2.8.3 バッファ不足時の面数拡張

TP1キャッシュ機能使用時にバッファ面数が不足すると,XTC用ワーク領域(XTCPOOL)からバッファを割り当てて,バッファ面数を拡張します。

ただし,各バッファの面数は不足しないように,余裕を持って確保してください。

面数拡張の対象となるTP1/EEおよびXTCのバッファと,拡張する面数を次の表に示します。

表2-25 面数拡張の対象となるTP1/EEおよびXTCのバッファと拡張する面数

項番製品バッファ種別拡張する面数
1TP1/EE処理キュー制御用バッファ(PCE)pce_noオペランドの指定値
2タイマサービス制御用バッファ(ICB)icb_noオペランドの指定値
3タイマトランザクション用バッファ(TTBF)time_message_noオペランドの指定値
4受信バッファ(IBF)recv_message_buf_cntオペランドの指定値
5送信バッファ(OBF)send_message_buf_cntオペランドの指定値
6DBキュー用受信バッファ(QIBF)dbq_recv_message_buf_cntオペランドの指定値
7DBキュー用送信バッファ(QOBF)dbq_send_message_buf_cntオペランドの指定値
8DBキュー用最大バッファ(QWBF)dbq_use_buf_cntオペランドの指定値
9システムバッファシステム固定
10XTCUDP用受信バッファ(UIBF)udp_recv_message_buf_cntオペランドの指定値
11UDP用送信バッファ(UOBF)udp_send_message_buf_cntオペランドの指定値

なお,面数の拡張で割り当てたバッファが使用済みになると,XTC用ワーク領域へ返還します。割り当て先のバッファに,面数の拡張で割り当てたバッファがストックされることはありません。