任意のオブジェクト属性について,MQINQ命令で照会できます。
MQINQ命令の入力として,次に示す項目を指定してください。
- コネクションハンドル(HCONN)
- オブジェクトハンドル(Hobj)
- セレクタ数
- 属性セレクタの配列
各セレクタはMQCA_*またはMQIA_*の形式です。各セレクタは照会したい属性を表し,オブジェクトハンドルに示すオブジェクトタイプにとって有効でなければなりません。セレクタの指定順序は任意です。
- 照会する整数型属性の数
整数型属性を照会しない場合は0を指定してください。
- 文字型属性値の長さ
各文字型属性値を保持するのに必要な長さの合計以上を指定してください。文字型属性を照会しない場合は0を指定してください。
MQINQ命令の出力を次に示します。
- 配列にコピーされる一連の整数型属性値
値の数はIntAttrCountパラメタで指定されます。IntAttrCountまたはSelectorCountパラメタが0の場合はこのパラメタは使用されません。
- 理由コード
部分的完了状態が発生する場合は三つあります。
- セレクタがキュータイプに適合しない場合
- 文字型属性値に対して十分な領域がない場合
- 整数型属性値に対して十分な領域がない場合
複数発生するときには,最初に適用されたものが返されます。
キューを登録用または照会用にオープンして,ローカルでないクラスタキューに解決される場合,ユーザが照会できるのはキュー名,キュータイプ,および共通属性だけです。共通属性の値はMQOO_BIND_ON_OPENを指定して選択されたキューの値です。MQOO_BIND_NOT_FIXEDを指定した場合,またはキューのDefBind属性がMQBND_BIND_NOT_FIXEDのときにMQOO_BIND_AS_Q_DEFを指定した場合は,解決可能な任意のクラスタキューの値です。
- 注意
- MQINQ命令が返す値は,選択した属性の一時的な値です。返された値に従ってアプリケーションが動作する前に変更されることがあります。