高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引
このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトのシステム構築方法および運用方法について説明したものです。
以降,このマニュアルでは,「uCosminexus TP1/EE/Extended Transaction Controller」を「XTC」と表記します。
TP1キャッシュ機能(インメモリデータ処理技術を中心とした高速トランザクション処理機能)を使用したシステムを構築・運用するシステム管理者,システム設計者,プログラマ,およびオペレータの方を対象としています。
なお,このマニュアルは,次に示す知識があることを前提にして説明されています。
このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
(1)文法記述記号
システム定義,コマンドのオプションおよび引数の指定方法について説明する記号です。
| 文法記述記号 | 意味 |
|---|---|
| 〔 〕 | この記号で囲まれている項目は省略できることを意味しています。
|
| … | この記号で示す直前の項目を繰り返し指定できることを意味しています。
|
| | | この記号で区切られた項目は選択できることを意味しています。
|
| {{ }} | この記号で囲まれた複数の項目が一つの繰り返し項目の単位であることを示します。
|
| { } | この記号で囲まれている複数の項目のうち,一つだけ選択できることを意味しています。
|
| _ (下線) |
この記号で示す項目は,該当オペランド,またはオプションを省略した場合に仮定される値を意味しています。
|
(2)属性表示記号
システム定義,およびコマンドに指定できる値の範囲を説明する記号です。
| 属性表示記号 | 意味 |
|---|---|
| 〜 | この記号のあとに指定値の属性を示します。 |
| 《 》 | 指定を省略したときに仮定される値を示します。 |
| 〈 〉 | 指定値の構文要素を示します。 |
| (( )) | 指定値の指定範囲を示します。 |
(3)構文要素記号
システム定義,およびコマンドに指定できる文字または値を説明する記号です。
| 構文要素記号 | 意味 |
|---|---|
| 〈英字〉 | アルファベット(A〜Z,a〜z)と_(アンダスコア) |
| 〈英数字〉 | 英字と数字(0〜9) |
| 〈符号なし整数〉 | 数字列(0〜9) |
| 〈16進数〉 | 数字(0〜9),A〜F,およびa〜f |
| 〈識別子〉 | 先頭がアルファベットの英数字列 |
| 〈パス名〉 | 記号名称,/,および .(ピリオド) ただし,パス名は使用するOSに依存します。 |
| 〈ホスト名〉 | 英数字,および!,#,$,%,&,',(,),*,+,-,.(ピリオド),/,;,<,=,>,?,@,[,\,],^,_(アンダスコア),{,|,},~,,(コンマ) ただし,OSによって使用できる文字が異なります。詳細は,使用しているOSのマニュアルを参照してください。 |
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| ↑↑ | 計算結果の値を小数点以下で切り上げます。 (例) ↑34÷3↑ この場合,計算結果は,12となります。 |
| ↓↓ | 計算結果の値を小数点以下で切り捨てます。 (例) ↓34÷3↓ この場合,計算結果は,11となります。 |
| MAX | 括弧内の項目のうち,最も大きい値を選びます。
|
| MIN | 括弧内の項目のうち,最も小さい値を選びます。
|
このマニュアルでは,製品の名称を省略して表記しています。製品の名称と,このマニュアルでの表記を次に示します。
| 製品名称 | このマニュアルでの表記 |
|---|---|
| Linux(R) | Linux |
| Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64) | |
| Red Hat Enterprise Linux 5 (Intel Itanium) | |
| Red Hat Enterprise Linux 5 (x86) | |
| Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64) | |
| Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (Intel Itanium) | |
| Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86) | |
| Red Hat Enterprise Linux Server 6(64-bit x86_64) | |
| Red Hat Enterprise Linux Server 7(64-bit x86_64) | |
| uCosminexus TP1/EE/Extended Data Cache | XDB |
| uCosminexus TP1/EE/Extended Transaction Controller | XTC |
| uCosminexus TP1/EE/Message Control Extension | MCP |
| uCosminexus TP1/Server Base | TP1/Server Base |
| uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option | TP1/EE |
| uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option(64) |
このマニュアルで使用する英略語の一覧を次に示します。
| 英略語 | 英字での表記 |
|---|---|
| API | Application Programming Interface |
| ASCII | American Standard Code for Information Interchange |
| CPU | Central Processing Unit |
| DB | Database |
| DNS | Domain Name System |
| HA | High Availability |
| I/O | Input/Output |
| ID | Identifier |
| IP | Internet Protocol |
| IT | Information Technology |
| LAN | Local Area Network |
| MP | Management Processor |
| MTU | Maximum Transmission Unit |
| OS | Operating System |
| RPC | Remote Procedure Call |
| SPP | Service Providing Program |
| TCP | Transmission Control Protocol |
| TCP/IP | Transmission Control Protocol/Internet Protocol |
| TTL | Time To Live |
| UAP | User Application Program |
| UDP | User Datagram Protocol |
| UOC | User Own Coding |
| XA | Extended Architecture |
1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。
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