7.3.2 再開始時に変更できない定義
TP1/EEのシステム定義には,システムの再開始時に変更できる,または変更が有効になる定義と,システムの再開始時には変更できない,または変更が有効にならない定義とがあります。
(1) TP1/Server Baseのシステムサービス定義
TP1/Server Baseのシステム再開始時に変更できるシステムサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
ただし,TP1/EEが動作するTP1/Server Baseの場合は,マニュアル「OpenTP1 システム定義」で示すシステム再開始時に変更できる定義の中にも,TP1/Server Baseシステム再開始時に変更できないシステムサービス定義があります。TP1/EEが動作するTP1/Server Baseの再開始時に変更できない定義を次の表に示します。
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定義名 |
オペランド |
|---|---|
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ユーザサービス定義 |
uid |
(2) TP1/EEサービス定義
TP1/EEの再開始時に変更できないTP1/EEサービス定義について説明します。TP1/EEの再開始時に変更できないTP1/EEサービス定義には,再開始時に変更するとプロセスダウンする定義と,再開始時に変更してもプロセスダウンしない定義とがあります。再開始時に変更するとプロセスダウンするTP1/EEサービス定義を次の表に示します。
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定義名 |
オペランド/コマンド |
|---|---|
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プロセス関連定義 |
service_group |
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RPC関連定義 |
node_id |
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rpc_reply_suspend_cnt |
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rpc_reply_suspend_recover |
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rpc_reply_errtrnr |
|
|
rpc_reply_errtrnr_cnt |
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ユーザサービス関連定義 |
service |
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dbq_service |
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dbq_obs_service |
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uap_exchange_use |
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トランザクション関連定義 |
trn_tran_process_count |
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trn_max_subordinate_count |
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trnstring※ |
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DBキュー機能関連定義 |
dbqdef |
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dbqsrvdef |
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オンラインバッチ機能関連定義 |
dbq_obs_lot_no |
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dbqobsdef |
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dbqobssrvdef |
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dbqobslotdef |
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トラブルシュート関連定義 |
trb_tasktm_type |
|
trb_trace_type |
- 注※
-
-rオプションは除きます。
- 注意事項
-
TP1/EEは,再開始時に変更するとプロセスダウンするTP1/EEサービス定義をチェックするためにステータスファイルを使用します。正常開始時にステータスファイルへの書き込み処理ができなかった場合,および再開始時にステータスファイルの読み込み処理ができなかった場合は,プロセスダウンします。
再開始時に変更してもプロセスダウンしないTP1/EEサービス定義を次の表に示します。
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定義名 |
オペランド/コマンド |
|---|---|
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プロセス関連定義 |
reserve_thread_no |
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thread_no |
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cmd_port |
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xtc_use |
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mcp_use |
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fsp_use |
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RPC関連定義 |
rap_listen_port |
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name_use |
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ユーザサービス関連定義 |
errtrn1 |
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errtrn2 |
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errtrn3 |
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errtrn4 |
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errtrns |
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errtrnr |
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module※ |
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ステータスファイル関連定義 |
sts_single_operation_switch |
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sts_control_buffer_length |
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sts_signal_buffer_length |
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stsflgrp -gオプション |
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stsflnam |
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DBキュー機能関連定義 |
dbqgrpdef -kオプション |
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サービスグループ情報関連定義 |
mysvgdef |
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myreplydef |
- 注※
-
UAP共用ライブラリ入れ替え機能を使用する場合に変更すると,プロセスダウンします。