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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


3.2.2 UOCに渡されるデータ形式

MCAはUOCの起動時に,メッセージが格納されている送信バッファ,受信バッファ,およびTCP定義のmqtalccha定義コマンドの-e medbufオペランドで指定した編集バッファを渡します。UOCでは,これらのバッファを使用してメッセージの編集ができます。

メッセージ編集出口UOCに渡されるデータの形式について,次の図に示します。

図3‒1 メッセージ編集出口UOCに渡されるデータの形式

[図データ]

MCAは,メッセージ編集出口UOCの呼び出し時,転送キューに格納されているメッセージを送受信バッファに格納します。メッセージ編集出口UOCでは,送受信バッファの使用バッファ長から,該当セグメントの長さを知ることができます。

メッセージ編集出口UOCでデータ変換や参照メッセージ処理を実施した場合,送受信バッファの使用バッファ長を変更できます。ただし,使用バッファ長が,相手システムとの間で最適な値として決定された最大メッセージ長を超えないようにしてください。最大メッセージ長は,チャネルデータ定義ブロック(dcmtcq_uoc_mqcd)の最大メッセージ長(MaxMsgLength)で確認してください。

また,メッセージ記述子(MQMD構造体)を格納している転送キューヘッダ(MQXQH構造体)については,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」を参照してください。