定義の記述形式
定義の記述形式について説明します。
set形式
set形式ではオペランドに値を指定します。
形式
set オペランド = 値
コマンド形式
コマンド形式では,次に示す形式に従ってオプションおよび引数を指定します。
形式
コマンド名 オプション "オペランド" コマンド引数
用語の定義
● コマンド名
実行できるコマンドが登録されているファイル名です。
● オプション
マイナス記号(-)で始まる文字列です。
引数を取らない形式1と引数を必要とする形式2の二つがあります。
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形式1
-オプションフラグ
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形式2
-オプションフラグ フラグ引数
オプションフラグは,マイナス記号(-)に続く1文字の英数字です。英大文字と英小文字とは区別します。フラグ引数は,オプションフラグに対する引数です。
● オペランド
オプションの次の,「=値」が付くものをオペランドといいます。
一つのオプションの中に複数のオペランドがある場合があります。一つのオプションの中のオペランドは,最初と最後を引用符(")で囲みます。
● コマンド引数
マイナス記号(-)以外で始まる引数でコマンドの操作対象です。
コメント
コメントを記入する場合は,コメントの先頭に「#」を記述してください。行の先頭に「#」を記述すると1行全体がコメント扱いになります。
形式1 定義の記述 #コメント・・・・・・ 形式2 #コメント・・・・・・
制限事項
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OpenTP1のシステムサービス定義の場合
MQAサービス定義など,OpenTP1のシステムサービス定義に属する定義を記述する場合,1行の長さなどの記述形式はOpenTP1システムの規定に従います。記述形式の制限事項については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
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MQT通信構成定義の場合
MQT通信構成定義の1行の長さは最大512文字です。512文字を超える指定の場合または定義を読みやすくするために必要な場合は,複数行に分けて記述してください。この場合,行の末尾に継続符号「\」を記述します。継続符号「\」のあとには何も記述しないでください。なお,アポストロフィ(')で囲まれた文字列は,複数行に分けて記述できません。
コメントを記述した行に継続行を続ける場合は,コメントを「#」で囲んだあと,その行の末尾に継続符号「\」を記述してください。