7.2.9 MCP障害(デッドレターキュー障害)

MCP障害(デッドレターキュー障害)の障害処理について,次の表に示します。

表7-12 MCP障害(デッドレターキュー障害)の障害処理

障害内容MQTの障害処理ユーザの処理
デッドレターキュー登録障害
  1. <16333-E>「キューファイル障害発生」
  2. 送信中のメッセージ※1は転送キューに戻し,コネクションを強制解放します。
  3. 受信中のメッセージ※1を破棄します。
  4. コーラ側およびレスポンダ側の送受信側:
    コーラ側の送信側
    (a)チャネルを終了します。
    (b)チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。
    (c)再試行しない場合※2,または再試行回数を超えた場合は,チャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
    レスポンダ側の送信側
    (a)チャネルを終了します。
    コーラ側の受信側,およびレスポンダ側の受信側
    (a)送信側にエラー応答します。
  5. 送信側および受信側:
    送信側
    (a)チャネルを終了します(チャネル使用不可の状態※2)。
    受信側
    (a)送信側からの要求に従って,チャネルを終了します(チャネル停止)。
障害要因を取り除いたあとmqtstachaコマンドを入力してください。
(凡例)
< >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
「 」:メッセージログの内容です。
注※1
バッチ転送によって複数のメッセージを転送していた場合,そのバッチのすべてのメッセージが該当します。
ファーストチャネルが転送する非永続メッセージが,転送キューから取り出されて相手システムに登録される前に,該当するバッチに障害が発生した場合,非永続メッセージは破棄されることがあります。
注※2
クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。