバック時の読み出しメッセージの扱い | リトライする※3 | 破棄する |