eetrbqueed(キューダンプファイルの編集)

機能

キューダンプファイルの内容を編集して出力します。

コマンドの形式

eetrbqueed 〔-e {m|f}〕
          〔-q {i|o}〕
          〔-g サービスグループ名〕
          〔-v サービス名〕
          〔-o 編集結果出力ファイル名〕
            キューダンプファイル名 〔キューダンプファイル名〕…

オプションの説明

●-e {m|f

  ~《f》
編集種別を指定します。
m:
メッセージの内容を出力します。
f:
キューダンプファイルの一覧を出力します。

●-q {i|o}

 
キュー種別を指定します。
このオプションを省略した場合は,入力キュー(ITQ)および出力キュー(OTQ)の両方のメッセージを出力します。
i:
入力キューのメッセージだけ出力します。
o:
出力キューのメッセージだけ出力します。

●-g サービスグループ名

  ~〈1~31文字の識別子〉
表示対象とする出力キューのサービスグループ名を指定します。
このオプションを省略した場合は,すべてのサービスグループを対象として表示します。
このオプションは,-qオプションにoを指定した場合にだけ指定できます。

●-v サービス名

  ~〈1~31文字の識別子〉
表示対象とする入力キューまたは出力キューのサービス名を指定します。
このオプションを省略した場合は,すべてのサービスを対象として表示します。
このオプションは,-qオプションを指定した場合にだけ指定できます。

●-o 編集結果出力ファイル名

  ~〈パス名〉
編集結果を出力するファイル名を相対パス名で指定します。-eオプションにmを指定した場合は,必ずこのオプションを指定してください。-eオプションにfを指定した場合は指定できません。

●キューダンプファイル名 〔キューダンプファイル名〕…

  ~〈パス名〉
編集するキューダンプファイル名を相対パス名で指定します。-eオプションにfを指定した場合は,キューダンプファイル名を複数指定できます。その場合,キューダンプファイル名は最大1024個指定できます。

出力形式

-eオプションにmを指定した場合

eetrbqueedコマンドの出力形式(-eオプションにmを指定した場合)を次の図に示します。

図6-9 eetrbqueedコマンドの出力形式(-eオプションにmを指定した場合)

[図データ]

[図データ]

注※1
入力キューの滞留メッセージ数分繰り返し出力します。
注※2
入力キュー仮登録の滞留メッセージ数分繰り返し出力します。
注※3
入力キュー仮登録の滞留メッセージに対応する送信メッセージ数分繰り返し出力します。
注※4
出力キューの送信メッセージ数分繰り返し出力します。
変数の説明
変数意味
aa-aa-aaコマンドを実行したTP1/EEのバージョン
bb-bb-bbコマンドを実行したXTCのバージョン
cc....cc編集コマンドの引数
dd....ddキューダンプファイル名
eeee/ee/ee ee:ee:ee eee.eeeファイルに出力を開始した日付
年号/月/日 時間:分:秒 ミリ秒.マイクロ秒
ff-ff-ffファイルを作成したTP1/EEのバージョン
gg-gg-ggファイルを作成したXTCのバージョン
g1-g1-g1ファイルを作成したMCPのバージョン
MCPの受信メッセージを永続化している場合にだけ出力します。
hh....hhサービスグループ名(最大31文字)
iiiiiiiiTP1/EEのランID(16進数,8けた)
jj....jjサービス名(最大31文字)
kkkメッセージ種別
  • RPC:RPCメッセージ
  • MCP:MCPメッセージ
  • MCH:MCHメッセージ
ll....llメッセージ長(10進数,最大10けた)
メッセージ長が0の場合,xxxxxxxxからzzzzzzzzzzzzzzzzの項目は出力しません。
nn....nn送信先サービスグループ名(最大31文字)
oo....oo送信先サービス名(最大31文字)
xxxxxxxxメッセージの先頭からのロケーション(16進数,8けた)
yyyyyyyyメッセージの内容(16進数,最大8けた)
1行前に出力した行と同一の場合,次の文字列を出力します。
TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE
複数行同一の場合,次の文字列を一度だけ出力します。
TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE
ただし,最終行の2行が同一の場合は,「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を出力しません。
zzzzzzzzzzzzzzzzメッセージの内容(ASCII文字で最大16文字)
表示できないASCII文字の場合は「.」を出力します。

-eオプションにfを指定した場合

eetrbqueedコマンドの出力形式(-eオプションにfを指定した場合)を次の図に示します。

図6-10 eetrbqueedコマンドの出力形式(-eオプションにfを指定した場合)

[図データ]

[図データ]

注※1
指定されたファイルがキューダンプファイルの場合,キューダンプファイルの情報を繰り返し出力します。
注※2
指定されたファイルがキューダンプファイル以外の場合に出力します。
変数の説明
変数意味
aa-aa-aaコマンドを実行したTP1/EEのバージョン
bb-bb-bbコマンドを実行したXTCのバージョン
cc....cc編集コマンドの引数
dd....ddキューダンプファイル名
eeee/ee/ee ee:ee:ee eee.eeeファイルに出力を開始した日付
年号/月/日 時間:分:秒 ミリ秒.マイクロ秒
ff-ff-ffファイルを作成したTP1/EEのバージョン
gg-gg-ggファイルを作成したXTCのバージョン
hh....hhサービスグループ名(最大31文字)
iiiiiiiiTP1/EEのランID(16進数,8けた)

出力メッセージ

メッセージID内容出力先
KFSB95400-Eメモリを確保できません。標準エラー出力
KFSB95401-Eコマンドの形式が不正です。標準エラー出力
KFSB95402-Eコマンドのオプションが不正です。標準エラー出力
KFSB95403-Eコマンドのオプションの組み合わせが不正です。標準エラー出力
KFSB95409-Eバージョンが不一致です。標準エラー出力
KFSB95447-Iヘルプメッセージ標準出力

注意事項

編集対象の滞留メッセージがない場合,ヘッダ情報だけを表示します。