●mch_send_ack_timer=送達確認待ち監視時間
- ~〈符号なし整数〉((1~65535))《1》(単位:10ミリ秒)
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージを送信してから,送達確認メッセージを受信するまでの待ち時間の最大値を指定します。
- 指定時間を過ぎても応答がない場合は,高速メッセージ送信関連定義のmch_send_retry_countオペランドに従って再送します。
- 永続指定の一方送信メッセージの送信先にCLサーバが含まれる場合,送信先のCLサーバの実行系では,一方送信メッセージと待機系からの送達確認メッセージの待ち合わせを行います。このとき,最大で,クラスタ連携関連定義のmch_clsend_ack_timerオペランドで指定した時間を待ち合わせします。
- そのため,永続指定の一方送信メッセージの送信先にCLサーバが含まれる場合,このオペランドに,送信先CLサーバのmch_clsend_ack_timerオペランドの指定値よりも大きい値を指定することをお勧めします。このオペランドの指定値が送信先CLサーバのmch_clsend_ack_timerオペランドの指定値以下の場合,送信先CLサーバでの待ち合わせが完了できないため,送信先CLサーバからの送達確認メッセージを受信できないことがあります。
●mch_send_retry_count=メッセージ送信エラー時の送信リトライ回数
- ~〈符号なし整数〉((0~65535))《10》
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージの送信時にエラーが発生した場合の,送信リトライ回数を指定します。
- 0を指定した場合は,送信リトライを行いません。
●mch_send_retry_interval=送信リトライ開始間隔T1,送信リトライ最大間隔T2
- ~送信リトライ開始間隔T1:〈符号なし整数〉((1~1000))《10》(単位:ミリ秒)
- ~送信リトライ最大間隔T2:〈符号なし整数〉((10~65536))《1000》(単位:ミリ秒)
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージの送信時にエラーが発生した場合の,送信リトライ間隔を指定します。
- 送信リトライ開始間隔T1:
- 送信リトライ開始時の間隔を指定します。
- 送信リトライ最大間隔T2:
- 送信リトライ時の最大間隔を指定します。「送信リトライ開始間隔T1」以上の値を指定してください。
- 送信リトライ間隔は,次に示す計算式によって決まります。ただし,送信リトライ間隔が「送信リトライ最大間隔T2」より大きくなったときは,以降のリトライ間隔は「送信リトライ最大間隔T2」の指定値に従います。
送信リトライ間隔=送信リトライ開始間隔T1×2n-1 |
- n:
- 送信リトライ回数
-
- オペランドの指定によるリトライ間隔の例を次に示します。
- (例1)mch_send_retry_interval=1,100 mch_send_retry_count=10と指定した場合の,送信エラーによるリトライ間隔(単位:ミリ秒)
1,2,4,8,16,32,64,100,100,100 |
- (例2)mch_send_retry_interval=10,10 mch_send_retry_count=10と指定した場合の,送信エラーによるリトライ間隔(単位:ミリ秒)
10,10,10,10,10,10,10,10,10,10 |
●mch_send_rs_retry_interval=送信リトライ開始間隔T1,送信リトライ最大間隔T2
- ~送信リトライ開始間隔T1:〈符号なし整数〉((1~1000))《10》(単位:ミリ秒)
- ~送信リトライ最大間隔T2:〈符号なし整数〉((10~65536))《1000》(単位:ミリ秒)
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージの送信時に,リソース不足のエラーが発生した場合の,送信リトライ間隔を指定します。
- 送信リトライ開始間隔T1:
- 送信リトライ開始時の間隔を指定します。
- 送信リトライ最大間隔T2:
- 送信リトライ時の最大間隔を指定します。「送信リトライ開始間隔T1」以上の値を設定してください。
- 送信リトライ間隔の仕様は,mch_send_retry_intervalオペランドと同じです。詳細については,mch_send_retry_intervalオペランドの説明を参照してください。
●mch_send_max_count=メッセージ送信最大数
