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uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


EXEC要素(プログラムの実行)

〈このページの構成〉

形式

[COND="
   [(]しきい値, 演算符号 [,ジョブステップ名[,プロシジャステップ名]] [)]
   [,(しきい値, 演算符号 [,ジョブステップ名[,プロシジャステップ名]])]+
   [,{EVEN|ONLY}] "]
[JSPEC="{YES|NO}"]
[LANG="{COBOL|JP1Script}"]
[PGM="{*|コマンド名|スクリプトファイル名}"]
[PARM="引数"]
[PARMSPLIT="{YES|NO}"]
[STDOUTCLASS="クラス名"]
[STDERRCLASS="クラス名"]

機能

実行するプログラムとプログラムを実行する条件を定義する。

属性

COND="

[(]しきい値, 演算符号 [,ジョブステップ名[,プロシジャステップ名]] [)]

[,(しきい値, 演算符号 [,ジョブステップ名[,プロシジャステップ名]])]+

[,{EVEN|ONLY}] "

先行する全ジョブステップまたは特定のジョブステップの終了コードや,異常終了した先行ジョブステップの有無によって,このジョブステップを実行するかどうかを決定するための条件を指定する。

  • しきい値 〜<符号なし整数>((0〜255))

    先行する全ジョブステップまたは特定のジョブステップの終了コードと比較するしきい値を指定する。1つでも条件を満たした場合,該当するジョブステップをスキップする。

  • 演算符号 〜(({EQ|NE|GT|GE|LT|LE}))

    演算符号の意味を次に示す。

    EQ:しきい値は終了コードと等しい。

    NE:しきい値は終了コードと等しくない。

    GT:しきい値は終了コードより大きい。

    GE:しきい値は終了コードより大きいか等しい。

    LT:しきい値は終了コードより小さい。

    LE:しきい値は終了コードより小さいか等しい。

  • ジョブステップ名 〜<記号名称>((1〜31文字))

    判定対象となる終了コードを返すジョブステップ名を指定する。ただし,該当するジョブステップがプロシジャ中のジョブステップの場合には,ジョブステップ名としてプロシジャを呼び出したCALL要素のジョブステップ名を指定したあと,続いてプロシジャステップ名を指定する。

    プロシジャステップ名を指定しないでジョブステップ名だけ記述した場合,ジョブコントローラは次の順序でジョブステップ名を検索する。

    該当するプロシジャ内のジョブステップ名を検索し,見つからない場合はジョブ定義XML ファイルの先頭から,プロシジャ外のジョブステップ名を検索する。

  • プロシジャステップ名 〜<記号名称>((1〜31文字))

    該当するジョブステップがプロシジャ中のジョブステップの場合に,判定対象となる終了コードを返すプロシジャ中のSTEP要素に指定したジョブステップ名を指定する。

  • EVEN

    先行したジョブステップのどれかが異常終了したかどうかに関係なく,無条件にこのジョブステップを実行する。

  • ONLY

    先行したジョブステップのどれかが異常終了した場合に,このジョブステップを実行する。

JSPEC="{YES|NO}"

ジョブステップを並列実行する場合に,そのジョブステップの種類を指定する。

  • YES

    並列実行するサブステップに指定する。ジョブの最終ジョブステップにこの属性を指定しても無視される(ジョブの最終ジョブステップは必ずメインステップとなる)。

  • NO

    メインステップに指定する。先行するジョブステップにJSPEC="YES"の指定がなければ,このジョブステップは並列実行しない。

LANG="{COBOL|JP1Script}"
  • COBOL

    COBOL2002でコンパイルしたプログラムを実行する場合,実行するプログラム言語"COBOL"を指定する。プログラム言語がCOBOL以外の場合は指定しないこと。

    この属性の指定によって,ジョブステップ内のDD要素で指定したDD要素名から生成する環境変数に"CBL_"を付加し,"CBL_"+"DD要素名"という名称に変換する。

    この属性を省略した場合,ジョブステップ内のDD要素で指定したDD要素名から生成する環境変数に"DDN_"を付ける。

  • JP1Script

    JP1/Scriptを実行する場合,実行するプログラム言語として"JP1Script"を指定する。JP1/Script以外を実行する場合は指定しないこと。この属性の指定によって,PGM属性にスクリプトファイル名を指定し,PARM属性に位置変数とオプションを指定する。この指定によってスクリプトファイル名,位置変数,オプションを引数とするJP1/Script実行コマンドsptxeを実行する。

PGM="{*|コマンド名|スクリプトファイル名}"

