目的

MQOR構造体は，単一のあて先キューのキュー名およびキューマネジャ名を指定するのに使用されます。MQOR構造体は，MQOPENおよびMQPUT1命令の入力用の構造体です。

文字セットおよびマシンコード

MQOR構造体のデータは，ローカルキューマネジャの文字セットおよびマシンコードに従います。それぞれ，キューマネジャのCodedCharSetId属性およびMQENC_NATIVEで指定します。TP1/Message Queue - Accessのクライアントアプリケーションの場合，MQOD構造体はクライアントの文字セットとマシンコードに従います。

使用方法

MQOPEN命令に構造体の配列を提供することによって，キューのリストをオープンできます。このリストを配布リストといいます。キューのオープンに成功し，MQOPEN命令で返されたキューハンドルを使用してメッセージを登録すると，各メッセージはリストの各キューに格納されます。

構造体を構成するフィールドについて，アルファベット順に説明します。

●　ObjectName（MQCHAR48型）　オブジェクト名

次に示す項目を除いて，MQOD構造体のObjectNameフィールドと同じです。

• キュー名である。
• モデルキュー名ではない。

これは常に入力用のフィールドです。

このフィールドの初期値は，C言語ではヌル文字列です。そのほかの言語では，48個の空白です。

●　ObjectQMgrName（MQCHAR48型）　オブジェクトキューマネジャ名

MQOD構造体のObjectQMgrNameフィールドと同じです。

これは常に入力用のフィールドです。

このフィールドの初期値は，C言語ではヌル文字列です。そのほかの言語では，48個の空白です。