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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


トランザクションインタフェース情報

SPPのデータ領域には,TP1/EEからトランザクションインタフェース情報が渡されます。TP1/EEからSPPに渡されるトランザクションインタフェース情報を次の表に示します。

表5‒4 トランザクションインタフェース情報

トランザクションインタフェース情報(変数名)

トランザクション種別

MI

ME

MN

E1

E2

E3

E4

ES

ER

TM

UI

MV

RL

UT

CU

JI

BS

情報長(データ名E)

サービスグループ名長(データ名F)

※1

サービスグループ名(データ名G)

※1

サービス名長(データ名H)

×

×

×

×

×

×

×

サービス名(データ名I)

×

×

×

×

×

×

×

トランザクション種別(データ名J)

自動閉塞有無(データ名K)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

コミット有無(データ名L)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

処理スレッド通番(データ名M)

エラー要因コード(データ名N)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ユーザIFAエリアサイズ(データ名O)

ユーザIFAエリアポインタ(データ名P)

ユーザSATエリアサイズ(データ名Q)

ユーザSATエリアポインタ(データ名R)

応答要否(データ名S)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

メッセージ状態(データ名T)

×

×

×

×

×

×

×

プロセス起動要因(データ名U)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

前回プロセス終了要因(データ名V)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

プロセス終了要因(データ名W)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

スレッドダウン種別(データ名X)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

異常発生トランザクション種別(データ名Y)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

拡張トランザクション種別(データ名Z)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

リソースマネジャ数(データ名AA)

リソースマネジャ接続状態(データ名AB)

×

送信サービスグループ名長(データ名AC)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

送信サービスグループ名(データ名AD)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

送信サービス名長(データ名AE)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

送信サービス名(データ名AF)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

異常発生処理スレッド通番(データ名AG)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

拡張トランザクションインタフェース情報(データ名AH)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

XTC拡張トランザクションインタフェース情報(データ名AI)※2

×

×

×

×

MCP拡張トランザクションインタフェース情報(データ名AJ)

×

※3

×

※3

※3

※3

×

※3

※3

×

×

×

×

×

×

×

メッセージ種別(データ名AK)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

エラートランザクション要因(データ名AL)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

拡張ユーザIFAエリアサイズ(データ名AM)

拡張ユーザSATエリアサイズ(データ名AN)

トランザクション起動要因(データ名AO)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

サーバ再起動回数(データ名AP)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

トランザクション起動時刻(データ名AQ)

送信元のノード識別子(データ名AR)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

リトライ回数(データ名AX)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

トランザクションレベル名長(データ名AS)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

トランザクションレベル名(データ名AT)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

トランザクション引き継ぎ情報(データ名AY)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

△:拡張トランザクション種別がNULL以外の場合は参照できます。

×:参照できません。

注※1

サービスグループ名の代わりにジョブ名の情報が設定されます。

注※2

XTCを使用する場合にだけ有効です。

注※3

メッセージ種別(データ名AK)がX'05'またはX'06'の場合にだけ参照できます。

上記の表のトランザクションインタフェース情報について,次に説明します。なお,TP1/FSPを使用する場合は,ここで説明していない内容が設定されることがあります。詳細については,TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●情報長

トランザクションインタフェース情報の長さが設定されます(単位:バイト)。

[図データ]

●サービスグループ名長

サービスグループ名の長さが設定されます(単位:バイト)。

●サービスグループ名

該当するトランザクションのサービスグループ名が設定されます。

●サービス名長

サービス名の長さが設定されます(単位:バイト)。

●サービス名

サービス名が設定されます。

●トランザクション種別

トランザクション種別が設定されます。

'MI'

初期化トランザクション

'ME'

終了トランザクション

'MN'

サービストランザクション

'E1'

エラートランザクション(ERRTRN1)

'E2'

エラートランザクション(ERRTRN2)

'E3'

エラートランザクション(ERRTRN3)

'E4'

エラートランザクション(ERRTRN4)

'ES'

エラートランザクション(ERRTRNS)

'ER'

エラートランザクション(ERRTRNR)

'TM'

タイマトランザクション

'UI'

実行系連絡トランザクション

'MV'

イベント通知トランザクション

'RL'

MCP後処理トランザクション

●自動閉塞有無

サービスの自動閉塞の有無が設定されます。

X'01'

自動閉塞有

X'00'

自動閉塞無

●コミット有無

エラーになったトランザクションの同期点の有無が設定されます。

X'00'

コミット無

X'01'

