OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス
MQCONN命令 − キューマネジャへの接続
機能
MQCONN命令で,アプリケーションをキューマネジャへ接続できます。この命令では,キューマネジャのコネクションハンドルが返されます。コネクションハンドルは,以降のそのキューマネジャへの命令で使用します。
形式
C言語の場合
MQCONN(PMQCHAR Name, PMQHCONN Hconn, PMQLONG CompCode, PMQLONG Reason)
COBOL言語の場合
CALL 'MQCONN' USING NAME, HCONN, COMPCODE, REASON.
引数
キューマネジャ名です。
アプリケーションが接続するキューマネジャの名前です。名前には,次に示す文字を使用できます。
名前の先頭および中間には,空白を使用できません。末尾には空白を使用できます。名前の中で有効なデータの末尾を示すためにヌル文字を使用できます。ヌル文字とそれに続く文字はすべて空白として処理されます。
すべて空白の名前を指定した場合,省略時のキューマネジャ名が使用されます。
指定するキューマネジャ名は接続可能なキューマネジャの名前にする必要があります。
接続できるキューマネジャは,環境に依存します。TP1/Message Queueでは,アプリケーションと同じOpenTP1で動作するキューマネジャにだけ接続できます。
この引数の長さは,MQ_Q_MGR_NAME_LENGTHに定義されています。
コネクションハンドルです。
キューマネジャへの接続を示すハンドルです。以降に呼び出すメッセージキューイング機能の命令で指定してください。MQDISC命令を呼び出すと,またはこのハンドルの範囲の処理が終了すると,このハンドルは無効になります。
このハンドルの範囲は,環境のパラレル処理の最小単位に制限されます。MQCONN命令を呼び出したパラレル処理の単位以外では,このハンドルは無効です。TP1/Message Queueでは,パラレル処理の最小単位はプロセスです。
完了コードです。
次のどれかが返されます。
理由コードです。
CompCode引数がMQCC_OKの場合
| 理由コード | 数値 | 意味 |
|---|---|---|
| MQRC_NONE | 0 | 理由コードはありません。 |
CompCode引数がMQCC_WARNINGの場合
| 理由コード | 数値 | 意味 |
|---|---|---|
| MQRC_ALREADY_CONNECTED | 2002 | アプリケーションはすでに接続されています。 |
CompCode引数がMQCC_FAILEDの場合
| 理由コード | 数値 | 意味 |
|---|---|---|
| MQRC_HCONN_ERROR | 2018 | コネクションハンドルが不正です。 |
| MQRC_Q_MGR_NAME_ERROR | 2058 | キューマネジャ名が不正です。または,キューマネジャ名を認識できません。 |
| MQRC_Q_MGR_NOT_AVAILABLE | 2059 | キューマネジャが接続できる状態ではありません。 |
| MQRC_Q_MGR_STOPPING | 2162 | キューマネジャが終了処理中です。 |
| MQRC_RESOURCE_PROBLEM | 2102 | システム資源が不足しています。 |
| MQRC_STORAGE_NOT_AVAILABLE | 2071 | 記憶容量が不足しています。 |
| MQRC_UNEXPECTED_ERROR | 2195 | 予期しないエラーが発生しました。 |
詳細は,「付録B.2 理由コード」を参照してください。
注意事項
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