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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB61000-E

ステータスファイルの開始に失敗しました。理由コード=aaaa

An attempt to start a status file has failed. reason code = aaaa  (E+P+L)(1)(NOS)

TP1/EEプロセスの初期化処理で,ステータスファイルの開始に失敗しました。

aaaa:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

(S)初期化処理を中止し,TP1/EEプロセスを強制停止します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

理由コード

意味

対策

0002

制御用ステータスファイルのバッファ長が不正です。

ステータスファイル関連定義のsts_control_buffer_lengthオペランドに,eestsinitコマンドを実行して作成した制御用ステータスファイルのレコード長と同じ値を指定して,TP1/EEを再起動してください。

0003

シグナル用ステータスファイルのバッファ長が不正です。

ステータスファイル関連定義のsts_signal_buffer_lengthオペランドに,eestsinitコマンドを実行して作成したシグナル用ステータスファイルのレコード長と同じ値を指定して,TP1/EEを再起動してください。

0004

現用ステータスファイルがありません。

ステータスファイルを用意して,TP1/EEを再起動してください。

0005

バッファ数が不足しています。

ステータスファイル関連定義のsts_buffer_countオペランドに必要なバッファ数を指定し,TP1/EEを再起動してください。

0006

メモリが不足しています。

以前に出力されたメッセージに従って障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

0007

ステータスファイルに障害が発生しました。

以前に出力されたメッセージに従って障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

0008

ステータスファイルの管理レコードバッファの常駐化で障害が発生しました。

以前に出力されたメッセージに従って障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

0009

スワップ処理で障害が発生しました。

以前に出力されたメッセージに従って障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

0010

ステータスファイル関連定義のsts_initial_error_switchオペランドにstopが指定され,かつ,ステータスファイルに障害が発生しました。

ステータスファイルの障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

0015

TP1/EEが選択した現用ステータスファイル名とstsflgrp定義コマンドの-lオプションに指定した論理ファイル名とが一致しません。

stsflgrp定義コマンドの-lオプションに,前回までの最新の現用ステータス論理ファイル名を指定し,TP1/EEを再起動してください。stsflgrp定義コマンドの-lオプションに最新の現用ファイル名を指定している場合にこのメッセージが出力されたときは,TP1/EEを再開始できません。eestsinitコマンドで全ステータスファイルを初期化するか,強制正常開始でTP1/EEを再起動するかしてください。

0016

前回までの最新の現用ステータスファイルを確定できない状態が発生し,かつ,stsflgrp定義コマンドの-lオプションに,論理ファイル名の指定がありません。

stsflgrp定義コマンドの-lオプションに,前回までの最新の現用ステータス論理ファイル名を指定し,TP1/EEを再起動してください。

0017

stsflgrp定義コマンドの-kオプションに指定した系に障害が発生しました。

TP1/EEを再開始できません。eestsinitコマンドで全ステータスファイルを初期化するか,強制正常開始でTP1/EEを再起動するかしてください。

0018

前回までの最新の現用ステータスファイルの片系に障害が発生し,かつ,stsflgrp定義コマンドの-kオプションに系の指定がありません。

前回のオンライン中の現用ステータスファイルの状態と,直前に出力されたKFSB51008-Eメッセージが通知した障害の発生した系の組み合わせで,stsflgrp定義コマンドの-kオプションに系を指定して,TP1/EEを再起動してください。障害系の組み合わせを下記の表に示します。

0019

再開始時に初期設定状態のファイルグループを指定しています。

stsflnam定義コマンドに前回までの最新の現用ステータスファイル名を指定し,TP1/EEを再起動してください。前回までの最新の現用ステータスファイル名を正しく指定している場合にこのメッセージが出力されたときは,TP1/EEを再開始できません。eestsinitコマンドで全ステータスファイルを初期化するか,強制正常開始でTP1/EEを再起動するかしてください。

0020

ほかのTP1/EEプロセスで同じステータスファイルを使用しています。

ほかのTP1/EEプロセスとは異なるステータスファイルを指定し,TP1/EEを再起動してください。

0021

レコード数が不正です。

このメッセージより前に出力されたメッセージに従って障害を取り除き,TP1/EEを再起動してください。

理由コード0018が表示された場合に,再起動時にstsflgrp定義コマンドの-kオプションに指定する系を次の表に示します。

前回オンライン中の現用ステータスファイルの状態

KFSB51008-Eメッセージが表示した障害の発生した系

再起動時にstsflgrp定義コマンドの-kオプションで指定する現用系

A系

B系

ACTIVE

ACTIVE

A

B

B

A

ACTIVE

ACTIVE以外

A

TP1/EEを再開始できません。

B

A

ACTIVE以外

ACTIVE

A

B

B

TP1/EEを再開始できません。