7.2.1 コネクション障害(コーラ側)

コネクション障害(コーラ側)の障害処理について,次の表に示します。

表7-4 コネクション障害(コーラ側)の障害処理

障害内容MQTの障害処理ユーザの処理
コネクション確立時の障害(重度)※1
  1. <16331-E>「TCPインタフェースエラー」または<16322-E>「確立に失敗」
  2. チャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
障害要因を取り除いたあとmqtstachaコマンドを入力してください。
コネクション確立時の障害(軽度)※2
  1. <16331-E>「TCPインタフェースエラー」または<16322-E>「確立に失敗」
  2. チャネル定義の確立再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。
  3. 再試行しない場合3,または再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
障害要因を取り除いてください。3.の場合は,障害要因を取り除いたあとmqtstachaコマンドを入力してください。
メッセージ転送時の障害
  1. <16331-E>「TCPインタフェースエラー」
  2. メッセージの転送を中断します。
  3. 送信中のメッセージ4は転送キューに戻し,受信中のメッセージ4は破棄されます。
  4. チャネル定義の確立再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。
  5. 再試行しない場合3または再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
障害要因を取り除いてください。5.の場合は,障害要因を取り除いたあとmqtstachaコマンドを入力してください。
(凡例)
< >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
「 」:メッセージログの内容です。
注※1
コネクション確立時の障害(重度)とは,エラーナンバENOBUFS(Windowsの場合は,WSAENOBUFS)エラーのことであり,メモリ不足によって発生します。
注※2
コネクション確立時の障害(軽度)とは,エラーナンバENOBUFS(Windowsの場合は,WSAENOBUFS)以外のエラーのことです。
注※3
クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。
注※4
バッチ転送によって複数のメッセージを転送していた場合,そのバッチのすべてのメッセージが該当します。
ファーストチャネルが転送する非永続メッセージが,転送キューから取り出されて相手システムに登録される前に,該当するバッチに障害が発生した場合,非永続メッセージは破棄されることがあります。