Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


2.4.6 DBキューの通番の管理

TP1/EEによってDBキューにメッセージが書き込まれるのは,サービストランザクション(メッセージ書き込み要求を行うトランザクション)の同期点処理のタイミングです。TP1/EEでは,このときの書き込みの順番を通番管理しています。

サービストランザクション中でee_dbq_msgput関数が発行され,DBキューへのメッセージ書き込み要求が行われると,同期点処理でメッセージを書き込む順番にメッセージに通番が設定されます。この通番は,1から順番に昇順で設定され,番号が抜け落ちることはありません。

通番がdbqdef定義コマンドの-lオプションで指定した最大書き込みメッセージ数に達した場合の動作は,eedbqtblhコマンドでDBキューを作成するときの,-aオプションに指定する属性によって設定できます。

DBキューの通番の管理の詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。