mqttbuf(バッファグループ定義)
機能
メッセージ送受信用のバッファについての環境を定義します。
オプション
● -g
(オペランド)
- ・groupno=バッファグループ番号
-
〜<符号なし整数>((1〜512))
メッセージ送受信用のバッファグループ番号を指定します。ほかのmqttbuf定義コマンドのバッファグループ番号と重複して指定できません。
自動定義クラスタセンダチャネルは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。クラスタセンダプロセスではバッファグループ番号に1を指定してください。この値以外を指定するには,デフォルトクラスタセンダチャネル定義またはUOCを使用してバッファグループ番号を変更してください。
クラスタセンダプロセスで,このオペランドに1を指定した定義が存在しない,かつMQT定義オブジェクト生成ユティリティのmqttcpcsコマンドの-dオプションにデフォルトチャネル定義を指定しない場合は,KFCA18021-Eのメッセージが出力されます。
- ・length=バッファ長
-
〜<符号なし整数>((1024〜1073741824))(単位:バイト)
メッセージ送受信に使用するバッファの長さを指定します。
groupnoオペランドで指定されたバッファグループ番号によって,該当する値を指定してください。
バッファグループ
用途
指定するバッファ長
定義コマンド
オプション
オペランド
mqttcp
-g
rcvbuf
開始要求受信用
1024バイト
mqttcpcr
mqtalccha
-
バッファ方式がセグメント方式の場合
(-g buftype=seg)
-g
sndbuf
メッセージ送信用
送信最大セグメントサイズ
rcvbuf
メッセージ受信用
受信最大セグメントサイズ
mqtalccha
-
バッファ方式がメッセージ方式の場合
(-g buftype=msg)
-g
sndbuf
メッセージ送信用
送信最大メッセージ長
rcvbuf
メッセージ受信用
受信最大メッセージ長
-e
medbuf
メッセージ編集出口編集用
ユーザ任意
自動定義されるクラスタセンダチャネルでは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。この値を変更するにはUOCを作成して属性を変更してください。
mqtalccha定義コマンドの-y typeオペランドで,receiverまたはrequesterを指定しない場合は,mqttcp定義コマンドの-gオプションを省略できます。したがって,開始要求を受信するためのmqttbuf定義コマンドも省略できます。
-
- ・count=バッファ数
-
〜<符号なし整数>((1〜65535))
メッセージ送受信バッファの個数を指定します。
groupnoオペランドで指定されたバッファグループ番号によって,該当する値を指定してください。
バッファグループ
用途
指定するバッファ数
定義コマンド
オプション
オペランド
mqttcp
-g
rcvbuf
開始要求受信用
バッファ数:1
mqttcpcr
mqtalccha
-
バッファ方式がセグメント方式の場合
(-g buftype=seg)
-g
sndbuf
メッセージ送信用
バッファ数:送信側MCA数
rcvbuf
メッセージ受信用
バッファ数:受信側MCA数
mqtalccha
-
バッファ方式がメッセージ方式の場合
(-g buftype=msg)
-g
sndbuf
メッセージ送信用
バッファ数:送信側MCA数
rcvbuf
メッセージ受信用
バッファ数:受信側MCA数
-e
medbuf
メッセージ編集出口編集用
バッファ数:総medcnt値
自動定義されるクラスタセンダチャネルでは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。この値を変更するにはUOCを作成して属性を変更してください。
mqtalccha定義コマンドの-y typeオペランドで,receiverまたはrequesterを指定しない場合は,mqttcp定義コマンドの-gオプションを省略できます。したがって,開始要求を受信するためのmqttbuf定義コマンドも省略できます。
-
- ・extend=拡張バッファ数
-
〜<符号なし整数>((0〜65535))《0》
countオペランドで指定したバッファが満杯になった場合に拡張するバッファの数を指定します。
注意事項
チャネル開始時に,バッファグループ番号(mqtalccha定義コマンドの-gオプションで指定)のバッファ(mqttbuf定義コマンドの-gオプションのcountオペランドおよびextendオペランドで指定)に空きがない場合,KFCA16330-Eメッセージを出力し,チャネルを開始しません。