7.1.2 待機系がなくなった場合のXTCの処理

TP1/EEのプロセスダウンが続くと,待機系がなくなり,実行系だけの1台構成になることがあります。この状態を実行系孤立状態といいます。実行系孤立状態となった場合,XTCはデータの保全を最優先して,メモリ上のダンプ情報をファイルに出力して停止します。

実行系孤立状態となったときのXTCの処理を次の図に示します。

図7-2 実行系孤立状態となったときのXTCの処理

[図データ]

説明
実行系孤立状態となった場合,キューダンプとメモリダンプをファイルに出力して,TP1/EEを終了します。
CLサーバが1台のサーバだけで稼働することはありません。

実行系孤立状態となった場合の対処については,「7.4 実行系孤立状態になった場合の対処」を参照してください。

なお,実行系と待機系で通信ができないために,実行系孤立状態になることがあります。通信障害が発生したときのXTCの処理については,「7.5 実行系と待機系の間で通信障害が発生した場合の対処」を参照してください。