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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB56205-W

共有メモリのページ固定化に失敗しました。情報1=aaaa,情報2=bb....bb,情報3=cc....cc

An attempt to fix a page in shared memory has failed. (information 1 = aaaa, information 2 = bb....bb, information 3 = cc....cc)  (E+P+L)(4)(NOS)

XDBサービス定義のxdb_memory_fixedオペランドにYを指定している際,共用メモリの固定化に失敗しましたが,処理は続行します。

aaaa:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

bb....bb:保守情報1

cc....cc:保守情報2

(S)処理を続行します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕TP1/Server Baseのユーザサービス定義のsetrlimit_memlockオペランドに十分大きな値を指定して,再度OpenTP1を起動してください。setrlimit_memlockオペランドの指定については,マニュアル「TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引」の「共用メモリの固定化」を参照してください。

再度OpenTP1を起動してもこのメッセージが出力された場合は,理由コード一覧を見て対策してください。これらの対策を実行しても問題が解決しない場合は,このメッセージの内容を記録して,保守員に連絡してください。

理由コード

意味

対策

0001

主記憶装置のメモリ不足によって,共用メモリの固定化に失敗しました。

次に示す対策のどれかを実施したあと,再度OpenTP1を起動してください。

  • 不要なプロセスがあれば削除する。

  • メモリ関連のシステム定義を見直す。

  • 主記憶装置を増設する。

  • XDBサービス定義のxdb_memory_fixedオペランドの指定値をNに変更する。

0002

XDBを実行するためのメモリが不足しています。これによって,共用メモリの固定化に失敗しました。

直前に出力されたKFSB30930-Eメッセージに従って原因を取り除いてください。

0003

OSメモリ不足によって,共用メモリの固定化に失敗しました。

次に示す対策のどちらかを実施したあと,再度OpenTP1を起動してください。

  • 不要なプロセスがあれば削除する。

  • メモリ関連のシステム定義を見直す。

0004

OSメモリ不足またはプロセス数不足によって,共用メモリの固定化に失敗しました。

不要なプロセスがあれば削除し,再実行してください。不要なプロセスがない場合は,メモリ不足,またはプロセス数不足の対策を実施して,再度OpenTP1を起動してください。

上記以外

内部矛盾によって,共用メモリの固定化に失敗しました。

このメッセージの内容を記録して,保守員に連絡してください。