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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_lck_release_byname

〈このページの構成〉

名称

資源名称を指定した排他の解除

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eelck.h>
int ee_lck_release_byname(char *name, EELONG ownerflag,
                          EELONG flags)

機能

ee_lck_get関数で指定した資源の排他を,資源名称を指定して解除します。同期点取得前に排他を解除するときに,ee_lck_release_byname関数を呼び出します。

排他をしたグローバルトランザクションが終了したときに,TP1/EEのロックサービスによって自動的に排他は解除されます。このときは,UAPで排他を解除する必要はありません。

UAPで値を設定する引数

●name

排他の指定を解除する資源名称を設定します。資源名称はee_lck_get関数で設定した名称と同じ値を設定してください。

●ownerflag

EELCK_OWNER_MIGRATEを設定します。

●flags

EENOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDBPP

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EELCKER_CONDITION

この機能は使用できません。

EELCKER_NOTHING

解除を指定した資源名称に該当する資源がありません。

EELCKER_OUTOFTRN

トランザクション処理でないUAPからee_lck_release_byname関数を呼び出しています。

EELCKER_PARAM

引数に設定した値が間違っています。