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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


2.9.1 処理の概要

メッセージ編集出口UOCを使用したファイル転送処理の概要について,次の図に示します。

図2‒62 メッセージ編集出口UOCを使用したファイル転送処理の概要

[図データ]

送信側システムでの処理の流れ
  1. UAPは,MQRMH(Message reference header)構造体をメッセージとして登録します。

    MQRMH構造体については,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」を参照してください。

  2. MCAは,メッセージ編集出口UOCを呼び出し,メッセージを渡します。

  3. メッセージ編集出口UOCは,MQRMH構造体の情報を基に,転送するデータを読み出してMCAの送信/編集バッファに登録します。

  4. MCAは,MQRMH構造体,および送信/編集バッファのデータを相手システムに送信します。

受信側システムでの処理の流れ
  1. MCAは,メッセージ編集出口UOCを呼び出し,受信したメッセージを渡します。

  2. メッセージ編集出口UOCは,メッセージ中のMQRMH構造体の情報を基に,転送されたデータを格納します。

  3. UAPは,MQRMH構造体を受信し,ファイル転送の完了を確認します。