eetrnlsdump
形式
eetrnlsdump -t 〔-s〕〔-i〕 ファイル名
機能
指定されたコアファイルまたはメモリダンプファイルから,オンライン時のトランザクションの状態を編集し,標準出力に出力します。
オプション
●-t
すべてのトランザクションに関する情報を表示します。
●-s
TP1/Server Base形式のトランザクション識別子(TRNGID,TRNBID)を表示します。
●-i
HiRDB形式のトランザクション識別子を表示します。
コマンド引数
●ファイル名 〜〈パス名〉
コアファイル名またはメモリダンプファイル名を指定します。
出力形式
●「eetrnlsdump -t ファイル名」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:1トランザクションの情報を,改行を含まないで1行で表示します。トランザクションが複数ある場合,トランザクション数分表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
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aa....aa |
トランザクション識別子(16進数) |
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bb....bb |
トランザクション記述子(10進数) トランザクションブランチを区別するためのインデクス番号を表示します。 |
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cc....cc |
トランザクション第1状態(20文字以内) トランザクションブランチの処理状態を表示します。
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d |
トランザクション第2状態(1文字) トランザクションブランチのTP1/EEプロセスに関する状態を表示します。
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ee....ee |
サービス名(31文字以内) トランザクションブランチを起動しているサービス名を表示します。 サービス名がないトランザクションの場合は,「*」を表示します。 |
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ff....ff |
スレッドID(10進数) トランザクションブランチが動作しているスレッドのIFA番号を表示します。 |
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gg....gg |
ブランチ記述子(10進数) 一つのトランザクションブランチから分岐したトランザクションブランチを区別するためのインデクス番号を表示します。ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
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hh....hh |
親トランザクション記述子(10進数) 該当するトランザクションブランチを生成したトランザクションのトランザクション記述子を表示します。ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
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ii....ii |
トランザクションブランチ数(10進数) 処理中のトランザクションブランチ数を表示します。 |
|
jjjjjjjj |
中央処理通番(16進数) |
●「eetrnlsdump -t -s ファイル名」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:改行を含まないで1行で表示します。
-
2:1トランザクションの情報を,改行を含まないで1行で表示します。トランザクションが複数ある場合,トランザクション数分表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
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変数 |
意味 |
|---|---|
|
kkkkkkkk |
ルートトランザクションブランチのシステムノードID(8文字) |
|
llllllll |
グローバルトランザクション番号(16進数) |
|
mmmmmmmm |
親トランザクションブランチのシステムノードID(8文字) ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
|
nnnnnnnn |
トランザクションブランチ番号(16進数) ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
上記以外の項目については,「●「eetrnlsdump -t ファイル名」と指定した場合」の説明を参照してください。
●「eetrnlsdump -t -i ファイル名」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:改行を含まないで1行で表示します。
-
2:1トランザクションの情報を,改行を含まないで1行で表示します。トランザクションが複数ある場合,トランザクション数分表示します。
出力形式中のkk....kkは,HiRDB形式のトランザクション識別子(33文字以内)を示しています。
上記以外の項目については,「●「eetrnlsdump -t ファイル名」と指定した場合」の説明を参照してください。
●「eetrnlsdump -t -s -i ファイル名」と指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:改行を含まないで1行で表示します。
-
2:1トランザクションの情報を,改行を含まないで1行で表示します。トランザクションが複数ある場合,トランザクション数分表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
kkkkkkkk |
ルートトランザクションブランチのシステムノードID(8文字) |
|
llllllll |
グローバルトランザクション番号(16進数) |
|
mmmmmmmm |
親トランザクションブランチのシステムノードID(8文字) ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
|
nnnnnnnn |
トランザクションブランチ番号(16進数) ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
|
oo....oo |
HiRDB形式のトランザクション識別子(33文字以内) |
上記以外の項目については,「●「eetrnlsdump -t ファイル名」と指定した場合」の説明を参照してください。
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB90901-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90905-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90906-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90907-E |
ファイルのオープン処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90908-E |
ファイルからの読み込み処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90910-E |
ファイルのクローズ処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90924-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB90925-E |
指定したファイルに編集するデータがありません。 |
標準エラー出力 |