実行するプログラムを指定する。この属性は,REPLACE要素内でEXEC要素を置換する場合にだけ省略できる。

  • 実行するプログラム,コマンド,シェルスクリプトの名称と,その引数を要素の内容に指定していることを示す。

  • コマンド名〜<任意文字列>((1〜64文字))

    実行するプログラム,コマンド,シェルスクリプトの名称を指定する。

  • スクリプトファイル名〜<任意文字列>((1〜1023文字))

    JP1/Scriptのスクリプトファイル名を指定する。

PARM="引数" 〜<任意文字列>((1〜958文字))
  • 引数

    実行するプログラムに与える引数を指定する。ただし,PGM属性が"*"の場合は指定しても無視する。

    文字列中に空白を含む場合は,この属性が指定されたEXEC要素のPARMSPLIT属性の指定に従い,プログラムにどのように引数を与えるかを決定する。

    LANG="JP1Script"の場合はJP1/Scriptに渡す引数としてsptxeの位置変数とオプションを指定する。位置変数とオプションは,空白で区切って指定する。この場合は,PARMSPLIT属性の指定は無視される。

PARMSPLIT="{YES|NO}"

PARM属性値が空白を含む場合,プログラムにどのように引数を与えるかを指定する。この属性を省略した場合,設定ファイルのEXEC_PARMSPLITパラメータの指定値が有効になる。

  • YES

    UNIXの一般的な引数インタフェースであるC言語インタフェースに従った形式を使用する場合に,YESを指定する。PARM属性値が空白を含む場合,空白で区切られた複数の引数としてプログラムに渡される。

  • NO

    VOS3から移行したCOBOLプログラムなどのVOS3インタフェースに従った形式を使用する場合に,NOを指定する。PARM属性値が空白を含む場合,空白を含む1つの引数としてプログラムに渡される。

EXEC要素のPARMSPLIT属性と設定ファイルのEXEC_PARMSPLITパラメータの指定によるPARM属性の扱いを次の表に示す。

表9‒4 EXEC要素のPARMSPLIT属性と設定ファイルのEXEC_PARMSPLITパラメータの指定によるPARM属性の扱い

EXEC_PARMSPLITパラメータ

PARMSPLIT属性

YES

NO

省略

YESまたは省略

分割する※1

分割しない※2

分割する※1

NO

分割する※1

分割しない※2

分割しない※2

注※1 空白で分割した複数の引数とする。

注※2 空白を含む1つの引数とする。

STDOUTCLASS="クラス名" 〜<記号名称>((1〜31文字))

ユーザプログラムの標準出力を格納するファイルの出力クラスを指定する。この属性を省略した場合は,JOB要素のSTDOUTCLASS属性で指定された出力クラスとなる。

出力クラス名をSysoutClassパラメータで定義していない場合は,KAKC1124-Eメッセージを出力してジョブ定義XMLファイルエラーとなる。

STDERRCLASS="クラス名" 〜<記号名称>((1〜31文字))

ユーザプログラムの標準エラー出力を格納するファイルの出力クラスを指定する。この属性を省略した場合は,JOB要素のSTDERRCLASS属性で指定された出力クラスとなる。

出力クラス名をSysoutClassパラメータで定義していない場合は,KAKC1124-Eメッセージを出力してジョブ定義XMLファイルエラーとなる。

内容

PGM属性値に"*"を指定した場合,この要素の内容に,<![CDATA[!と!]]>で囲んで,プログラム名,引数など,シェルスクリプトを指定する。プログラム名や引数に,属性値の引用符内の文字列に指定できない<,",または&の文字が含まれている場合に,この要素の内容に記述する。

JP1/AJSで起動したAdvanced Shellのスクリプトから実行するときは,JP1/AJSが環境変数SHELLにAdvanced Shellを設定することがあるので,PGM属性値に"*"を指定した場合,注意が必要である。詳細は,「表5-1 JP1/AJSからバッチジョブを起動した場合の強制終了の方法と制限事項」を参照のこと。

注意事項

使用例

プログラムPROG1を実行する場合の使用例を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix">
   <JOB NAME="JOB1">
   <STEP NAME="STEP">
   <EXEC PGM="PROG1" />
   </STEP>
   </JOB>
</HitachiBatchJobExec>

また,シェルとして実行する場合の使用例を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix">
   <JOB NAME="JOB1">
   <STEP NAME="STEP">
   <EXEC PGM='*'>
   <![CDATA[
    !
   PROG1
    !
   ]]>
   </EXEC>
   </STEP>
   </JOB>
</HitachiBatchJobExec>