メッセージデータのEncodingフィールドの構造について説明します。メッセージの構成およびメッセージデータの形式については,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成の手引」を参照してください。
Encodingフィールドは,次に示す四つのサブフィールドで構成される32ビット整数です。
- 2進整数に必要なマシンコード形式
- 10進パック形式整数に必要なマシンコード形式
- 浮動小数点数に必要なマシンコード形式
- 予備ビット
サブフィールドは,ビットマスクで識別されます。ビットマスクは,各サブフィールドに対応する位置のビットが1で,そのほかのビットは0です。最上位のビットは0,最下位のビットは31のようにナンバリングされ,各マスクは次のように定義されています。
- MQENC_INTEGER_MASK
- 2進整数マシンコード形式用のマスク
- Encodingフィールド中のビット28~31を使用します。
- MQENC_DECIMAL_MASK
- 10進パック形式整数のマシンコード形式用のマスク
- Encodingフィールド中のビット24~27を使用します。
- MQENC_FLOAT_MASK
- 浮動小数点マシンコード形式用のマスク
- Encodingフィールド中のビット20~23を使用します。
- MQENC_RESERVED_MASK
- 予約ビット用のマスク
- Encodingフィールド中のビット0~19を使用します。
- <この節の構成>
- 付録C.1 2進整数のマシンコード形式
- 付録C.2 10進パック形式整数のマシンコード形式
- 付録C.3 浮動小数点のマシンコード形式
- 付録C.4 マシンコード形式の作成と検証
- 付録C.5 マシンアーキテクチャのマシンコード形式の要約