Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_trn_set_exp_time

〈このページの構成〉

名称

トランザクション処理の監視時間の変更

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eetrn.h>
int  ee_trn_set_exp_time(EEULONG time,EELONG flags)

機能

トランザクション処理の監視時間を変更します。

ee_trn_set_exp_time関数が正常に終了すると,関数を呼び出したトランザクション処理の監視が,timeに設定した秒数で再開始されます。このとき,関数呼び出し前の処理時間監視は無効となります。

ee_trn_set_exp_time関数によるトランザクション処理の監視時間の変更は,呼び出し元トランザクションにだけ反映されます。

ee_trn_set_exp_time関数は,同一トランザクション内で2回以上呼び出すことはできません。

同一トランザクション内でee_trn_watch関数を発行済みの場合,この関数は使用できません。

UAPで値を設定する引数

●time

変更後のトランザクション処理の監視時間を設定します(単位:秒)。指定できる値は1〜65535です。0を設定した場合は,時間監視をしません。

●flags

EENOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDBPP

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EETRNER_ARGUMENT

引数に設定した値が間違っています。

EETRNER_CALLAGAIN

ee_trn_set_exp_time関数を同一トランザクション内で2回以上呼び出しました。

EETRNER_UNRESOLVABLE

その他のエラーが発生しました。

指定例

if (ee_trn_set_exp_time(100,EENOFLAGS) != EE_OK)
  fputs("cannot change trn_expiration_time\n",stderr);

注意事項

ee_trn_set_exp_time関数によるトランザクション処理の監視時間の変更は,呼び出し元のトランザクションにだけ反映されるため,eetrntimコマンドの-lオプションで表示するトランザクション処理の監視時間には反映されません。