HAモニタ関連定義

ここでは,HAモニタ関連定義の各オペランドについて説明します。HAモニタ関連定義は,CLサーバの各サーバで指定する必要があります。HAサーバの各サーバでは指定する必要はありません。

形式

〔set ham_wait_interval_time=HAモニタ応答待ちメッセージの出力間隔〕
〔set ham_onl_interval_time=実行系の系監視スレッドのイベント監視時間〕
〔set ham_sby_interval_time=待機系の系監視スレッドのイベント監視時間〕
〔set ham_stop_msg_interval_time=TP1/EE停止待ちメッセージの出力間隔〕
〔set ham_isolate_wtor_interval_time=eetrbwtorコマンドの入力待ちメッセージの出力間隔〕

オペランドの説明

ham_wait_interval_time=HAモニタ応答待ちメッセージの出力間隔

  ~〈符号なし整数〉((0~60))《5》(単位:分)
HAモニタからの応答を待っている間,KFSB55901-Eメッセージが出力されます。このメッセージの出力間隔を分単位で指定します。
0を指定した場合,KFSB55901-Eメッセージは出力されません。

ham_onl_interval_time=実行系の系監視スレッドのイベント監視時間

  ~〈符号なし整数〉{100|250|500|1000}《1000》(単位:ミリ秒)
実行系の系監視スレッドが,終了などのイベントを監視する間隔をミリ秒単位で指定します。
このオペランドの値を大きくすると,イベント監視処理によるオーバヘッドは小さくなりますが,イベント発生からイベント検出までの時間が長くなります。
このオペランドの値を小さくすると,イベント発生からイベント検出までの時間は短くなりますが,イベント監視処理によるオーバヘッドが大きくなります。

ham_sby_interval_time=待機系の系監視スレッドのイベント監視時間

  ~〈符号なし整数〉{100|250|500|1000}《100》(単位:ミリ秒)
待機系の系監視スレッドが,系切り替えや,終了などのイベントを監視する間隔をミリ秒単位で指定します。
このオペランドの値を大きくすると,イベント監視処理によるオーバヘッドは小さくなりますが,イベント発生からイベント検出までの時間が長くなります。
このオペランドの値を小さくすると,イベント発生からイベント検出までの時間は短くなりますが,イベント監視処理によるオーバヘッドが大きくなります。
系切り替えの発生をなるべく早く検知したい場合は,このオペランドの値を小さくしてださい。

ham_stop_msg_interval_time=TP1/EE停止待ちメッセージの出力間隔

  ~〈符号なし整数〉((1~60))《5》(単位:分)
系監視スレッドからのeesvstopコマンドの実行後から,TP1/EEが停止するまでの間,KFSB55902-Eメッセージが出力されます。このメッセージの出力間隔を分単位で指定します。
系監視スレッドでeesvstopコマンドを実行するのは,次のケースです。
  • 実行系のTP1/EEが孤立した場合の,eetrbwtor実行時
  • 実行系のTP1/EEがeesvstopで正常終了する場合の,待機系のTP1/EEの終了時

ham_isolate_wtor_interval_time=eetrbwtorコマンドの入力待ちメッセージの出力間隔

  ~〈符号なし整数〉((0~60))《5》(単位:分)
実行系孤立状態が発生した場合,eetrbwtorコマンドの入力を促すKFSB85801-Qメッセージが出力されます。このメッセージの出力間隔を分単位で指定します。
0を指定した場合,KFSB85801-Qメッセージは1回だけしか出力されません。