MQRR構造体 - 応答レコード
MQRR構造体は,次のフィールドで構成されます。
フィールド(データタイプ) | 内容 | 初期値 |
---|---|---|
CompCode(MQLONG型) | 完了コード | MQCC_OK |
Reason(MQLONG型) | 理由コード | MQRC_NONE |
概要
目的
MQRR構造体は,あて先が配布リストである場合に,単一のあて先キューに対するオープンまたは登録操作の結果である完了コードと理由コードを受け取るために使用します。MQRR構造体は,MQOPEN,MQPUTおよびMQPUT1命令の出力用の構造体です。
文字セットおよびマシンコード
MQRR構造体のデータは,ローカルキューマネジャの文字セットおよびマシンコードに従います。それぞれ,キューマネジャのCodedCharSetId属性およびMQENC_NATIVEで指定します。TP1/Message Queue - Accessのクライアントアプリケーションの場合,MQOD構造体はクライアントの文字セットとマシンコードに従います。
使用方法
MQOPEN,MQPUTまたはMQPUT1命令に構造体の配列を提供することによって,命令の結果が混在する場合,つまり配布リストの幾つかのキューで命令が成功し,ほかのキューで失敗する場合に,配布リストのすべてのキューについて完了コードと理由コードを判別できます。命令が理由コードMQRC_MULTIPLE_REASONSを返す場合,(アプリケーションが提供したとき)応答レコードがキューマネジャによって設定されたことを示します。
フィールド
構造体を構成するフィールドについて,アルファベット順に説明します。
● CompCode(MQLONG型) 完了コード
MQOPEN命令またはMQPUT1命令のMQOR構造体の配列中の対応する要素によって指定された名称のキューに対する,オープンまたは登録操作の結果を表す完了コードです。
これは常に入力用のフィールドです。このフィールドの初期値はMQCC_OKです。
● Reason(MQLONG型) 理由コード
MQOPEN命令またはMQPUT1命令のMQOR構造体の配列中の対応する要素によって指定された名称のキューに対する,オープンまたは登録操作の結果を表す理由コードです。
これは常に入力用のフィールドです。このフィールドの初期値はMQRC_NONEです。