登録元コンテキスト情報には,現在キューに登録されているメッセージの登録元アプリケーションを記述します。メッセージ記述子には登録元情報として次に示すフィールドがあります。
- PutApplTypeは,メッセージを登録したアプリケーションの種類(OpenTP1アプリケーションなど)です。
- PutApplNameは,メッセージを登録したアプリケーション(ジョブやトランザクションなど)の名前です。
- PutDateは,メッセージがキューに登録された日付です。
- PutTimeは,メッセージがキューに登録された時刻です。
- ApplOriginDataは,アプリケーションがメッセージの登録元について保持する特別な情報です。例えば,識別データを信用するかどうかを指示するため,適切に認証されたアプリケーションによって設定されます。
登録元コンテキスト情報は,通常,キューマネジャによって設定されます。PutDateおよびPutTimeフィールドには,グリニッジ標準時(GMT)が使用されます。
必要な権限を持つアプリケーションは,独自のコンテキストを設定できます。これによって,一人のユーザが各システムに異なるユーザIDを持ち,登録したメッセージを処理する場合にも,アカウント情報が保持されます。