eetrntim
形式
eetrntim -g サービスグループ名 {-s トランザクション種別
-t トランザクション処理監視時間
|-r|-l}
機能
トランザクション処理の監視時間を変更します。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。
●-s トランザクション種別
トランザクション処理の監視時間を変更するトランザクション種別を指定します。
- MI
-
初期化トランザクション(trn_expiration_time_mi)
- ME
-
終了トランザクション(trn_expiration_time_me)
- MN
-
サービストランザクション(trn_expiration_time_mn)
- E1
-
エラートランザクション1(trn_expiration_time_e1)
- E2
-
エラートランザクション2(trn_expiration_time_e2)
- E3
-
エラートランザクション3(trn_expiration_time_e3)
- E4
-
エラートランザクション4(trn_expiration_time_e4)
- ES
-
エラートランザクションS(trn_expiration_time_es)
- ER
-
エラートランザクションR(trn_expiration_time_er)
- TM
-
タイマトランザクション(trn_expiration_time_tm)
- UI
-
実行系連絡トランザクション(trn_expiration_time_ui)
- MV
-
イベント通知トランザクション(trn_expiration_time_mv)
- RL
-
MCP後処理トランザクション(trn_expiration_time_rl)
- UT
-
ユーザ初期化トランザクション(trn_expiration_time_ut)
- CU
-
ユーザコマンドトランザクション(trn_expiration_time_cu)
- JI
-
共有リソース初期化トランザクション(trn_expiration_time_ji)
- ALL
-
-sオプションで指定できるすべてのトランザクション種別を変更対象とします。
●-t トランザクション処理監視時間 〜((0〜65535))
変更するトランザクション処理の監視時間を指定します。
0を指定した場合,監視をしません。
●-r
-sオプションで指定できるすべてのトランザクション種別のトランザクション処理の監視時間を,eetrntimコマンドで変更する前の値に戻します。eetrntimコマンドで変更する前の値とは,トランザクション関連定義のtrn_expiration_timeオペランド,またはtrn_expiration_time_**オペランド(**は小文字のトランザクション種別)で指定した値です。
●-l
コマンド実行時の,トランザクション種別ごとのトランザクション処理の監視時間を表示します。
出力形式
●「eetrntim -g サービスグループ名 -s トランザクション種別 -t トランザクション処理監視時間」または「eetrntim -g サービスグループ名 -r」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:改行を含まないで1行に表示します。
-
2:-sオプションでALLを指定した場合,および-rオプションを指定した場合,システム用トランザクションを除いたすべてのトランザクションについて繰り返し表示します。-sオプションでALLを指定した場合,および-rオプションを指定した場合以外は,1行で表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
aa |
トランザクション種別(2文字) 監視時間を変更したトランザクションの種別
|
|
bb....bb |
トランザクション関連定義による指定時間(5けた以内の10進数) トランザクション関連定義のtrn_expiration_timeオペランド,またはtrn_expiration_time_**オペランド(**は小文字のトランザクション種別)で指定したトランザクション処理の監視時間を表示します。 |
|
cc....cc |
変更前のトランザクション処理の監視時間(5けた以内の10進数) 変更前のトランザクション処理の監視時間を表示します。 |
|
dd....dd |
変更後のトランザクション処理の監視時間(5けた以内の10進数) 変更後のトランザクション処理の監視時間を表示します。 |
●「eetrntim -g サービスグループ名 -l」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:改行を含まないで1行に表示します。
-
2:システム用トランザクションを含めたすべてのトランザクションについて繰り返し表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
aaa |
トランザクション種別(2文字または3文字) 監視時間を表示するトランザクションの種別
|
|
bb....bb |
トランザクション関連定義による指定時間(5けた以内の10進数) トランザクション関連定義のtrn_expiration_timeオペランド,またはtrn_expiration_time_**オペランド(**は小文字のトランザクション種別)で指定したトランザクション処理の監視時間を表示します。 |
|
cc....cc |
トランザクション処理の監視時間(5けた以内の10進数) コマンド実行時のトランザクション処理の監視時間を表示します。 |
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB90901-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90902-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90904-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90905-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90906-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90923-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
-
ee_trn_set_exp_time関数またはee_trn_watch関数を使用した変更は,ee_trn_set_exp_time関数またはee_trn_watch関数を呼び出したトランザクションだけに有効です。このため,ee_trn_set_exp_time関数またはee_trn_watch関数を使用した変更は,eetrntimコマンドに-lオプションを指定して表示するトランザクション処理の監視時間情報には反映されません。
-
eetrntimコマンドで変更した監視時間はTP1/EEの再開始時に引き継がれません。
-
ユーザサービス関連定義のservice_attr定義コマンドの-aオプションで指定したトランザクション処理監視時間は,このコマンドでの変更および表示はできません。