7.6 転送処理によるリソースの永続化

XTCでは,次に示す情報を待機系に逐次転送して永続化しています。

これによって,実行系でTP1/EEのプロセスダウンが発生しても,実行系のリソース更新結果とトランザクションを待機系で保証しています。これら一連の処理を転送処理といいます。

ここでは,転送処理によるリソースの永続化処理について説明します。

<この節の構成>
7.6.1 待機系に転送されるリソース
7.6.2 入力メッセージの永続化
7.6.3 トランザクションと同期して転送されるリソースの永続化
7.6.4 トランザクションと非同期に転送されるリソースの永続化
7.6.5 UAPからロールバック要求があった場合の転送処理
7.6.6 UAPが異常終了した場合の転送処理