mqafilinfキューファイル内の情報表示

形式

mqafilinf  〔-q キュー名|-x〕  キューファイル名

機能

オフラインの状態で,指定したキューファイルの管理部の情報を表示します。

指定したキューファイルがオンラインで使用中の場合,mqafilinfコマンドはエラーになります。

オプション

● -q キュー名

 ~<1~48文字のMQ文字列>

ローカルキュー情報を出力するキューの名称を指定します。

ローカルキュー情報には,キューの状態に関係なく,キューファイルの管理部がそのまま表示されます。このため,削除したキュー名を指定した場合でも,情報が表示されることがあります。

指定したキュー名が見つからない場合は,次に示すメッセージが出力されます。

「KFCA31172-E 指定した情報は存在しません。」

● -x

キューファイルについてキュー名一覧を表示する場合に指定します。

削除したキューは,キュー名一覧に表示されません。表示するキュー名がない場合は,次に示すメッセージが出力されます。

「KFCA31172-E 指定した情報は存在しません。」

コマンド引数

● キューファイル名

 ~<1~59文字の文字列>

キューファイル情報を出力するキューファイル名を完全パス名で指定します。

出力形式

● 管理部の情報

キューファイル名 = aa....aa
全キューの個数 = bb....bb
使用中キューの個数 = cc....cc
未使用キューの個数 = dd....dd
最大メッセージ登録数 = ee....ee
使用中メッセージ数 = ff....ff
残登録可能メッセージ数 = gg....gg
メッセージ長 = hh....hh
メッセージ情報管理ファイルのレコード長 = ii....ii
メッセージ情報管理ファイルのレコード数 = jj....jj
メッセージファイルのレコード長 = kk....kk
メッセージファイルのレコード数 = ll....ll

aa....aa
指定したキューファイルの名称(1~59文字の文字列)
bb....bb
全キューの個数(10進数)
cc....cc
使用中キューの個数(10進数)
dd....dd
未使用キューの個数(10進数)
ee....ee
mqainitコマンドで指定したメッセージ数(10進数)
使用中メッセージ数と残登録可能メッセージ数を足した値ではありません。
ff....ff
使用中メッセージ数(10進数)
gg....gg
残登録可能メッセージ数(10進数)
登録されているメッセージのメッセージ長が,mqainitコマンドの-sオプションで指定した値より大きい場合,一つのメッセージで複数のレコードが使用されます。そのため,実際に登録できるメッセージ数は残登録可能メッセージ数と異なることがあります。
hh....hh
mqainitコマンドで指定したメッセージ長(10進数)
ii....ii
メッセージ情報管理ファイルのレコード長(10進数)
jj....jj
メッセージ情報管理ファイルのレコード数(10進数)
kk....kk
メッセージファイルのレコード長(10進数)
ll....ll
メッセージファイルのレコード数(10進数)

● キュー名一覧の情報

キュー名 = aa....aa

aa....aa
キュー名(1~48文字のMQ文字列)

● ローカルキュー情報

キュー名 = aa....aa
キュー記述子 = bb....bb
取り出し許可 = cc....cc
登録許可 = dd....dd
省略時のメッセージ優先度 = ee....ee
省略時のメッセージ永続性 = ff....ff
キューの有効範囲 = gg....gg
プロセス名 = hh....hh
最大メッセージ登録数 = ii....ii
最大メッセージ長 = jj....jj
共用性 = kk....kk
省略時の取り出しオプション = ll....ll
ロールバック回数記録方法 = mm....mm
メッセージ配布順序 = nn....nn
キュー保持時間 = oo....oo
定義タイプ = pp....pp
使用種別 = qq....qq
メッセージ登録数 = rr....rr
作成日付 = YYYY-MM-DD
作成時刻 = HH.MM.SS
イニシエーションキュー名 = ss....ss
トリガ制御 = tt....tt
トリガタイプ = uu....uu
トリガのためのメッセージ優先度の下限値 = vv....vv
トリガのためのメッセージ登録数の下限値 = ww....ww
トリガデータ = xx....xx
配布リスト = yy....yy
デフォルトのバインディング = zz....zz
クラスタ内共用クラスタ名称 = a1....a1

