1.5.2 Windowsを使用する場合の注意事項
WindowsのTP1/Message Queueを使用する場合，次に示す注意事項があります。
-
Windowsの環境変数の表記は，$DCDIRではなく%DCDIR%になります。
-
UNIX版ではコロン（：）が複数のパス名の区切り文字ですが，Windowsではコロンはドライブ名とディレクトリ名との区切り文字になります。Windowsではパス名の区切り文字にセミコロン（；）を使用してください。
-
パス名を完全パスで指定する際には，必ずドライブ名を記述してください。
-
COBOLのAPIを使用する場合など，OpenTP1，Windows，またはVisual C++が提供していないDLLを使用する際には，prcpathコマンド，またはプロセスサービス定義のprcsvpath定義コマンドを使用してDLLのあるディレクトリを指定してください。
-
OpenTP1は大文字と小文字を区別します。コマンドのオプションや，定義ファイルに記述した文字列をコマンド引数で使用するような場合は，注意してください。
例えば，-aオプションと-Aオプションでは異なるオプションを表します。
-
環境変数DCDIRおよび環境変数DCCONFPATHを設定する場合，そのコンピュータ内ですべて同じ文字列になるよう設定してください。また，大文字と小文字を区別してください。
-
ファイル名を指定するときは，ドライブ名以外にコロン（：）を含んだファイル名を指定しないでください。
-
OpenTP1ホームディレクトリ配下のファイル（%DCDIR%で指定したディレクトリ）を圧縮しないでください。このディレクトリを圧縮した場合，OpenTP1は正常に動作しません。