MQTサーバは,送信が終了して転送キューの中のメッセージがなくなってからも,指定された間隔で転送キューを監視します。転送キュー監視中に次のメッセージが転送キューに登録されなければチャネルは終了します。
転送キューは,TCP定義のmqtalccha定義コマンドの-qオプションで各送信側MCAに一つ指定できます。一つの転送キューを複数のチャネルには割り当てられないので注意してください。
転送キューの監視方法には,次に示す方式があります。
- <タイマ方式>
- 一定間隔で転送キューへのメッセージの登録を確認する方式です。この方式を使用するにはTCP定義のmqtalccha定義コマンドで次に示す項目を指定します。
- 転送キュー監視方式(-zオプションにtimeを指定)
- 転送キュー監視間隔(-vオプションtim4オペランド)
- 転送キュー監視回数(-vオプションtim4cntオペランド)
- タイマ方式は,TP1/Message Queue 05-10より前のバージョンとの互換のためにあります。新規にMQシステムを構築する場合は,イベント方式を使用することをお勧めします。
- <イベント方式>
- 転送キューへのメッセージの登録をイベント連絡によって検出する方式です。
- この方式を使用するにはTCP定義のmqtalccha定義コマンドで次に示す項目を指定します。
- 転送キュー監視方式(-zオプションにeventを指定)
- 切断時間間隔での監視の要否(-vオプションdtimefctオペランド)
- 切断時間間隔(-vオプションdtimオペランド)
イベント方式による転送キュー監視について,次の図に示します。
図2-34 イベント方式による転送キュー監視
![[図データ]](figure/zu020603.gif)
- 注※
- 登録連絡待ちはTCP定義のmqtalccha定義コマンドの-v dtimオペランドに指定した切断時間間隔の間,実行します。切断時間間隔が経過するとチャネルを終了します。