コミット有

エラーになったサービス処理で一度でも同期点を取得している場合は,コミット有が設定されます。

●処理スレッド通番

該当するトランザクションのスレッド通番が設定されます。

●エラー要因コード

エラーの要因コードが設定されます。

スレッドダウンの場合は,その詳細が設定されます。この場合,スレッドダウン種別によって設定情報が異なります。

同期シグナルの場合

シグナル番号が設定されます。

トランザクションタイマの場合

値は設定されません。

ロールバック要求(スレッド強制終了指示)の場合

CBLEETRN('C-ROLL ')のデータ名Dの値が設定されます。

DBキューの交替用メッセージ表書き込み機能使用時のロールバック要求(スレッド強制終了指示)の場合

次の情報が設定されます。

  • EEDBQ_ERRINF_WRITE:書き込み処理でエラー(5)

  • EEDBQ_ERRINF_READ:読み出し処理でエラー(6)

上記以外の場合

値は設定されません。

トランザクション種別がエラートランザクション(EERTRNR)の場合は,次に示す情報が設定されます。

1

UAPリターン後,トランザクションはロールバックしました。

2

UAPリターン後,トランザクションはヒューリスティック決着しました。

3

UAPリターン後の同期点処理で通信障害が発生したため,トランザクションは未決着です。

4

UAPリターン後の同期点処理でリソースマネジャ障害が発生したため,トランザクションは未決着です。

10

UAPリターン後,XDB前処理エラーによってロールバックしました。

11

UAPリターン後,XDB処理エラーによってロールバックしました。

20

UAPリターン後,トランザクション同期のメッセージの送信失敗によってロールバックしました。

トランザクション種別がエラートランザクション(EERTRNS)の場合は,次に示す情報が設定されます。

20

UAPリターン後,トランザクション同期のメッセージの送信失敗によってロールバックしました。

21

UAPリターン後,トランザクション非同期のメッセージの送信失敗によってロールバックしました。

●ユーザIFAエリアサイズ

ユーザIFAエリアのサイズが設定されます(単位:バイト)。

64ビットアーキテクチャの場合,ユーザIFAエリアのサイズが4ギガバイト以上のときは0が設定されます。この場合,データ名AMを参照してユーザIFAエリアのサイズを取得してください。ユーザIFAエリアのサイズが4ギガバイト未満の場合でも,データ名AMを参照してユーザIFAエリアのサイズを取得できます。

●ユーザIFAエリアポインタ

ユーザIFAエリアのポインタが設定されます。ユーザIFAエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

●ユーザSATエリアサイズ

ユーザSATエリアのサイズが設定されます(単位:バイト)。

64ビットアーキテクチャの場合,ユーザSATエリアのサイズが4ギガバイト以上のときは0が設定されます。この場合,データ名ANを参照してユーザSATエリアのサイズを取得してください。ユーザSATエリアのサイズが4ギガバイト未満の場合でも,データ名ANを参照してユーザSATエリアのサイズを取得できます。

●ユーザSATエリアポインタ

ユーザSATエリアのポインタが設定されます。ユーザSATエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

●応答要否

クライアントUAPからのRPC要求に対する応答要否が設定されます。

'Y'

応答要

'N'

応答不要

●メッセージ状態

引き渡しメッセージの状態が設定されます。

'N'

正常

'O'

オーバフロー

オーバフローの場合,SPPに渡される入力パラメタにはメッセージの一部しか設定されません。

●プロセス起動要因

TP1/EEプロセス起動時の要因が設定されます。

'N'

通常起動

'R'

再起動

●前回プロセス終了要因

前回のTP1/EEプロセス終了時の要因が設定されます。

'N'

正常終了

'A'

計画停止A

'B'

計画停止B

'E'

異常終了

●プロセス終了要因

TP1/EEプロセス終了時の要因が設定されます。

'N'

正常終了

'A'

計画停止A

'B'

計画停止B

'C'

実行系孤立モードA

'D'

実行系孤立モードB

●スレッドダウン種別

スレッドダウン種別が設定されます。

X'01'

同期シグナル

X'02'

トランザクションタイマ

X'04'

ロールバック要求(スレッド強制終了指示)

X'08'

CBLEETRN('C-ROLL ')またはCBLEETRN('ROLLMARK')の呼び出し回数の上限値オーバ

X'09'

スレッドダウン指示による終了

リトライロールバック前処理UOCでリターン値3,4設定時

X'20'

CBLEETRN('C-COMMIT')の呼び出し回数の上限値オーバ

X'44'

XDBの障害

X'40'

上記以外

●異常発生トランザクション種別

異常が発生したトランザクション(要求元トランザクション)の種別が設定されます。

X'01'

サービストランザクション

X'02'

