TP1/Message Queueは,TCP/IPプロトコルを使用してほかのシステムからメッセージを受信します。この項では,メッセージ受信の処理の流れについて説明します。また,メッセージがセグメントに分割されて送信された場合のメッセージ受信についても説明します。
受信側MCAは,チャネル確立後,相手システムから受信したメッセージをあて先キューに登録します。メッセージ受信の流れについて,次の図に示します。
図2-28 メッセージ受信の流れ
MQTサーバが受信するメッセージの分割単位をセグメントといいます。
バッファ方式がセグメント方式のチャネルの場合,受信側MCAは送信側MCAから送られてきたセグメントを受信し,セグメントごとにあて先キューに登録します。セグメントサイズよりも大きいサイズの受信バッファが必要になります。
バッファ方式がメッセージ方式のチャネルの場合,受信側MCAは送信側MCAから送られてきたセグメントをすべて受信し一度にあて先キューへ登録します。メッセージサイズよりも大きいサイズの受信バッファが必要になります。
受信バッファ方式の概要について,次の図に示します。図中の括弧付き数字は,処理の順序を表します。
図2-29 受信バッファ方式の概要