7.3.5 MCP障害(メッセージ送信時の転送障害・ファーストメッセージ)

MCP障害(メッセージ送信時の転送障害・ファーストメッセージ)の障害処理について,次の表に示します。

表7-24 MCP障害(メッセージ送信時の転送障害・ファーストメッセージ)の障害処理

障害内容MQTの障害処理ユーザの処理
転送キューのメッセージ不正(チャネルの転送サイズオーバ含む)
  1. <16334-E>「メッセージ異常検出」
  2. デッドレターキューがある場合:送信中のメッセージを登録し,送信処理を続行します。
  3. デッドレターキューがない場合:送信中のメッセージを破棄し,送信処理を続行します。
原因を調査して対策したあと,メッセージを再登録してください。
メッセージシーケンス番号不一致
  1. <16343-E>「シーケンス番号不一致」
  2. メッセージの送信を中断します。
  3. 送信中のメッセージを破棄します。
  4. コーラ側:
    (a)チャネルを終了します。
    (b)チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。
    (c)再試行しない場合,または再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
  5. レスポンダ側:チャネルを終了し,再度相手システムからのコネクション確立要求を待ちます(チャネル停止状態)。
  • mqtrstchaコマンドを入力し,シーケンス番号を一致させてください。
  • 4.のコーラ側MCAの場合はmqtstachaコマンドを入力してください。
相手デッドレターキューにメッセージが登録された
  1. <16335-W>「デッドレターキューに登録された」
  2. メッセージの送信を続行します。
相手システムのデッドレターキューからメッセージを取り出し,原因を調査してください。
(凡例)
< >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
「 」:メッセージログの内容です。
注※
クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。