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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_trn_rm_close_mark

〈このページの構成〉

名称

リソースマネジャとのコネクションの解放指示

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eetrn.h>
int  ee_trn_rm_close_mark(EELONG flags)

機能

ee_trn_rm_close_mark関数が正常に終了すると,ee_trn_rm_close_mark関数を呼び出したスレッドのトランザクションの同期点処理が完了した時点でスレッドにリンクされているすべてのリソースマネジャに対してコネクションの解放要求(xa_close関数)が指示されます。同期点処理の完了時にコネクション確立済みのリソースマネジャが存在しない場合は,ee_trn_rm_close_mark関数を呼び出してもコネクションの解放要求(xa_close関数)を指示しません。

リソースマネジャとのコネクションの再確立(xa_open関数)は,ee_trn_rm_close_mark関数を呼び出したスレッドでの次回のトランザクション開始時にTP1/EEが行います。

UAPで値を設定する引数

●flags

EENOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDBPP

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EETRNER_ARGUMENT

引数に設定した値が間違っています。

指定例

if (ee_trn_rm_close_mark(EENOFLAGS) != EE_OK){
  fputs("cannot close connection\n",stderr);
}