- ~〈符号なし整数〉((1~1024))《16》
- 送信スレッドで,1トランザクション内でee_mch_cmtsend関数による一方送信メッセージを送信できる最大数を指定します。
- 1トランザクション内でのメッセージ送信は,同一サービスグループ下の同一サービスあてのメッセージだけです。
- メッセージ送信に失敗した場合は,この指定値に関係なくメッセージ送信を中断します。
●mch_send_ack_retry_count=送達確認メッセージ送信エラー時の送信リトライ回数
- ~〈符号なし整数〉((0~255))《3》
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージの受信によって送達確認メッセージを送信した際にエラーが発生した場合の,送信リトライ回数を指定します。
- 0を指定した場合は,送信リトライを行いません。
●mch_send_ack_retry_interval=送達確認メッセージの送信リトライ間隔
- ~〈符号なし整数〉((0~1000))《0》(単位:ミリ秒)
- ee_mch_cmtsend関数またはee_mch_cmtsend_sync関数による一方送信メッセージの受信によって送達確認メッセージを送信した際にエラーが発生した場合の,送信リトライ間隔を指定します。
- 0を指定した場合は,すぐに送信リトライを行います。
●mch_send_otqwatch_time_interval=出力キュー閉塞監視インターバル時間
- ~〈符号なし整数〉((1~65535))《3》(単位:秒)
- 通信障害などによってサービスグループレベルで出力キュー(OTQ)が自動閉塞となった場合に,送信先サービスグループとの間で通信を行い,出力キュー閉塞解除できるかどうかの確認をする最小時間間隔を指定します。
●mch_send_end_otqwatch={continue|dct_continue|timer}
- ~《continue》
- XTC終了処理時,出力キューに未送信メッセージが残っている場合の処理を指定します。
- continue:
- すべての未送信メッセージがなくなるまで,XTCを終了しません。
- dct_continue:
- 閉塞中の出力キュー以外に残っているすべての未送信メッセージがなくなるまで,XTCを終了しません。
- timer:
- mch_send_end_otqwatch_timeオペランドで指定した時間が経過した場合,未送信メッセージが残っていてもXTCを終了します。
●mch_send_end_otqwatch_time=終了時の未送信メッセージ監視時間
- ~〈符号なし整数〉((1~65535))《180》(単位:秒)
- mch_send_end_otqwatchオペランドでtimerを指定した場合,XTC終了処理時に出力キューに未送信メッセージがなくなるまでの最大監視時間を指定します。
●mch_receive_limit=一方送信メッセージの送信元合計数
- ~〈符号なし整数〉((100~100000000))《256》
- トランザクション非同期の一方送信メッセージとトランザクション同期の一方送信メッセージの送信元の合計数を指定します。この指定値を超えて一方送信メッセージを受信したときは,送信元に送達確認エラーメッセージを応答します。
- 一方送信メッセージの送信元合計数は,次の計算式を基に算出します。
一方送信メッセージの送信元合計数 ≧
送信元プロセス数×(自XTCのサービス数+送信元プロセスの処理スレッド数) |
●mch_send_otqschedule_interval=一方送信メッセージの再送信スケジュール間隔
- ~〈符号なし整数〉((1~65535))《3》(単位:秒)
- ee_mch_cmtsend関数による一方送信メッセージ送信時にエラーが発生し,出力キュー閉塞とならなかった場合の,出力キューからの再送信スケジュール間隔を指定します。
- この指定値は,出力キュー閉塞または出力キュー閉塞解除を行った場合に無効となります。
●mch_send_lump_count=一括送信するメッセージ数
- ~〈符号なし整数〉((1~1024))《1》
- 一方送信メッセージをee_mch_cmtsend関数で一括送信する場合に,一括送信できるメッセージの最大数を指定します。
- mch_send_max_countオペランドの指定値以下の値を指定してください。それよりも大きい値を指定した場合は,mch_send_max_countオペランドの指定値を一括送信できるメッセージの最大数とします。
- このオペランドを省略または1を指定した場合,メッセージを一括送信できません。