eetrbreport
形式
eetrbreport -g サービスグループ名 〔-c〕〔-r〕
〔-s 〔開始編集ID〕〔,終了編集ID〕〕
機能
メモリ上に取得したシステム統計情報を,標準出力にリアルタイムに編集,出力します。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。
●-c
システム統計情報をcsv形式で標準出力に出力します。
●-r
システム統計情報を標準出力に出力するとともに,メモリ上の統計情報をリセットします。
メモリ上の統計情報の取得値が,長時間の運用によって上限(4294967295)を超えそうな場合に,-rオプションでメモリ上の統計情報の取得値をリセットできます。
●-s 開始編集ID,終了編集ID
編集,出力するシステム統計情報の編集IDを指定します。編集IDについては,「付録B.1 システム統計情報」の「表B-1 システム統計情報の詳細」および「表B-2 システム統計情報の編集内容」を参照してください。
開始編集IDまたは終了編集IDのどちらか一方を必ず指定してください。
開始編集IDだけを指定すると,指定した編集ID以上のシステム統計情報を出力します。
終了編集IDだけを指定すると,指定した編集ID以下のシステム統計情報を出力します。
開始編集ID,終了編集IDをともに指定する場合は,開始編集ID以上,終了編集ID以下のシステム統計情報を出力します。「開始編集ID≦終了編集ID」となるように指定してください。
-sオプションの指定を省略すると,すべてのシステム統計情報を編集,出力します。
出力形式
●標準出力への出力形式
日本語の出力形式を次に示します。
_________________________________________________ ID 件数 平均 最大 最小 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ aaa bb....bb cc....cc dd....dd ee....ee : : : : :
英語の出力形式を次に示します。
_________________________________________________ ID Number Average Maximum Minimum ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ aaa bb....bb cc....cc dd....dd ee....ee : : : : :
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
aaa |
編集ID(3けたの10進数) |
|
bb....bb |
件数(16けたの10進数) 出力対象でない場合は「-」を出力します。 |
|
cc....cc |
平均(16けたの10進数) 出力対象でない場合は,「-」を表示します。 |
|
dd....dd |
最大値(16けたの10進数) 出力対象でない場合は,「-」を表示します。 |
|
ee....ee |
最小値(16けたの10進数) 出力対象でない場合は,「-」を表示します。 |
件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数および平均に「*」を表示します。この場合でも,最大値および最小値は表示します。
●標準出力への出力形式(csv形式)(-cオプションを指定した場合)
日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。
aaa,bb....bb,cc....cc,dd....dd,ee....ee : : : : :
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
aaa |
編集ID(3けた以内の10進数) |
|
bb....bb |
件数(16けた以内の10進数) 出力対象でない場合は「-」を出力します。 |
|
cc....cc |
平均(16けた以内の10進数) 出力対象でない場合は「-」を出力します。 |
|
dd....dd |
最大値(16けた以内の10進数) 出力対象でない場合は「-」を出力します。 |
|
ee....ee |
最小値(16けた以内の10進数) 出力対象でない場合は「-」を出力します。 |
件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数および平均に「*」を表示します。この場合でも,最大値および最小値は表示します。
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB95400-E |
メモリを確保できません。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95401-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95402-E |
コマンドのオプションが不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95440-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB95451-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95452-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
注意事項
トラブルシュート情報関連定義のtrb_stc_basic_kindオペランドにsysを指定している場合,またはeetrbstcseコマンドを実行してシステム統計情報を取得している場合,システム統計情報の取得時に,メモリ上の統計情報の取得値が自動的にリセットされます。