タイマトランザクション

X'04'

再起動トランザクション

●拡張トランザクション種別

拡張トランザクション種別が設定されます。

'S'

拡張トランザクションインタフェース情報(DBキュー機能およびオンラインバッチ機能を使用しない場合)

'D'

拡張トランザクションインタフェース情報(DBキュー機能を使用する場合)

'O'

拡張トランザクションインタフェース情報(オンラインバッチ機能を使用する場合)

拡張トランザクション種別がNULL以外の場合は,トランザクションインタフェース情報の一部として拡張トランザクションインタフェース情報が設定されます。

●リソースマネジャ数

接続しているリソースマネジャの数が設定されます。

●リソースマネジャ接続状態

リソースマネジャとの接続状態が設定されます。

0

リソースマネジャ接続正常

1

リソースマネジャ接続失敗によるトランザクション縮退起動

複数のリソースマネジャと接続している場合,一部のリソースマネジャでの接続失敗も含みます。

●送信サービスグループ名長

トランザクション種別がEERPC_TRNKIND_ESの場合

CBLEERPC('CMTSND ')関数,CBLEEMCH('CMTSND ')関数,またはCBLEEMCH('CMTSNDSY')関数で指定したサービスグループ名の長さが設定されます(単位:バイト)。

トランザクション種別がEERPC_TRNKIND_MVの場合

サービスグループレベルで出力キュー(OTQ)が自動閉塞していたサービスグループ名の長さが設定されます(単位:バイト)。

●送信サービスグループ名

トランザクション種別がEERPC_TRNKIND_ESの場合

CBLEERPC('CMTSND '),CBLEEMCH('CMTSND '),またはCBLEEMCH('CMTSNDSY')で設定したサービスグループ名が設定されます。

トランザクション種別がEERPC_TRNKIND_MVの場合

サービスグループレベルで出力キュー(OTQ)が自動閉塞していたサービスグループ名が設定されます。

●送信サービス名長

CBLEERPC('CMTSND ')関数,CBLEEMCH('CMTSND ')関数,またはCBLEEMCH('CMTSNDSY')関数で指定したサービス名の長さが設定されます(単位:バイト)。

●送信サービス名

CBLEERPC('CMTSND ')関数,CBLEEMCH('CMTSND ')関数,またはCBLEEMCH('CMTSNDSY')関数で指定したサービス名が設定されます。

●異常発生処理スレッド通番

異常が発生したトランザクション(要求元トランザクション)のスレッド通番が設定されます。

●拡張トランザクションインタフェース情報

拡張トランザクションインタフェース情報が設定されます。拡張トランザクションインタフェース情報は,DBキュー機能およびオンラインバッチ機能を使用するかどうかによって設定される情報が異なります。それぞれの場合について説明します。

DBキュー機能およびオンラインバッチ機能を使用しない場合

DBキュー機能およびオンラインバッチ機能を使用しない場合,トランザクションインタフェース情報の一部として,次の表に示す拡張トランザクションインタフェース情報がTP1/EEから渡されます。

表5‒5 拡張トランザクションインタフェース情報(DBキュー機能およびオンラインバッチ機能を使用しない場合)

拡張トランザクションインタフェース情報(変数名)

トランザクション種別

MI

ME

MN

E1

E2

E3

E4

ES

ER

TM

UI

MV

RL

情報長(データ名DA)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

サービスプログラム起動時の応答の長さ(データ名DB)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

×:参照できません。

  • 情報長

    拡張トランザクションインタフェース情報の長さが設定されます(単位:バイト)。

    [図データ]

  • サービスプログラム起動時の応答の長さ

    クライアントUAPで設定したサービスプログラム起動時の応答の長さ(データ名D)が設定されます。

DBキュー機能を使用する場合

DBキュー機能を使用する場合,トランザクションインタフェース情報の一部として,次の表に示す拡張トランザクションインタフェース情報がTP1/EEから渡されます。

表5‒6 拡張トランザクションインタフェース情報(DBキュー機能を使用する場合)

拡張トランザクションインタフェース情報(変数名)

トランザクション種別

MI

ME

MN

E1

E2

E3

E4

ES

ER

TM

UI

MV

RL

情報長(データ名BA)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

読み込みDBキュー名(データ名BB)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

通番(読み込み)(データ名BC)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ロールバック回数(データ名BD)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

×:参照できません。

  • 情報長

    拡張トランザクションインタフェース情報の長さが設定されます(単位:バイト)。

    [図データ]

