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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqcls(MQCゲートウェイサーバの状態表示)

〈このページの構成〉

形式

mqcls

機能

MQCゲートウェイサーバの状態を標準出力に出力します。

出力形式

mqclsコマンドを実行した結果,出力される情報を次に示します。MQCサービス定義のmqcgwpnam定義コマンドの定義数分(1〜256)表示されます。

MQCゲートウェイサーバ名= aa....aa
MQCゲートウェイサーバステータス = bb....bb
クライアントIPアドレス = cc....cc
クライアントポート番号 = dd....dd
クライアントプロセスID = ee....ee
クライアントスレッドID = ff....ff
接続開始時刻 = hhh iii jj kk:ll:mm nnnn [oooooo]
aa....aa

MQCゲートウェイサーバ名(8文字以内の識別子)

bb....bb

MQCゲートウェイサーバのステータス(7文字以内の文字列)

MQCゲートウェイサーバには次の四つの状態があります。

なお,ステータスがINITまたはSTANDBYの場合,cc....cc以降に表示される情報は無効です。

INIT

MQCサービス定義のmqcgwpnam定義コマンドでMQCゲートウェイサーバは定義されていますが,MQCゲートウェイサーバが起動していない状態です。

STANDBY

MQCゲートウェイサーバがクライアントアプリケーションと接続していない状態です。次に示すときにこの状態になります。

  • MQCゲートウェイサーバの起動後,クライアントアプリケーションから,MQCONN命令※1が発行されるまでの間

  • クライアントアプリケーションがMQDISC命令※2を発行してから,次のMQCONN命令を発行するまでの間

  • MQCゲートウェイサーバがRESERVEまたはCONNECTの状態で,タイムアウト(要求受信監視タイマ,MQCゲートウェイサーバ監視タイマ),クライアントアプリケーションとの通信エラー,またはMQA,トランザクションマネジャとの処理中でエラーが発生したとき

RESERVE

クライアントアプリケーションがMQCONN命令※1を発行してから,MQCONN命令が完了するまでの状態※3です。

CONNECT

クライアントアプリケーションからのMQCONN命令※1が完了してから,MQDISC命令※2を発行するまでの状態※3です。

注※1

次の条件に該当する用語に読み替えてください。

環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースライブラリを使用している場合,MQCONN命令を発行。

環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定し,かつXAインタフェースライブラリを使用している場合,xa_openを発行。

TP1/Message Queue Accessの05-00未満のバージョンと接続する場合,MQCONN命令を発行。

注※2

次の条件に該当する用語に読み替えてください。

環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースライブラリを使用している場合,MQDISC命令を発行。

環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定し,かつXAインタフェースライブラリを使用している場合,xa_closeを発行。

TP1/Message Queue Accessの05-00未満のバージョンと接続する場合,MQDISC命令を発行。

注※3

トランザクションのコミット,またはロールバック前にMQDISC命令を発行した場合は,コミット,またはロールバック時に再度クライアントアプリケーションと接続するため,一時的にRESERVE,またはCONNECTの状態になります。

cc....cc

クライアントのIPアドレス(15文字以内の符号なし整数)

dd....dd

クライアントのポート番号(10進数)

ee....ee

クライアントのプロセスID(10進数)

ff....ff

クライアントのスレッドID(10進数)

hhh iii jj kk:ll:mm nnnn [oooooo]

曜日 月 日 時:分:秒 年(西暦) [マイクロ秒]

接続開始時刻が表示されます。

出力メッセージ

出力メッセージID

内容

出力先

KFCA04202-E

通信障害が発生しました。

標準エラー出力

KFCA04207-E

MQAが異常を検知しました。

メッセージログファイル

KFCA04208-E

MQAサーバのV/Rが誤っています。

標準エラー出力

KFCA04215-E

タイムアウトとなりました。

標準エラー出力

KFCA04302-E

MQAサービスが終了処理中です。

標準エラー出力

KFCA04303-E

RPCでネットワーク障害が発生しました。

標準エラー出力

KFCA04304-E

MQAサービスが起動されていません。

標準エラー出力

KFCA30861-E

MQCサービスが異常を検知しました。

メッセージログファイル

KFCA30865-E

ローカルメモリ不足が発生しました。

標準エラー出力

KFCA30866-E

メモリ不足が発生しました。

標準エラー出力

KFCA30879-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA30880-E

コマンドで指定した引数の数が正しくありません。

標準エラー出力

KFCA30881-E

定義解析中にエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFCA30884-E

MQCサービスが起動されていません。

標準エラー出力

メッセージログファイル

KFCA30887-E

サービスとクライアント間のバージョンが一致しません。

標準エラー出力

KFCA31173-E

OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。

標準エラー出力