英字|ア行|カ行|サ行|タ行|ハ行|マ行|ラ行
このマニュアルで使用している用語について説明します。
英字
- CLサーバ
- メッセージやRPCの受信側となって,高速データ処理を行うサーバです。実行系1台,待機系2台の3台で構成します。
- CL単独起動機能を使用する場合は,実行系1台だけで構成することもできます。
- CLサーバのシミュレート機能
- UAPの動作確認テストを支援する機能です。この機能を使用すると,待機系の動作をシステムがシミュレートして稼働するため,実行系1台だけでUAPの動作確認テストができます。
- HAモニタおよびCLサーバの待機系の環境設定が必要ないため,テスト環境の構築が容易になります。
- CL同期
- CLサーバ内の各サーバのリソースの状態を一致させることです。
- CL連携
- XTCとHAモニタの連携によって,高信頼性と高可用性を実現するクラスタリングのことです。
- HAサーバ
- メッセージやRPCの送信側となるサーバです。実行系1台,待機系1台の2台で構成します。
- HAモニタ情報ファイル
- XTCがHAモニタに接続したときに作成されるファイルです。XTCとHAモニタの間で使用されます。
- TP1キャッシュ機能
- インメモリデータ処理技術を中心とした高速トランザクション処理機能の総称です。TP1キャッシュ機能を使用することで,トランザクション処理の高速化と,高信頼性,高可用性を同時に実現するオンライントランザクション処理システムを構築できます。
- W-send機能
- ネットワーク経路を多重化した構成でhbondingドライバを適用し,二つの経路から同一のパケットを送受信する機能です。W-send機能を使用するためには,hbondingドライバのバージョンが02-01以降であり,hbondingドライバの動作モードにbroadcastモードを選択する必要があります。
- XDB用ワーク領域(XDBPOOL)
- XDBが利用するワーク領域です。
- XTC用ワーク領域(XTCPOOL)
- XTCが利用するワーク領域です。
ア行
- 永続メッセージ
- CLサーバに送信するメッセージのうち,待機系で保証するメッセージです。
カ行
- キューダンプ機能
- オンライン終了時にキューに滞留しているメッセージのファイル出力および編集をする機能です。
- キューダンプファイル
- キューダンプを取得するファイルです。
- クラスタグループ
- CL連携を行うサーバのグループのことです。クラスタグループは,UDPグループ情報関連定義のclgrpdef定義コマンドで定義します。
- 計画系切り替え
- HAモニタのmonswapコマンドを実行して系を切り替えることです。
- 更新ログ
- 実行系のXDBのデータベースの更新情報です。
- 高速メッセージ送信制御
- TP1キャッシュ機能使用時の,UDPプロトコルによるシステム間通信です。
- 孤立終了モード
- 実行系孤立状態になったときに管理者が選択するXTCの終了形態です。孤立終了モードには,孤立終了モードAと孤立終了モードBの二つがあります。
サ行
- 実行系孤立状態
- 待機系がなくなり,実行系だけとなった状態です。
- 自動系切り替え
- 実行系で障害が発生した場合に,自動的に系を切り替えることです。
- ステータスファイルレス機能
- ステータスファイルに取得するシステム制御情報を限定する機能です。
タ行
- 滞留メッセージ
- オンライン終了時に,キューに滞留したメッセージのことです。
- 転送処理
- 実行系で更新されたリソースの情報を待機系に逐次転送して,実行系のリソース更新結果を待機系で保証する処理です。
ハ行
- 非永続メッセージ
- CLサーバに送信するメッセージのうち,待機系で保証しないメッセージです。
マ行
- マルチスタンバイ機能
- 一つの実行系に対して,複数の待機系を準備する機能です。マルチスタンバイ機能はHAモニタの機能です。
ラ行
- 連動系切り替え
- 複数のクラスタグループをグループ化しておき,障害が発生した場合,グループ内の全クラスタグループを待機系に切り替える機能です。