2.11 CL単独起動機能

通常,CLサーバを実現するには,HAモニタ環境を構築し,XTCを配置した実行系1台,待機系2台が必要です。しかし,CL単独起動機能を使用することで,XTCを配置した実行系1台で,TP1キャッシュ機能を実現できます。実行系のHAモニタ環境,およびXTCの待機系は不要になります。

CL単独起動機能を使用しない場合と使用する場合の構成を次の図に示します。

図2-48 CL単独起動機能を使用しない場合と使用する場合の構成

[図データ]

CL単独起動機能には,次の特徴があります。

<この節の構成>
(1) CL単独起動機能を使用する場合と使用しない場合の相違点
(2) CL単独起動機能に関する定義
(3) CL単独起動機能使用時の注意事項

(1) CL単独起動機能を使用する場合と使用しない場合の相違点

CL単独起動機能を使用する場合,使用しない場合と比べて次の点が異なります。

(2) CL単独起動機能に関する定義

CL単独起動機能を使用する場合,次のように定義してください。

(3) CL単独起動機能使用時の注意事項

CL単独起動機能を使用する場合,次のことに注意してください。