HAサーバの場合,開始方法と開始モードはTP1キャッシュ機能を使用しないときと同様です。詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。
システムの処理を次の図に示します。
図6-1 HAサーバでのXTCの開始
![[図データ]](figure/zu070010.gif)
- 説明
- 定義解析
TP1/EEの定義解析を実行します。定義解析では,定義の形式および値の妥当性をチェックします。この処理によって,サーバの構成が決定します。
- ライブラリのローディング
ライブラリをローディングします。次の表に,使用する機能とロードするライブラリの対応を示します。ライブラリのローディングでエラーが発生した場合は,プロセスダウンします。
表6-1 使用する機能とロードするライブラリの対応
項番 | 使用する機能 | ロードするライブラリ |
---|
1 | XTC | XTC用のライブラリ |
2 | XDB | XDB用のライブラリ |
3 | MCP | MCP用のライブラリ |
- MCPのオブジェクトファイルのローディング
MCPを使用する場合は,MCP定義オブジェクト生成ユティリティで生成したオブジェクトファイルをローディングします。オブジェクトファイルのローディングで障害が発生した場合は,プロセスダウンします。
- オンライン開始UOCの発行
オンライン開始UOCを発行します。オンライン開始UOCについては,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」を参照してください。
オンライン開始UOCのリターン後の動作を次の表に示します。
表6-2 オンライン開始UOCリターン後の動作
項番 | リターン値 | 動作 |
---|
1 | EEMCH_UOC_OK | 開始処理続行 |
2 | EEMCH_UOC_NG | プロセスダウン |
- dc_rpc_open関数の発行
dc_rpc_open関数を発行します。
- 初期化トランザクション(MI)の起動
初期化トランザクション(MI)を起動します。