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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB40321-E

サーバコネクションの初期化に失敗しました。IPアドレス=aa....aa,ポート番号=bb....bb,理由コード=cccc,詳細コード=dd....dd

An attempt to initialize a server connection has failed. IP address = aa....aa, port number = bb....bb, reason code = cccc, detail code = dd....dd  (E+P+L)(3)(SUP)

相手システム(クライアント)からのコネクションを受け付けるソケットの初期化処理に失敗しました。

aa....aa:初期化処理に失敗した自システムのIPアドレス

次に示すときは,0.0.0.0を表示します。

  • RPC要求メッセージ受信用コネクションの場合で,サービスグループ情報関連定義のmysvgdef定義コマンドに-bオプションを指定していないとき(ただし,UNIXドメイン用のソケットの場合は,-bオプションの指定に関係なく設定したホスト名に対応するIPアドレスを表示します)

  • RPC応答メッセージ送受信用コネクションの場合で,サービスグループ情報関連定義のmyreplydef定義コマンドに-bオプションを指定していないとき

  • rap用コネクションを使用しているとき

  • DBキューのイベント通知メッセージ受信用コネクションの場合で,サービスグループ情報関連定義のmysvgdef定義コマンドに-bオプションを指定していないとき

bb....bb:初期化処理に失敗した自システムのポート番号

次に示すときは,0を表示することがあります。

  • RPC要求メッセージ受信用コネクションの場合で,サービスグループ情報関連定義のmysvgdef定義コマンドの-hオプション(ポート番号)に0を指定したとき

  • RPC応答メッセージ送受信用コネクションの場合で,RPC関連定義のrpc_reply_port_autoオペランドにYを指定したとき

cccc:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

dd....dd:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

(S)処理を続行します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

理由コード

意味

対策

0001

ソケットの生成に失敗しました。

プロセス関連定義のmax_descriptorsオペランドの指定値を見直してください。指定値に問題がない場合は,保守員に連絡してください。

0002

自システムのIPアドレスとポート番号のソケットへの割り当てに失敗しました。

サービスグループ情報関連定義のmysvgdef定義コマンドの-hオプションの指定値を見直してください。サービスグループ情報関連定義のmyreplydef定義コマンドに-bオプションが指定されている場合は,myreplydef定義コマンドの-hオプションの指定値を見直してください。指定値に問題がない場合は,保守員に連絡してください。

0007

TCP/IPの受信バッファサイズの設定に失敗しました。

RPC関連定義のipc_recvbuf_sizeオペランドおよびipc_recvbuf_size_dbqオペランドの指定値を見直してください。指定値に問題がない場合は,保守員に連絡してください。

0008

TCP/IPの送信バッファサイズの設定に失敗しました。

RPC関連定義のipc_sendbuf_sizeオペランドおよびipc_sendbuf_size_dbqオペランドの指定値を見直してください。指定値に問題がない場合は,保守員に連絡してください。

上記以外

上記以外の障害が発生しました。

保守員に連絡してください。