mqaremque(リモートキューのローカル定義)
形式
{{ mqaremque 〔-q キュー記述子〕 〔-p 登録許可〕 〔-y 省略時のメッセージ優先度〕 〔-e 省略時のメッセージ永続性〕 〔-r リモートキュー名〕 〔-w デフォルトのバインディング〕 〔-c クラスタ内共用クラスタ名称〕 〔-m リモートキューマネジャ名〕 〔-x 転送キュー名〕 リモートキューのローカル定義名 }}
機能
リモートキューのローカル定義を指定します。
この定義コマンドは,MQAサービス定義に複数指定できますが,リモートキューのローカル定義名は重複して指定できません。重複して指定した場合は,MQAサーバ開始処理でエラーになります。また,モデルキューの定義名,別名キュー名,および存在するキュー名と重複した名称をリモートキューのローカル定義名に指定した場合も,MQAサーバ開始処理でエラーになります。
TP1/Message Queue全体で登録できるキューの最大数は20,480個です。
オプション
● -q キュー記述子
〜<1〜64文字の文字列>
キューについてのユーザに任意の情報(QDesc属性)を指定します。キューマネジャはこの内容を一切チェックしません。省略した場合,キュー記述子は空白になります。
指定値に,(コンマ)を含む場合は文字列全体を"(引用符)で囲んでください。
指定例を次に示します。
-q "svrg01,svr01"
● -p 登録許可
〜《allowed》
作成されるキューに対する登録操作を許可するかどうか(InhibitPut属性)を指定します。
-
allowed
登録操作は許可されます(属性値:MQQA_PUT_ALLOWED)。
-
inhibited
登録操作は禁止されます(属性値:MQQA_PUT_INHIBITED)。
● -y 省略時のメッセージ優先度
〜<符号なし整数>((0〜9))《0》
キューに登録されるメッセージの省略時の優先度(DefPriority属性)を指定します。優先度は,指定した値が小さいほど低く,大きいほど高くなります。
メッセージ記述子(MQMD構造体)にMQPRI_PRIORITY_AS_Q_DEFが指定され,メッセージがキューに登録される場合に,この指定値は使用されます。
● -e 省略時のメッセージ永続性
〜《persistent》
キューに登録されるメッセージの省略時の永続性(DefPersistence属性)を指定します。
-
persistent
メッセージを永続にします(属性値:MQPER_PERSISTENT)。
-
notpersistent
メッセージを永続にしません(属性値:MQPER_NOT_PERSISTENT)。
● -r リモートキュー名
〜<1〜48文字のMQ文字列>
リモートキュー名(RemoteQName属性)を指定します。-mオプション(リモートキューマネジャ名)のキューマネジャが認識できるキュー名を指定してください。
アプリケーションがリモートキューのローカル定義をオープンする場合,この指定値は省略できません。一方,この定義をキューマネジャの別名定義として使用する場合は,必ず省略してください。また,この定義を応答キューの別名として使用する場合,この指定値は,応答キューの名称にする必要があります。
● -w デフォルトのバインディング
〜《fixed》
あて先クラスタキューのバインディング(DefBind属性)を制御します。オープンするキューがクラスタキューの場合に適用されます。
-
fixed
キューがオープンされたハンドルにあて先を固定します。
-
not_fixed
キューにメッセージが登録されるとき,メッセージ単位にあて先を決定します。
● -m リモートキューマネジャ名
〜<1〜48文字のMQ文字列>
-rオプション(リモートキュー名)のリモートキューを定義しているキューマネジャの名称(RemoteQMgrName属性)を指定します。
アプリケーションがリモートキューのローカル定義をオープンする場合,この指定値を省略したり,ローカルキューマネジャ名を指定したりできません。しかし,この定義をキューマネジャの別名定義として使用する場合は,この指定値を省略したり,ローカルキューマネジャ名を指定したりできます。
-xオプション(転送キュー名)を省略した場合は,ここで指定した名称と同じ名称のローカルキューが必要です。このローカルキューは,転送キューとして使用されます。このローカルキューがMQAサーバ開始時に存在しなくても,MQAサーバは正常に立ち上がります。アプリケーションがリモートキューのローカル定義をオープンしたときに,リモートキューマネジャ名と同じローカルキューが転送キューとして定義されているかがチェックされます。