4.4.5 注意事項
-
ジョブコントローラはバックグラウンドで実行されるため,標準入力を使用するプログラムをジョブで使用している場合,バッチジョブ実行システムがジョブ実行時にエラーとなることがある。標準入力を使用するジョブステッププログラムを実行する場合は,「<」によるリダイレクションによって,テキストファイルなどの内容を標準入力として実行ファイルに与えるなどの措置を取ること。
-
ジョブコントローラは,ジョブステップが出力した標準出力を,ジョブコントローラの標準出力,標準エラー出力に出力しない。ジョブステップが出力した標準出力は,JP1/AJSから参照できない。必要に応じて,スプール内を確認すること。
-
標準エラー出力ファイルに,ジョブログが出力される。大量にログが出力される場合,/dev/nullの指定を検討すること。
-
ジョブの優先順位を指定すること。指定しない場合,ほかのプロセスより実行優先順位が低くなる。
-
/etc/profileにTZ環境変数を指定すること。バッチジョブ実行システムが出力するローカルタイムを合わせないと,ログから実行時間が一意に求まらなくなる。
-
AJS_BJEX_STOP=TERMを必ず指定すること。
-
【AIX限定】
実行環境はシフトJISまたはEUCにする必要がある。