はじめに

このマニュアルは,TP1/Message Queueを使用するアプリケーションの設計方法と作成方法について説明したものです。

TP1/Message Queueおよびマニュアルは,米国International Business Machines Corporationとのライセンス契約に基づき,WebSphere MQ(旧称:MQSeries)のMQI,MQFAP,MQクラスタの仕様をベースに実装しています。

対象読者

TP1/Message Queueを使用するアプリケーションプログラマを対象としています。

また,次のマニュアルを理解されていることを前提としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。

第1編 アプリケーションの設計
第1章 概要
メッセージキューイングの概要について説明しています。
第2章 アプリケーション設計の概要
アプリケーション設計の概要について説明しています。
第3章 メッセージ
メッセージについて説明しています。
第4章 オブジェクト
オブジェクトについて説明しています。
第5章 プログラムエラーの処理
プログラムエラーの処理について説明しています。
第2編 アプリケーションの作成
第6章 MQIの概要
MQIの概要について説明しています。
第7章 キューマネジャの接続と切り離し
キューマネジャの接続と切り離しについて説明しています。
第8章 オブジェクトのオープンとクローズ
オブジェクトのオープンとクローズについて説明しています。
第9章 キューへのメッセージ登録
キューへのメッセージ登録について説明しています。
第10章 キューからのメッセージ取り出し
キューからのメッセージ取り出しについて説明しています。
第11章 オブジェクト属性の照会と設定
オブジェクト属性の照会と設定について説明しています。
第12章 コミットとロールバック
コミットとロールバックについて説明しています。
第13章 トリガによるアプリケーション開始
トリガによるアプリケーション開始について説明しています。
付録A 用語解説
MQIに関する用語について説明しています。

関連マニュアル

[図データ]

このマニュアルでの表記

このマニュアルで使用する製品名称の略称を次に示します。

名称略称
AIX 5L V5.1AIX
AIX 5L V5.2
AIX 5L V5.3
HP-UX 11.0HP-UX
HP-UX 11i V1
HP-UX 11i V2(IPF)
HP-UX 11i V2(PA-RISC)
Red Hat Enterprise Linux AS 4Linux
Red Hat Enterprise Linux AS 4(IPF)
Red Hat Enterprise Linux ES 4(x86)
Red Hat Enterprise Linux ES 4(AMD64)
Red Hat Enterprise Linux ES 4(Intel EM64T)
Solaris 8Solaris
Solaris 9
Solaris 10
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Datacenter EditionWindows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Datacenter x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 for Itanium - based Systems
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating SystemWindows XP
uCosminexus TP1/Message QueueTP1/Message Queue
uCosminexus TP1/Message Queue(64)
uCosminexus TP1/Message Queue - AccessTP1/Message Queue - Access
uCosminexus TP1/Message Queue - Access(64)

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

略語一覧

このマニュアルで使用する英略語の一覧を次に示します。

英略語英字での表記
CCSIDCoded Character Set Identifier
FIFOFirst-in-First-out
I/OInput / Output
IPFItanium Processor Family
MCAMessage Channel Agent
MQAMessage Queue Access
MQIMessage Queue Interface
OSOperating System
PCFProgrammable Command Format
UOCUser Own Coding

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。