TASKTMファイルのサイズの見積もりに必要な情報を次に示します。ここで求める値を,TP1/EEの見積もりサイズに加算してください。
- トランザクション単位のバイト数:512
- 1ブロック単位に付加する情報のバイト数:96
- 1ファイル単位に付加する情報のバイト数:128+34×(サービス数)+256
全体のTASKTMファイルのサイズは次の計算式で求めます。
全体のTASKTMファイルのサイズ(T)=(512×x)
+(↑((512×x)÷b)↑×96)
+(128+34×s+256) |
- (凡例)
- b:trb_tasktm_buffer_sizeオペランドで指定する値
- s:サービス数
- x:トランザクション数
また,トランザクション数を見積もる場合の参考値は,システム構成によって異なります。なお,次に示す計算式は参考値です。実際には余裕を持って見積もってください。
- ■HAサーバの場合
トランザクション数=受信メッセージ数(MCH)×2
+受信メッセージ数(RPC,MCP)
+ee_tim_execap関数のAPI発行回数
+ee_mch_cmtsend関数のAPI発行回数 |
- ■CLサーバの場合
トランザクション数=受信メッセージ数(MCH)×2※1
+受信メッセージ数(RPC)※2
+受信メッセージ数(MCP)※3
+ee_mch_cmtsend関数のAPI発行回数×2
+ee_tim_execap関数のAPI発行回数×3
+転送対象コマンド発行回数※4
+転送対象API発行回数※4 |
- 注※1
- 受信メッセージを永続化している場合は,さらに2倍します。
- 注※2
- RPC関連定義で受信メッセージを永続化する指定(rpc_recv_permanenceオペランドにYを指定)の場合は,4倍します。
- 注※3
- MCP構成定義で受信メッセージを永続化する指定(eemcpfunc定義コマンドの-mオプションのrecvpermanenceオペランドにyesを指定)の場合は,4倍します。
- 注※4
- 転送対象コマンドおよび転送対象APIとは,次のコマンドおよびAPIです。
- スレッドダウンによるサービス自動閉塞
- eedctsvコマンド,eeactsvコマンド,またはee_thd_abdctl関数によるサービス閉塞状態の変更
- 一方送信メッセージ障害による出力キュー(OTQ)の自動閉塞
- eemchotqactコマンド,eemchotqdctコマンド,またはee_mch_otqbkctl関数による出力キュー閉塞状態の変更
- eelspceコマンドによるサービスの最大同時処理限界数の変更
- eemchotqskipコマンドまたはee_mch_otqskip関数による出力キューメッセージのスキップ
- eepceskipコマンドまたはee_scd_msg_skip関数による滞留メッセージのスキップ