eelspce
形式
eelspce -g サービスグループ名{-s {sys|usr|all}|-w|
-v サービス名 -n 最大同時処理限界数}
機能
処理キューの滞留状態を表示したりサービスの最大同時処理限界数を変更したりします。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
処理対象のサービスグループ名を指定します。
●-s {sys|usr|all}
- sys
-
システム用処理キューの滞留数を出力します。
- usr
-
ユーザサービス関連定義のserviceオペランドおよびdbq_serviceオペランドで指定した,現在の処理キューの滞留数を出力します。
- all
-
すべての処理キューの滞留数を出力します。
●-w
処理キューの滞留監視機能に関する情報を出力します。
処理キューの確保数,使用中処理キューの数,処理キューの滞留率,オンライン打ち切り監視範囲の処理キュー滞留率,および処理キューの滞留監視状態を出力します。
●-v サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉
最大同時処理数を変更したいサービス名を指定します。
●-n 最大同時処理限界数 〜〈符号なし整数〉((1〜255))
サービスの最大同時処理限界数を指定します。
出力形式
●-sオプションを指定した場合
サービス名の定義順に出力します。
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
nn....nn |
滞留中の処理キューの数 |
|
mmm |
同時に処理できる処理キューの最大数 |
|
ppp |
サービス処理中の処理キューの数 |
|
q....q |
トランザクション処理中の処理キューの数※1 |
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xxxxxxxx |
処理キューの引き出し状態
なお,引き出し禁止状態は論理和で表示されます。 |
|
g....g |
TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報 |
|
ss....ss |
サービス名 |
- 注※1
-
XTCを使用する場合,サービス名がユーザサービスのときは,送達確認送信処理中の処理キューも含まれます(送達確認送信処理中の処理キューは,サービス処理中の処理キューの数には含まれません)。
- 注※2
-
UAP共用ライブラリ同時入れ替え機能については,TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。
●-wオプションを指定した場合
日本語の出力形式を次に示します。
処理キュー滞留情報 aa....aa PCE確保数 bb....bb 使用中PCE数 cc....cc 処理キュー滞留率(%) dd....dd 監視範囲処理キュー滞留率(%) ee....ee
英語の出力形式を次に示します。
processing queue retention information aa....aa PCE reservation number bb....bb number of PCE in use cc....cc processing queue retention ratio (%) dd....dd processing queue retention ratio in monitoring range (%) ee....ee
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
aa....aa |
処理キューの滞留監視状態
|
|
bb....bb |
処理キューの確保数 |
|
cc....cc |
使用中の処理キューの数 |
|
dd....dd |
現在の処理キューの滞留率(%)(小数点以下切り捨て) |
|
ee....ee |
オンライン打ち切り監視範囲の処理キューの滞留率(%) 処理キューの滞留監視機能を使用していない場合は,「-」を表示します。 |
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB95301-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95302-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95304-E |
オプションの組み合わせが不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95305-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95306-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95307-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95360-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB95361-I |
最大同時処理限界数を変更しました。 |
標準出力 |
注意事項
-
このコマンドで変更したサービスの最大同時処理限界数は,プロセスの再開始時に引き継がれます。
-
DBキューサービスに対して,このコマンドを使用してサービスの最大同時処理限界数を変更する場合は,DBキューサービスを同時に起動させるトランザクションの最大数(DBキュー機能関連定義のdbqsrvdef定義コマンドの-tオプションで指定)との関連に注意してください。