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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqttbuf(バッファグループ定義)

〈このページの構成〉

形式

{{ mqttbuf -g  "groupno = バッファグループ番号
                length = バッファ長
                count = バッファ数
              〔extend = 拡張バッファ数〕" }}

機能

メッセージ送受信用のバッファについての環境を定義します。

オプション

● -g

(オペランド)

groupno=バッファグループ番号

 〜<符号なし整数>((1〜512))

メッセージ送受信用のバッファグループ番号を指定します。ほかのmqttbuf定義コマンドのバッファグループ番号と重複して指定できません。

自動定義クラスタセンダチャネルは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。クラスタセンダプロセスではバッファグループ番号に1を指定してください。この値以外を指定するには,デフォルトクラスタセンダチャネル定義またはUOCを使用してバッファグループ番号を変更してください。

クラスタセンダプロセスで,このオペランドに1を指定した定義が存在しない,かつMQT定義オブジェクト生成ユティリティのmqttcpcsコマンドの-dオプションにデフォルトチャネル定義を指定しない場合は,KFCA18021-Eのメッセージが出力されます。

length=バッファ長

 〜<符号なし整数>((1024〜1073741824))(単位:バイト)

メッセージ送受信に使用するバッファの長さを指定します。

groupnoオペランドで指定されたバッファグループ番号によって,該当する値を指定してください。

バッファグループ

用途

指定するバッファ長

定義コマンド

オプション

オペランド

mqttcp

-g

rcvbuf

開始要求受信用

1024バイト

mqttcpcr

mqtalccha

  • バッファ方式がセグメント方式の場合

    (-g buftype=seg)

-g

sndbuf

メッセージ送信用

送信最大セグメントサイズ

rcvbuf

メッセージ受信用

受信最大セグメントサイズ

mqtalccha

  • バッファ方式がメッセージ方式の場合

    (-g buftype=msg)

-g

sndbuf

メッセージ送信用

送信最大メッセージ長

rcvbuf

メッセージ受信用

受信最大メッセージ長

-e

medbuf

メッセージ編集出口編集用

ユーザ任意

自動定義されるクラスタセンダチャネルでは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。この値を変更するにはUOCを作成して属性を変更してください。

mqtalccha定義コマンドの-y typeオペランドで,receiverまたはrequesterを指定しない場合は,mqttcp定義コマンドの-gオプションを省略できます。したがって,開始要求を受信するためのmqttbuf定義コマンドも省略できます。

count=バッファ数

 〜<符号なし整数>((1〜65535))

メッセージ送受信バッファの個数を指定します。

groupnoオペランドで指定されたバッファグループ番号によって,該当する値を指定してください。

バッファグループ

用途

指定するバッファ数

定義コマンド

オプション

オペランド

mqttcp

-g

rcvbuf

開始要求受信用

バッファ数:1

mqttcpcr

mqtalccha

  • バッファ方式がセグメント方式の場合

    (-g buftype=seg)

-g

sndbuf

メッセージ送信用

バッファ数:送信側MCA数

rcvbuf

メッセージ受信用

バッファ数:受信側MCA数

mqtalccha

  • バッファ方式がメッセージ方式の場合

    (-g buftype=msg)

-g

sndbuf

メッセージ送信用

バッファ数:送信側MCA数

rcvbuf

メッセージ受信用

バッファ数:受信側MCA数

-e

medbuf

メッセージ編集出口編集用

バッファ数:総medcnt値

自動定義されるクラスタセンダチャネルでは,送信用バッファグループ番号にデフォルトで1を仮定します。この値を変更するにはUOCを作成して属性を変更してください。

mqtalccha定義コマンドの-y typeオペランドで,receiverまたはrequesterを指定しない場合は,mqttcp定義コマンドの-gオプションを省略できます。したがって,開始要求を受信するためのmqttbuf定義コマンドも省略できます。

extend=拡張バッファ数

 〜<符号なし整数>((0〜65535))《0》

countオペランドで指定したバッファが満杯になった場合に拡張するバッファの数を指定します。

注意事項

チャネル開始時に,バッファグループ番号(mqtalccha定義コマンドの-gオプションで指定)のバッファ(mqttbuf定義コマンドの-gオプションのcountオペランドおよびextendオペランドで指定)に空きがない場合,KFCA16330-Eメッセージを出力し,チャネルを開始しません。