TP1/Message Queueを使用すると,OpenTP1システム内のアプリケーション同士および他システムのキューマネジャとの間でメッセージの送受信ができます。送受信ができるキューマネジャについては,「1.5.1 TP1/Message Queueを組み込んだソフトウェア構成」の通信相手システムを参照してください。これらのキューマネジャと通信する場合,TCP/IPプロトコルを使用します。
ユーザは,アプリケーションを作成して,キューにメッセージを登録したりキューからメッセージを取り出したりします。キューの間のメッセージ転送は,キューマネジャによって行われます。
TP1/Message Queueを使用したメッセージ送受信の特長を次に示します。
メッセージ送受信の概要について,次の図に示します。
図1-2 メッセージ送受信の概要
自システムのアプリケーションが,自システムのリモートキューにメッセージを登録すると,キューマネジャは転送キューヘッダ(MQXQH構造体)をメッセージに付加し転送キューに格納します。
MCAは転送キューに登録されたメッセージを,TCP/IPプロトコルを使用して相手システムのMCAに送信します。受信側のMCAは,転送キューヘッダ(MQXQH構造体)に指定されたあて先キューにメッセージを登録します。