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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB55350-E

スレッドの強制終了を検出しました。IFA番号=aa....aa,終了要因=bb....bb,エラー要因コード=cccccccc,シグナル番号=dd....dd,中央処理通番=eeeeeeee,トランザクション種別=ff,サービス名=gg....gg

A forced termination of a thread was detected. IFA number = aa....aa, termination cause = bb....bb, error cause code = cccccccc, signal number = dd....dd, central processing number = eeeeeeee, transaction type = ff, service name = gg....gg  (E+P+L)(2)(SUP)

スレッドの強制終了を検出しました。強制終了したスレッドで処理中のトランザクション種別がMI,ME,またはその延長のRMの場合は,TP1/EEプロセスを強制停止します。それ以外の場合は,該当するスレッドを再起動します。

aa....aa:強制終了したスレッドのIFA番号(10進表記)

bb....bb:終了要因

COMMIT LIMIT OVER:コミット関数の発行回数が上限値を超えました。

HUNGUP:ハングアップが発生しました。

ROLLBACK ABEND:UAPで,EETRN_KILLまたはEETRN_ABRTを指定したee_trn_chained_rollback関数を呼び出しました。

ROLLBACK LIMIT OVER:ロールバック関数の発行回数が上限値を超えました。

RMERROR:リソースマネジャ障害が発生しました。

RMNETERROR:リソースマネジャ障害監視,または通信障害監視の依頼要因が発生しました。

SIGNAL:同期シグナルが発生しました。

UNKNOWN:UAPでpthread_exit関数またはCBLABNサービスルーチンを呼び出しました。または,COBOL実行時に障害が発生しました。

XDB INSIDE:XDBで障害が発生しました。

RETRY ROLLBACK ABEND:リトライロールバック(UAPでee_trn_retry_rollback関数を呼び出し)の回数が上限値を超えました。

RETRY ROLLBACK INSIDE:リトライロールバックの処理中に障害が発生しました。

RETRY ROLLBACK STOP:リトライロールバックの停止が指示されました(リトライロールバック前処理UOCで,リターンコードEETRN_UOC_NORETRY_KILLまたはEETRN_UOC_NORETRY_ABORTが設定されました)。

cccccccc:エラー要因コード(16進表記)

終了要因がROLLBACK ABENDの場合は,ee_trn_chained_rollback関数で指定したエラー要因コードが表示されます。

RETRY ROLLBACK ABEND,およびRETRY ROLLBACK INSIDEの場合,ee_trn_retry_rollback関数で設定したエラー要因コードが表示されます。

上記以外の場合は,TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報が表示されます。

dd....dd:シグナル番号(10進表記)

終了要因がSIGNALの場合は,終了契機になったシグナル番号が表示されます。終了要因がSIGNAL以外の場合は,0を表示します。

eeeeeeee:中央処理通番

トランザクション処理中に障害が発生した場合は,トランザクションのエントリ中央処理通番が表示されます。トランザクション処理中以外に障害が発生した場合は,00000000を表示します。

ff:トランザクション種別

トランザクション種別については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」のトランザクション種別の説明を参照してください。

gg....gg:サービス名

サービス名がないトランザクションの場合は,*を表示します。

(S)該当するスレッドを再起動するか,またはTP1/EEプロセスを強制停止するかします。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕終了要因によって次に示す対策をしてください。
終了要因がHUNGUP,SIGNAL,またはUNKNOWNの場合

UAPを見直してください。問題がないときは,保守員に連絡してください。

終了要因がRMERRORの場合

KFSB50919-Eメッセージに従って原因を取り除いてください。

終了要因がRMNETERRORの場合

このメッセージの直前にほかのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージに従って原因を取り除いてください。ほかのメッセージが出力されていないときは,保守員に連絡してください。

終了要因がROLLBACK ABENDおよびRETRY ROLLBACK ABENDの場合

原因を取り除いてください。

終了要因がRETRY ROLLBACK INSIDEの場合

保守員に連絡してください。