MQCサービス定義

MQCサーバ機能の定義のうち,MQCサービス定義について説明します。

関連製品であるTP1/Message Queue - Accessを使用する場合に作成します。

概要

MQCサービス定義は,OpenTP1のシステムサービス定義の一つです。

MQCサービス定義は,OSのテキストエディタを使用して,テキストファイルとして作成します。MQCサービス定義の定義ファイル名(完全パス名)を次に示します。

$DCCONFPATH/mqc

機能

MQCサーバ機能の動作を定義します。

種類

MQCサービス定義の種類について,次の表に示します。

表4-15 MQCサービス定義の種類

形式オプション定義内容指定値
mqcenv
(MQCリスナサーバ通信環境定義)
指定数:1
-p自システムのポート番号~<符号なし整数>
((5001~65535))
-s自システムのサービス名~<1~32文字の識別子(ハイフン(-)を含む)>
-e終了処理監視タイマ値~<符号なし整数>
((10~65535))《180》
(単位:秒)
-r要求受信監視タイマ値~<符号なし整数>
((0,10~8191))《180》
(単位:秒)
-n継続セグメント受信監視タイマ値~<符号なし整数>
((10~8191))《30》
(単位:秒)
-gMQCゲートウェイサーバ監視タイマ値~<符号なし整数>
((10~8191))《30》
(単位:秒)
-cMQCコネクション確立完了監視タイマ値~<符号なし整数>
((10~8191))《30》
(単位:秒)
-k回線監視yes|no
~《no》
-iトランザクションブランチ終了監視タイマ値~<符号なし整数>
((0~65535))《180》
(単位:秒)
mqcgwpnam
(MQCゲートウェイサーバ名定義)
指定数:1~256
-nMQCゲートウェイサーバ名~<1~8文字の識別子>
-p自システムのポート番号~<符号なし整数>
((5001~65535))
-s自システムのサービス名~<1~32文字の識別子(ハイフン(-)を含む)>
注※
次に示す値の合計数を指定してください。
  • MQCクライアント機能が動作するマシンの環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースの場合,キューマネジャに同時接続するクライアントアプリケーション数
  • MQCクライアント機能が動作するマシンの環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定している場合,トランザクションオブジェクトを結合したアプリケーションの数とトランザクションマネジャの数の合計数
  • MQCクライアントがTP1/Server Baseと連携してXAインタフェース接続を行っている場合,MQCクライアントが連携しているTP1/Server Baseのトランザクションサービス定義のtrn_recovery_process_countオペランドの指定値に1を加算した値
  • MQCクライアントがJMSインタフェース機能を使用している場合,次の条件で該当するものの合計値
    条件
    コネクションプーリング機能を使用するリソースアダプタのプロパティ定義に指定した[property-name]の[MaxPoolSize]の値+1
    コネクションプーリング機能を使用しない全アプリケーション数+1
    MDBキュー監視機能を使用する各MDBアプリケーションのプロパティ定義に指定した[pooled-instance]の[maximum]の値の総和