2.8.1 バッファの管理

ここでのバッファとは,特定の用途に使用することを目的とした,固定サイズの領域です。

TP1キャッシュ機能使用時は,TP1/EEのバッファに加えて次の表に示すバッファを使用します。

表2-23 TP1キャッシュ機能使用時に使用するバッファ

項番名称用途定義
1UDP用受信バッファUIBFUDPプロトコルを使用した通信でのメッセージ受信時に,受信データを格納するバッファです。メモリ関連定義
  • udp_recv_message_buf_cntオペランド
  • udp_recv_message_buf_sizeオペランド
2UDP用送信バッファUOBFUDPプロトコルを使用した通信でのメッセージ送信時に,送信データを格納するバッファです。メモリ関連定義
  • udp_send_message_buf_cntオペランド
  • udp_send_message_buf_sizeオペランド

各バッファは,プロセス初期化時にTP1/EEが一括して確保したメモリ領域内に作成されます。

なお,プロセス初期化時に作成されたバッファ面数が不足した場合,XTC用のワーク領域として確保したメモリ領域を不足分のバッファに割り当てます。詳細については,「2.8.2 ワーク領域の管理」および「2.8.3 バッファ不足時の面数拡張」を参照してください。