TP1キャッシュ機能を使用する場合,次に示すようなシステム運用面での負荷や,システム環境構築時のコストを軽減できます。
インメモリデータ処理によって,磁気ディスク装置の使用を抑えることができます。磁気ディスク装置は冗長化されていることも多いため,使用を抑えることでシステム環境構築時のコストを軽減できます。
インメモリデータ処理では,データベースの更新履歴(ログ)の管理や,バックアップの取得などの運用が必要ありません。また,バッファプールやチェックポイントなどのチューニングも必要ありません。そのため,データベースの運用に掛かる負荷を少なくすることができます。
XDBに関するトラブルシュート情報や統計情報を,TP1/EEのトラブルシュート,統計情報として一元管理できます。これによって,OpenTP1のインタフェースでリソースマネジャに関する情報を管理できます。
TP1/EEの機能を使用できることから,すでにTP1/EEを使用しているユーザがTP1キャッシュ機能を適用する際,アプリケーションや運用手順などの変更を抑えることができます。これによって,システム移行時の作業負荷やコストを軽減できます。