時間監視障害(ファーストメッセージ)の障害処理について,次の表に示します。
表7-27 時間監視障害(ファーストメッセージ)の障害処理
障害内容 | MQTの障害処理 | ユーザの処理 |
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確認メッセージ受信監視タイムアウト | - <16329-E>「タイムアウト発生」
- メッセージの送信を中断します。
- 送信中のメッセージ※1は破棄します。
- コネクションを強制解放します。
- コーラ側:チャネルを終了します※2(チャネル使用不可状態※3)。
レスポンダ側:チャネルを終了し,再度相手システムからのコネクション確立要求を待ちます(チャネル停止状態)。
| - 相手システムの状態と自システムのチャネル定義の-v tim2を見直してください。
- メッセージを再登録してください。
- 5.のコーラ側の場合は,mqtstachaコマンドを入力してください。
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継続メッセージ(セグメント)受信監視タイムアウト | - <16329-E>「タイムアウト発生」
- メッセージの受信を中断します。
- 受信中のメッセージ※1を破棄します。
- コネクションを強制解放します。
- コーラ側:チャネルを終了します※2(チャネル使用不可状態)。
レスポンダ側:チャネルを終了し,再度相手システムからのコネクション確立要求を待ちます(チャネル停止状態)。
| - 相手システムの状態と自システムのチャネル定義の-v tim3,mtimを見直してください。
- メッセージを再登録してください。
- 5.のコーラ側の場合は,mqtstachaコマンドを入力してください。
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終了処理監視タイムアウト | - <16312-E>「タイムアウト発生」
- メッセージの送受信を中断します。
- 送信中のメッセージ※1は破棄し,受信中のメッセージ※1は破棄します。
- コネクションを強制解放します。
- 全チャネルを終了します。
- MQTを強制停止します。
| - TCP構成定義の-v etimを見直してください。
- メッセージを再登録してください。
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- (凡例)
- < >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
- 「 」:メッセージログの内容です。
- 注※1
- バッチ転送によって通常メッセージを同時に転送していた場合,送信中のメッセージは転送キューに戻り,受信中のメッセージは破棄されます。
- バッチ転送によって送信済みのファーストメッセージは,ロールバックされません。
- 注※2
- チャネル定義のタイムアウト時のチャネル確立再試行の要否指定(TCP定義のmqtalccha定義コマンドの-v vretryオペランド指定)にyesを指定した場合は,チャネル確立再試行の指定(-bオプション)に従ってチャネル確立再試行を実行します。
- 注※3
- クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。