  • 読み込みDBキュー名

    読み込み時のDBキュー名が設定されます。

  • 通番

    読み込みメッセージの通番が設定されます。

  • ロールバック回数

    同じメッセージに対してCBLEETRN('C-ROLL ')およびCBLEETRN('ROLLMARK')でロールバックした回数が設定されます。65535を超えた場合は65535が設定されます。

    同一メッセージ処理の連続ロールバック監視回数(DBキュー機能関連定義のdbq_rollback_retry_countオペランドの指定値)を超えたためにスケジュールを停止した場合,ロールバック回数は0に戻ります。

オンラインバッチ機能を使用する場合

オンラインバッチ機能を使用する場合,トランザクションインタフェース情報の一部として,次の表に示す拡張トランザクションインタフェース情報がTP1/EEから渡されます。

表5‒7 拡張トランザクションインタフェース情報(オンラインバッチ機能を使用する場合)

拡張トランザクションインタフェース情報(変数名)

トランザクション種別

MI

ME

MN

E1

E2

E3

E4

ES

ER

TM

UI

MV

RL

情報長(データ名CA)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

トランザクション種別(データ名CB)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

バッチキュー名(データ名CC)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ロット名(データ名CD)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

引き継ぎ情報のサイズ(データ名CE)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

引き継ぎ情報のアドレス(データ名CF)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

オンラインバッチ処理形態(データ名CG)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

該当するロットの全メッセージ数(データ名CH)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

読み込んだメッセージの通番(データ名CI)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ロット終了要因コード(データ名CJ)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

終了時のステータスコード(データ名CK)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

読み出し済みメッセージ数(データ名CL)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

スキップメッセージ数(データ名CM)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

未読み出しメッセージ数(データ名CN)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

メッセージ長情報(データ名CO)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

△:トランザクションの種別や,使用するオンラインバッチ処理の処理方法によって異なります。詳細については,表5-6を参照してください。

×:参照できません。

注※

サービスプログラムの入力パラメタ長(データ名B)が0以外の場合だけ参照できます。

表5‒8 拡張トランザクションインタフェース情報の詳細(オンラインバッチ機能を使用する場合)

トランザクション種別

バッチ処理トランザクション

バッチ終了トランザクション

オンラインバッチ処理形態

データ型

イベント型

データ型

イベント型

該当するロットの全メッセージ数

×

×

読み込んだメッセージの通番

×

×

×

ロット終了要因コード

×

×

終了時のステータスコード

×

×

読み出し済みメッセージ数

×

×

×

スキップメッセージ数

×

×

×

未読み出しメッセージ数

×

×

×

メッセージ長情報

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

×:参照できません。

  • 情報長

    拡張トランザクションインタフェース情報の長さが設定されます(単位:バイト)。

    [図データ]

  • トランザクション種別

    トランザクション種別が設定されます。

    1

     バッチ処理トランザクション

    2

     バッチ終了トランザクション

  • バッチキュー名

    バッチキュー名が設定されます。

  • ロット名

    ロット名が設定されます。

  • 引き継ぎ情報のサイズ

    CBLEEDBQ('OBSSTART'),およびCBLEEDBQ('OBSCDT ')で設定したロットの引き継ぎ情報のサイズが設定されます。

  • 引き継ぎ情報のアドレス

    CBLEEDBQ('OBSSTART'),およびCBLEEDBQ('OBSCDT ')で設定したロットの引き継ぎ情報のエリアアドレスが設定されます。

  • オンラインバッチ処理形態

    実行中のロットのオンラインバッチ処理形態が設定されます。

    1

     データ型オンラインバッチ処理

    2

     イベント型オンラインバッチ処理

  • 該当するロットの全メッセージ数

    該当するロットの全メッセージ数が設定されます。該当するロットのバッチ処理トランザクションには,同じ値が設定されます。

    回復処理の失敗による中断,および回復処理の失敗による中断の強制終了要求の場合は,設定されません。

  • 読み込んだメッセージの通番

    該当するロットで読み出したメッセージ通番が設定されます。

  • ロット終了要因コード

    該当するロットの終了要因が設定されます。ユーザ指定による処理の中断と,障害による処理の中断の両方が発生した場合は,障害による処理の中断が優先して設定されます。

    0

     正常終了

    1

     ユーザ指定による中断

    2

     障害による中断

    3

     強制終了要求

    4

     回復処理の失敗による中断

    5

     回復処理の失敗による中断中の強制終了要求

  • 終了時のステータスコード(理由コード)

    処理終了時のステータスコード(理由コード)が設定されます。

    障害または回復処理の失敗による処理の中断の場合に設定されます。強制終了要求および回復処理の失敗による中断中の強制終了要求の場合は,以前に設定された値が引き継がれます。複数の障害が重なった場合は,ステータスコードの値が大きい方の障害が優先して設定されます。そのほかの場合はNULLが設定されます。