aa....aa
キュー名(1~48文字のMQ文字列)
bb....bb
キュー記述子(1~64文字の文字列)
cc....cc
取り出し許可(次に示すどちらかを表示)
INHIBITED:取り出しを禁止します。
ALLOWED:取り出しを許可します。
dd....dd
登録許可(次に示すどちらかを表示)
INHIBITED:登録を禁止します。
ALLOWED:登録を許可します。
ee....ee
省略時のメッセージ優先度(10進数)
ff....ff
省略時のメッセージ永続性(次に示すどちらかを表示)
PERSISTENT:永続メッセージにします。
NOT PERSISTENT:永続メッセージにしません。
gg....gg
キューの有効範囲(次に示す値を表示)
QUE MGR:キュー定義はキューマネジャスコープを持ちます。
hh....hh
プロセス名(1~48文字のMQ文字列)
ii....ii
最大メッセージ登録数(10進数)
jj....jj
最大メッセージ長(10進数,単位:バイト)
kk....kk
共用性(次に示すどちらかを表示)
SHAREABLE:キューを共用できます。
NOT SHAREABLE:キューを共用できません。
ll....ll
省略時の取り出しオプション(次に示すどちらかを表示)
INPUT EXCLUSIVE:排他アクセスのメッセージ取り出し用にオープンします。
INPUT SHARED:共有アクセスのメッセージ取り出し用にオープンします。
mm....mm
ロールバック回数記録方法(次に示す値を表示)
NOT HARDENED:ロールバック回数を記録しません。
nn....nn
メッセージ配布順序(次に示すどちらかを表示)
PRIORITY:優先度の順序でメッセージが返されます。
FIFO:FIFO(先入れ先出し)の順序でメッセージが返されます。
oo....oo
キュー保持時間(10進数,単位:時間)
pp....pp
定義タイプ(次に示すどれかを表示)
PREDEFINED:定義済みキュー
PERMANENT DYNAMIC:永続的動的キュー
TEMPORARY DYNAMIC:一時的動的キュー
qq....qq
使用種別(次に示すどちらかを表示)
NORMAL:通常キュー。通常のアプリケーションがメッセージを登録,または取り出しをする場合に使用します。
TRANSMISSION:転送キュー。リモートキューマネジャあてのメッセージを保持するために使用します。
rr....rr
メッセージ登録数(10進数)
YYYY-MM-DD
作成日付(年-月-日)
作成日付はシステムの設定時刻で表示されます。
HH.MM.SS
作成時刻(時.分.秒)
作成時刻はシステムの設定時刻で表示されます。
ss....ss
イニシエーションキュー名(1~48文字のMQ文字列)
tt....tt
トリガ制御(次に示すどちらかを表示)
OFF:トリガメッセージを要求しません。
ON:トリガメッセージを要求します。
uu....uu
トリガタイプ(次に示すどれかを表示)
NONE:トリガメッセージは通知されません。
FIRST:空でない場合に通知されます。
EVERY:メッセージごとに通知されます。
DEPTH:一定の格納数を超えた場合に通知されます。
vv....vv
トリガのためのメッセージ優先度の下限値(10進数)
ww....ww
トリガのためのメッセージ登録数の下限値(10進数)
xx....xx
トリガデータ(1~64文字の文字列)
yy....yy
配布リスト(次に示すどちらかを表示)
SUPPORTED:配布リストに対応しています。
NOT SUPPORTED:配布リストに対応していません。
zz....zz
デフォルトのバインディング(次に示すどちらかを表示)
FIXED:キューがオープンされたハンドルにあて先を固定します。
NOT FIXED:キューにメッセージが登録される場合,メッセージ単位にあて先を決定します。
a1....a1
クラスタ内共用クラスタ名称(1~48文字のMQ文字列)

注意事項

  1. オンラインで使用したキューファイルにこのコマンドを実行した場合,オンラインの終了状態によっては,終了直前のメッセージ数とコマンド実行結果のメッセージ数は異なることがあります。
  2. 存在しないキューファイル名を指定した場合は,次に示すメッセージが出力されます。

    「KFCA04339-E 指定されたキューファイル名は存在しません。」