MQT定義結合ユティリティ

概要

MQT定義結合ユティリティでは,MQT定義ファイル(MQT共通定義オブジェクトファイル,およびTCP定義オブジェクトファイル)のコマンド間の関連をチェックし,二つのオブジェクトファイルを結合します。コマンド間の関連が整合しない場合,MQT定義オブジェクトファイルは生成されないで,TP1/Message Queueは処理を終了します。

MQT定義結合ユティリティの詳細を説明します。

形式

mqtlink  -i 〔パス名〕MQT共通定義オブジェクトファイル名
           〔パス名〕TCP定義オブジェクトファイル名
        -o 〔パス名〕出力オブジェクトファイル名

機能

MQTの定義ファイルのコマンド間の整合性のチェック,およびMQT定義オブジェクトファイルの結合をします。

オプション

● -i 〔パス名〕MQT共通定義オブジェクトファイル名 〔パス名〕TCP定義オブジェクトファイル名

 ~<1~8文字の英数字>

MQT共通定義オブジェクト,およびTCP定義オブジェクトのファイル名を指定します。ファイル名は,どちらを先に指定してもかまいません。

● -o 〔パス名〕出力オブジェクトファイル名

 ~<_(アンダスコア)で始まる2~8文字の英数字>

MQT定義オブジェクトを格納するファイル名を指定します。ファイル名は,先頭のアンダスコアを含めて8文字までの英数字で指定してください。

出力メッセージ

出力メッセージID内容出力先
KFCA18005-E定義コマンドのオプションは省略できません。標準エラー出力
KFCA18006-E定義コマンドのオプションの指定に誤りがあります。標準エラー出力
KFCA18007-E定義コマンドに不当な文字列があります。標準エラー出力
KFCA18021-E定義コマンドのオペランドに定義されていません。標準エラー出力
KFCA18030-E指定ファイルのオープン処理に失敗しました。標準エラー出力
KFCA18031-Eメモリの確保に失敗しました。標準エラー出力
KFCA18032-E指定された定義オブジェクトファイル名は既に存在しています。標準エラー出力
KFCA18033-E指定ファイルの入出力処理に失敗しました。標準エラー出力
KFCA18034-E定義コマンドのオプションのオペランドの指定値が,対応する定義コマンドのバッファ数の合計値を超えています。標準エラー出力
KFCA18100-E定義コマンドのオプションで指定されたファイルは結合できません。標準エラー出力
KFCA18101-I定義オブジェクト結合ユティリティ処理を開始しました。標準出力
KFCA18102-I定義オブジェクト結合ユティリティ処理で定義エラーを検知して終了しました。標準出力
KFCA18104-I定義オブジェクト結合ユティリティ処理が正常終了しました。標準出力
KFCA18159-E定義コマンドのオプションのオペランドの指定値が,対応する定義コマンドのオプションのオペランドの指定値を超えています。標準エラー出力