    4

     データフォーマット不正

    8

     オンラインバッチ機能処理中のエラー

    10

     次に示す要因以外でのロールバック

     ・UAPでのデータ名CにVALUE 'KEEP'を設定したCBLEETRN('C-ROLL ')の呼び出し

     ・UAPでのCBLEETRN('ROLLMARK')の呼び出し

     ・データフォーマット不正

     ・オンラインバッチ機能処理中のエラー

     ・DBキューのリソースマネジャへのアクセスエラー

     ・スレッドダウン

     ・プロセスダウン

    12

     DBキューのリソースマネジャへのアクセスエラー

    15

     スレッドダウン

    16

     プロセスダウン

  • 読み出し済みメッセージ数

    該当するロットの読み出し済みメッセージ数が設定されます。

    回復処理の失敗による中断,および回復処理の失敗による中断の強制終了要求の場合は,設定されません。

  • スキップメッセージ数

    該当するロットで読み出しをスキップしたメッセージ数が設定されます。

    回復処理の失敗による中断,および回復処理の失敗による中断の強制終了要求の場合は,設定されません。

  • 未読み出しメッセージ数

    該当するロットの未読み出しメッセージ数が設定されます。

    回復処理の失敗による中断,および回復処理の失敗による中断の強制終了要求の場合は,設定されません。

  • メッセージ長情報

    メッセージの前にユーザが設定するメッセージ長と,実際に入力したメッセージ長が一致しているかどうかを確認するための情報が設定されます。

    'E'

     一致しているか,またはオーバフローしています。オーバフローしているかどうかは,トランザクションインタフェース情報のメッセージ状態を参照して確認してください。

    'D'

     ユーザが設定するメッセージ長が実際に入力したデータ長より大きいため,一致していません。実際に入力したデータ長によって,入力パラメタ(データ名A)にメッセージが設定されます。

    'L'

     ユーザが設定するメッセージ長が実際に入力したデータ長より小さいため,一致していません。メッセージの前に設定されたメッセージ長によって,入力パラメタ(データ名A)にメッセージが設定されます。

●XTC拡張トランザクションインタフェース情報

XTC拡張トランザクションインタフェース情報が設定されます。次の表に示すXTC拡張トランザクションインタフェース情報がTP1/EEから渡されます。

表5‒9 XTC拡張トランザクションインタフェース情報

XTC拡張トランザクションインタフェース情報(変数名)

トランザクション種別

MI

ME

MN

E1

E2

E3

E4

ES

ER

TM

UI

MV

RL

系情報(データ名EB)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

系切り替え前の実行系の状態(データ名EC)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

出力キュー(OTQ)自動閉塞の有無(データ名ED)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

出力キュー(OTQ)自動閉塞レベル(データ名EE)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

出力キュー(OTQ)通番(データ名EF)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

エラー要因詳細(データ名EG)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

入力キュー(ITQ)通番(データ名EH)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ロールバックリトライ回数(データ名EI)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

系切り替え後の実行系の状態(データ名EJ)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:参照できます。

×:参照できません。

●MCP拡張トランザクションインタフェース情報

マニュアル「TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引」を参照してください。

●メッセージ種別

トランザクション起動契機となった入力メッセージの種別が設定されます。

X'00'

RPCメッセージ(TCP/IP)

X'01'

タイマトランザクションメッセージ

X'02'

RAPメッセージ(TCP/IP)

X'03'

一方送信メッセージ(UDP)

X'04'

RPCメッセージ(UDP)

X'05'

MCPメッセージ(TCP/IP)

X'06'

MCPメッセージ(UDP)

X'11'

DBキューメッセージ

X'12'

オンラインバッチメッセージ

●エラートランザクション要因

ERRTRN4を起動した要因が設定されます。

X'01'

サービス閉塞による起動

X'02'

オンライン終了による起動

●拡張ユーザIFAエリアサイズ

拡張ユーザIFAエリアのサイズが設定されます(単位:バイト)。

●拡張ユーザSATエリアサイズ

拡張ユーザSATエリアのサイズが設定されます(単位:バイト)。

●トランザクション起動要因

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●サーバ再起動回数

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●トランザクション起動時刻

トランザクションを開始した時刻が,YYYYMMDDHHMMSSの型式の文字列で設定されます。文字列の末尾にLOW-VALUEは付きません。

●送信元のノード識別子

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●リトライ回数

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●トランザクションレベル名長

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●トランザクションレベル名

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

●トランザクション引き継ぎ情報

TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。