eetrbstcse
形式
eetrbstcse -g サービスグループ名
{〔-e 基本統計情報種別〔,基本統計情報種別…〕〕
〔-k システム統計情報種別〔,システム統計情報種別…〕〕
〔-i 時間間隔〕
|-r}
機能
TP1/EEプロセスの基本統計情報(システム統計情報および処理キュー統計情報)を,指定した時間間隔で取得します。
基本統計情報の取得は,eetrbstcseコマンドに-rオプションを指定して実行したとき,またはTP1/EEプロセスが停止したときに終了します。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
対象となるTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。
-gオプション以外のオプションをすべて省略すると,すべての基本統計情報(システム統計情報および処理キュー統計情報)を10分間隔で取得します。
●-e 基本統計情報種別
取得する基本統計情報種別を指定します。
- sys
-
システム統計情報
- pci
-
処理キュー統計情報
- apm
-
UAP履歴情報メモリ通番統計情報
-eオプションを省略すると,すべての基本統計情報を取得します。
注意事項
apmは,TP1/FSPのUAP履歴情報メモリ通番機能を使用(trnaphgroupオペランドの-mオプションを指定)した場合に有効です。TP1/FSPのUAP履歴情報メモリ通番機能を使用していない場合にapmを指定,またはこのオプションを省略するとUAP履歴情報メモリ通番統計情報を取得しません。
●-k システム統計情報種別
取得するシステム統計情報の種別を指定します。システム統計情報を取得しない場合,-kオプションの指定は無視されます。
- api
-
API情報
- aph
-
UAP履歴情報
- dbq
-
DBキュー情報
- fil
-
ファイルサービス情報
- mem
-
メモリ情報
- obm
-
OBM情報
- rpc
-
RPC情報
- scd
-
スケジュール情報
- sdh
-
SDBハンドラ情報
- sts
-
ステータスファイル情報
- tim
-
タイマ情報
- trb
-
トラブルシュート情報
- trn
-
トランザクション情報
- xdb
-
XDB情報
- xtc
-
XTC情報
-kオプションの指定を省略すると,-kオプションで指定できるすべてのシステム統計情報を取得します。
UAP履歴情報取得機能を使用しない場合にaphを指定したときは,aphの指定は無視されます。
DBキュー機能を使用しない場合にdbqを指定したときは,dbqの指定は無視されます。dbq以外のシステム統計情報種別も同時に指定した場合,dbq以外の指定は有効です。
OBM機能を使用しない場合にobmを指定したときは,obmの指定は無視されます。
SDBハンドラ機能を使用しない場合にsdhを指定したときは,sdhの指定は無視されます。
XDBを使用しない場合にxdbを指定したときは,xdbの指定は無視されます。
XTCを使用しない場合にxtcを指定したときは,xtcの指定は無視されます。
●-i 時間間隔 ((1〜1440))《10》
基本統計情報を取得する時間間隔を,分単位で指定します。
●-r
基本統計情報の取得を終了します。-rオプションは,-gオプション以外のオプションと同時に指定できません。
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB95400-E |
メモリを確保できません。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95401-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95402-E |
コマンドのオプションが不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95403-E |
コマンドのオプションの組み合わせが不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95437-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB95450-I |
コマンドが成功しました。 |
標準出力 |
|
KFSB95451-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95452-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
注意事項
-
eetrbstcseコマンドは,TP1/EEプロセスの再開始時には引き継がれません。再開始後に基本統計情報を取得する場合は,eetrbstcseコマンドを再実行してください。ただし,TP1/EEプロセスを再開始する前にトラブルシュート関連定義のtrb_stc_basic_kindオペランドを指定しておくと,再開始後に定義に従って基本統計情報を取得します。
-
トラブルシュート情報関連定義のtrb_stc_basic_kindオペランドを指定しているか,またはeetrbstcseコマンドを実行して基本統計情報を取得している場合は,eetrbstcseコマンドによる取得の開始は受け付けません。時間間隔,基本統計情報種別,およびシステム統計情報種別を変更したい場合は,eetrbstcseコマンドに-rオプションを指定して基本統計情報の取得を終了してから,eetrbstcseコマンドを再実行してください。
-
TP1/FPのUAP履歴情報メモリ通番機能を使用していない場合に,eetrbstcseコマンドの-eオペランドにapmだけを指定した場合は,基本統計情報の取得を開始しません。eetrbstcseコマンドは,KFSB95451-Eを出力して異常終了します。