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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB95035-E

トランザクションの静止化に失敗しました。

aaaa(bbbb)[,aaaa(bbbb)...]

An attempt to staticize a transaction failed.

aaaa(bbbb)[,aaaa(bbbb)...]  (E)(NOS)

eesvctlコマンドによるトランザクションの静止化処理に失敗しました。

aaaa(bbbb):障害が発生したノードの情報

aaaa:ノード識別子

bbbb:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

このメッセージでノード識別子に****が表示された場合は,コマンドを受け付けたノードのエラーを示します。ノード識別子と理由コードの組み合わせは1行に5個まで表示されます。そのため,失敗したノードが5個を超える場合には複数行表示されます。

(S)コマンド処理を終了します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

理由コード

意味

対策

0001

すでにTP1/FSPのeesvctlコマンドが実行中です。

先に実行中のコマンドが終了してからコマンドを再実行してください。

0002

RPCの発行に失敗しました。

TP1/EEのメッセージログファイルに出力されているメッセージがある場合はその原因を取り除いてください。または,-oオプションで指定したサービスグループの指定値を見直してください。

0003

実行サーバからの応答がタイムアウトしました。

ネットワークの状態,または実行サーバの状態を確認してください。

0004

指定されたサービス名(トランザクションレベル名)が不正です。

コマンドで指定したサービス名(トランザクションレベル名)を見直し,コマンドを再実行してください。

0005

トランザクションレベル名が指定されましたが,トランザクションレベル方式ではありませんでした。

静止化の対象にトランザクションレベル名を指定している場合は,TP1/FSPのユーザサービス関連定義のqueue_draw_method定義コマンドの指定値を見直し,TP1/EEを再起動したあとにコマンドを再実行してください。

0006

指定時間内に実行サーバの実行中トランザクションが終了しませんでした。

-tオプションで指定した監視時間を増やしてコマンドを再実行するか,実行サーバで実行中のトランザクションが終了してからコマンドを再実行してください。

0007

TP1/EEサービス定義が不正です。

RPC関連定義のname_useオペランド,およびプロセス関連定義のfsp_useオペランドの指定値を見直し,コマンドを再実行してください。

0008

実行サーバ側でサービスの処理キューの登録に失敗しました。

時間が経ってからコマンドを再実行してください。コマンドを再実行しても現象が改善されない場合は,実行サーバのメモリ関連定義のpce_noオペランドの指定値を見直してください。

0009

実行タイミングが不正です。

なし。

0010

システムエラーが発生しました。

実行サーバ側のプロセス関連定義のfsp_useオペランドの指定値を見直してください。

または,実行サーバのTP1/EEのバージョンが古くないか確認してください。

上記以外の場合は保守員に連絡してください。