4.11.1 システム停止時の注意事項
ジョブの実行中にOSやハードウェア障害などでシステムが停止した場合,停止直前に実行中だったジョブの実行結果や,一時ファイルの削除や世代ファイルの更新などのファイルの後処理の完了は保証されない。このため,OSのリブート後やクラスタ構成の系切り替え後にジョブを再実行する前に,次の点を確認する必要がある。
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障害発生時に実行されていたジョブが世代ファイルを使用している場合は,bjexgdgコマンドで世代ファイル群の状況を確認する。ジョブ実行前の状態になっていない場合は,bjexhkgdgコマンドで不要な世代を削除する。
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削除できなかった一時ファイルは自動的には削除されないため,設定ファイルのTEMP_FILE_DIRパラメータで指定したディレクトリの内容を確認し,手動で削除する。また,設定ファイルのTEMP_FILE_DIR_XML_USEパラメータでYESを指定している場合,各ジョブの一時ファイルを定義するDD要素のDSN属性で指定したディレクトリ内の一時ファイルも削除する。