KFCAnnnnn-X

メッセージテキスト (Y)

メッセージの意味を説明します。
(S)システムがメッセージを出力したあとにする主な処理を示します。
(O)メッセージ確認時,オペレータが行う必要のある処置を示します。
〔対策〕メッセージ確認時のOpenTP1管理者の処置を示します。
メッセージ中の,オペレータの処置または対策で「保守員に連絡してください。」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。
注※
  • MQTサーバの場合,メッセージテキストの先頭3けたにMQT識別子が付けられます。
MQT識別子:mcc
m:*
cc:01~ff(MQT通信プロセス識別子)
MQT開始時の障害メッセージについては,mcc=スペースまたは***となる場合があります。
  • MQTマネジャの場合,メッセージテキストの先頭3けたに*00が付けられます。
  • 出力先種別(Y)がメッセージログファイル「L」であっても,障害のためメッセージログファイルへ出力できないことがあります。この場合,メッセージはメッセージテキストの終端に障害を示すコードを付けて,標準エラー出力に出力されることがあります。このとき,同一メッセージで障害を示すコードの付いたものと付いていないものが,2行出力される場合があります。障害を示すコードと意味を次の表に示します。

    表1-1 障害を示すコードと意味

    コード意味
    (E1)ログサービスが未起動のため,障害になりました。
    (E2)ログサービスとの通信が障害になりました。

メッセージIDの記号の説明

メッセージIDの記号の意味を次に示します。

KFCA:OpenTP1のメッセージであることを示します。
nnnnn:メッセージの通し番号を示します。
X:メッセージの種類を示します。
記号の種類と意味を次の表に示します。

表1-2 メッセージの種類

種類意味
E
  • 各ライブラリ,コマンド,サーバの機能が働かない障害が起きたことを示しています。
  • 定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りによって,動作できないことを示しています。
W
  • 各ライブラリ,コマンド,サーバからのメモリの使用状況についての警告を示しています。
  • 定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りはありましたが,値を仮定して動作を実行することを示しています。
I
  • 上記のE,Wに該当しないメッセージで,動作の報告を示しています。
R
  • 出力メッセージに対するユーザからの応答を待っていることを示しています。
(Y):メッセージの出力先種別を示します。
一つのメッセージが,複数の出力先種別を持つ場合は,出力される可能性のある種別を「+」でつないであります。
「L」だけの場合は省略し,空白にしています。
出力先種別と出力先を次の表に示します。

表1-3 出力先種別

種別出力先
Cコンソール
E標準エラー出力
S標準出力
Lメッセージログファイル
Rエラーログファイル
Oオンライン端末
Xsyslog
注※
  • システム共通定義,ログサービス定義の指定によって,syslog,またはJP1にも出力されます。
  • Operation - Agentの場合,独自のディレクトリに出力されます。また,UNIXプラットフォームでは,メッセージログファイルへの出力に失敗するとsyslogに出力されます。詳細については,マニュアル「Message Queue - Operation 使用の手引」を参照してください。