Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


2.2.4 インストール後の設定

インストール後の設定について説明する。なお,論理ホスト環境でバッチジョブ実行システムを運用する場合は,「4.7.2 論理ホストのバッチジョブ実行システムの環境設定」を参照のこと。

〈この項の構成〉

(1) 設定ファイルの確認

ジョブを実行する前に/opt/hitachi/bjex/conf/bjex.confをシステムの環境に合わせて変更する。

bjex.confに指定する各種ディレクトリをデフォルトから変更した場合,あらかじめディレクトリを作成しておくこと。

その後,次に示す手順で設定ファイルの確認を必ず実施すること。

  1. bjex.confのチェックを実施する

    設定ファイル変更後,必ずbjexpdctlコマンドのconftestオプションを実行してエラーのないことを確認する。設定ファイルで指定する各種ディレクトリには,存在するディレクトリを指定すること。

  2. スプールジョブ転送デーモンの起動確認を実施する

    bjexpdctlコマンドのstartオプションで起動する。

  3. 必要に応じてbjexecコマンドによるバッチジョブの実行確認を実施する

設定ファイルは,スプールジョブ転送サービスと各バッチジョブで共用する。バッチジョブ実行時にスプールジョブに設定した属性を記録している。そのため設定ファイルは,すべてのスプールジョブを出力および削除したあとに変更する必要がある。また,新たにスプールジョブが生成されないように,すべてのプロセスを停止してから設定ファイルを変更すること。変更後は,上記の手順で設定ファイルの変更後の確認を必ず実施すること。

(2) JP1/IMの設定

バッチジョブ実行システムが通知するJP1イベントの詳細情報をJP1/IMで表示させるためには,バッチジョブ実行システムが提供する拡張属性定義ファイルをJP1/IMのディレクトリにコピーし,設定ファイルにJP1IM_MANAGER_HOSTパラメータを指定する必要がある。

(a) 拡張属性定義ファイルのコピー

拡張属性定義ファイルはバッチジョブ実行システムのインストール先ディレクトリのsystemディレクトリに格納されている。

<拡張属性定義ファイルの名称>
  • hitachi_bjex_attr_ja.conf

拡張属性定義ファイルのコピーは次に示す手順で実行する。

<手順>
  1. 拡張属性定義ファイルをJP1/IMのディレクトリにコピーする

  2. JP1/IM - Managerを再起動する

注※ JP1/IM - Managerがインストールされたマシンの定義ファイル格納ディレクトリを次に示す。

  • UNIXの場合

    /etc/opt/jp1cons/conf/console/attribute/

    または

    共有ディレクトリ/jp1cons/conf/console/attribute/

  • Windowsの場合

    Consoleパス\conf\console\attribute\

    または

    共有フォルダ\jp1cons\conf\console\attribute\

また,拡張属性定義ファイルはシフトJIS形式であるため,OSの種類に応じて次の表に示すとおり拡張属性定義ファイルをコード変換してから,JP1/IMのディレクトリにコピーすること。

表2‒1 バッチジョブ実行システムとコピー先のOS間で実施するコード変換

バッチジョブ実行システムの種類

コピー先のOSの種類

Linux

Windows

Linux版

UTF-8

(凡例)

−:コード変換不要。シフトJIS形式のまま使用できる。

UTF-8:シフトJIS形式からUTF-8形式にコード変換する必要がある。

(b) JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの設定

JP1イベントの送信先であるJP1/IM-Managerが稼働しているホストを,設定ファイルのJP1IM_MANAGER_HOSTパラメータで設定する必要がある。このパラメータを設定しない場合,バッチジョブ実行システムでは,バッチジョブ実行システムが稼働しているサーバ上でhostnameコマンドを実行したときに表示されるホスト名が,JP1イベントの送信先として仮定される。

JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの詳細については,「8. BJEXの設定ファイル」の「JP1IM_MANAGER_HOST(JP1/IM - Managerが稼働するホスト名定義)」を参照のこと。

(3) スプールジョブ転送デーモンの自動起動

スプールジョブ転送デーモンを,システムの起動時および終了時に自動的に実行させる設定方法を次に示す。

自動起動・停止するためのUnitファイルbjex.serviceを/opt/hitachi/bjex/sample ディレクトリに格納している。これを利用して次の手順で設定する。

/usr/lib/systemd/system ディレクトリへの追加

/opt/hitachi/bjex/sample ディレクトリに格納されているbjex.serviceを/usr/lib/systemd/system に追加する。bjex.serviceを追加するには次のように指定する。

  cp /opt/hitachi/bjex/sample/bjex.service /usr/lib/systemd/system
  chmod u=rw,go=r /usr/lib/systemd/system/bjex.service
  chown root:root /usr/lib/systemd/system/bjex.service
bjex.serviceファイルの編集

Unitファイルbjex.serviceは,次に示す条件を満たす最低限必要な設定だけが記述されている。

  • システムの起動時に,JP1/BASEの後にスプールジョブ転送デーモンが起動される。

  • システムの終了時に,JP1/BASEの前にスプールジョブ転送デーモンが停止される。

    必要に応じてbjex.serviceファイルの各項目を編集すること。

自動起動の有効化

bjex.serviceに対して自動起動を有効化する。自動起動を有効化するには次のように指定する。

  systemctl --system enable bjex.service