mqcls(MQCゲートウェイサーバの状態表示)
形式
mqcls
機能
MQCゲートウェイサーバの状態を標準出力に出力します。
出力形式
mqclsコマンドを実行した結果,出力される情報を次に示します。MQCサービス定義のmqcgwpnam定義コマンドの定義数分(1〜256)表示されます。
MQCゲートウェイサーバ名= aa....aa MQCゲートウェイサーバステータス = bb....bb クライアントIPアドレス = cc....cc クライアントポート番号 = dd....dd クライアントプロセスID = ee....ee クライアントスレッドID = ff....ff 接続開始時刻 = hhh iii jj kk:ll:mm nnnn [oooooo]
- aa....aa
-
MQCゲートウェイサーバ名(8文字以内の識別子)
- bb....bb
-
MQCゲートウェイサーバのステータス(7文字以内の文字列)
MQCゲートウェイサーバには次の四つの状態があります。
なお,ステータスがINITまたはSTANDBYの場合,cc....cc以降に表示される情報は無効です。
- INIT
-
MQCサービス定義のmqcgwpnam定義コマンドでMQCゲートウェイサーバは定義されていますが,MQCゲートウェイサーバが起動していない状態です。
- STANDBY
-
MQCゲートウェイサーバがクライアントアプリケーションと接続していない状態です。次に示すときにこの状態になります。
-
MQCゲートウェイサーバの起動後,クライアントアプリケーションから,MQCONN命令※1が発行されるまでの間
-
クライアントアプリケーションがMQDISC命令※2を発行してから,次のMQCONN命令を発行するまでの間
-
MQCゲートウェイサーバがRESERVEまたはCONNECTの状態で,タイムアウト(要求受信監視タイマ,MQCゲートウェイサーバ監視タイマ),クライアントアプリケーションとの通信エラー,またはMQA,トランザクションマネジャとの処理中でエラーが発生したとき
-
- RESERVE
-
クライアントアプリケーションがMQCONN命令※1を発行してから,MQCONN命令が完了するまでの状態※3です。
- CONNECT
-
クライアントアプリケーションからのMQCONN命令※1が完了してから,MQDISC命令※2を発行するまでの状態※3です。
- 注※1
-
次の条件に該当する用語に読み替えてください。
環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースライブラリを使用している場合,MQCONN命令を発行。
環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定し,かつXAインタフェースライブラリを使用している場合,xa_openを発行。
TP1/Message Queue Accessの05-00未満のバージョンと接続する場合,MQCONN命令を発行。
- 注※2
-
次の条件に該当する用語に読み替えてください。
環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースライブラリを使用している場合,MQDISC命令を発行。
環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定し,かつXAインタフェースライブラリを使用している場合,xa_closeを発行。
TP1/Message Queue Accessの05-00未満のバージョンと接続する場合,MQDISC命令を発行。
- 注※3
-
トランザクションのコミット,またはロールバック前にMQDISC命令を発行した場合は,コミット,またはロールバック時に再度クライアントアプリケーションと接続するため,一時的にRESERVE,またはCONNECTの状態になります。
- cc....cc
-
クライアントのIPアドレス(15文字以内の符号なし整数)
- dd....dd
-
クライアントのポート番号(10進数)
- ee....ee
-
クライアントのプロセスID(10進数)
- ff....ff
-
クライアントのスレッドID(10進数)
- hhh iii jj kk:ll:mm nnnn [oooooo]
-
曜日 月 日 時:分:秒 年(西暦) [マイクロ秒]
接続開始時刻が表示されます。
出力メッセージ
出力メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA04202-E |
通信障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04207-E |
MQAが異常を検知しました。 |
メッセージログファイル |
KFCA04208-E |
MQAサーバのV/Rが誤っています。 |
標準エラー出力 |
KFCA04215-E |
タイムアウトとなりました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04302-E |
MQAサービスが終了処理中です。 |
標準エラー出力 |
KFCA04303-E |
RPCでネットワーク障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04304-E |
MQAサービスが起動されていません。 |
標準エラー出力 |
KFCA30861-E |
MQCサービスが異常を検知しました。 |
メッセージログファイル |
KFCA30865-E |
ローカルメモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA30866-E |
メモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA30879-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA30880-E |
コマンドで指定した引数の数が正しくありません。 |
標準エラー出力 |
KFCA30881-E |
定義解析中にエラーが発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA30884-E |
MQCサービスが起動されていません。 |
標準エラー出力 メッセージログファイル |
KFCA30887-E |
サービスとクライアント間のバージョンが一致しません。 |
標準エラー出力 |
KFCA31173-E |
OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。 |
標準エラー出力 |