mqtrlvcha(メッセージ送達未確認の解決)
形式
機能
送信側MCAがメッセージの送達を確認できないで終了した場合,メッセージ送達未確認状態が発生します。この状態で何らかの理由によってチャネルの再開始ができない場合に未確認状態を解決し,チャネルを確立できるようにします。
このコマンドはチャネルタイプがセンダ,サーバ,またはクラスタセンダの場合だけ有効です。また,チャネル状態が「チャネル停止」または「チャネル使用不可」で,メッセージの送達が未確認の場合に受け付けられます。
オプション
● -s MQT通信プロセス識別子
~<16進数字>((01~ff))
MQT通信プロセス識別子を指定します。
MQT通信プロセス識別子は複数指定できません。
このオプションを省略すると,すべてのMQTサーバに対して,mqtrlvchaコマンドを実行します。
● -n チャネル名
~<1~20文字のMQ文字列>
メッセージの未確認状態を解決するチャネルのチャネル名を指定します。
複数のチャネル名を指定する場合は,引用符(")で囲んで,チャネル名とチャネル名との間を空白で区切ります。同一チャネル名は,重複して指定できません。
また,チャネル名は,*を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のチャネル名を混在して指定できません。一括名は引用符(")で囲んで指定します。
*:すべてのチャネルが開始できるかを確認します。
先行文字列*:先行文字列で始まるチャネルが開始できるかを確認します。
-n "cha1 cha2 cha3"
-n "cha*"
● -a commit|backout
メッセージの送達未確認状態の解決方法を指定します。
このオプションの指定がチャネル再確立時のチャネルの解決方法と異なる場合,メッセージを二重送信したり,失ったりすることがあります。
注意事項
出力メッセージ
出力メッセージID | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
KFCA16355-I | コマンドを正常に受け付けました。 | 標準出力 |
KFCA16363-W | 入力形式に誤りがあります。 | 標準エラー出力 |
KFCA16364-W | 引数の指定に誤りがあります。 | 標準エラー出力 |
KFCA16365-E | 運用コマンドを無視しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16366-E | 該当するチャネルがありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA16367-E | MQT開始処理中です。 | 標準エラー出力 |
KFCA16368-E | MQT終了処理中です。 | 標準エラー出力 |
KFCA16369-E | コマンド処理中に障害が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16370-I | 運用コマンドが終了しました。 | 標準出力 |
KFCA16371-E | MQT通信プロセスは起動されていません。 | 標準エラー出力 |
KFCA16372-E | コマンド応答の連絡の受信に失敗しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16373-E | コマンド応答の連絡に失敗しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16374-E | プロセスの検索に失敗しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16375-E | RPC障害が発生しました(コマンド)。 | 標準エラー出力 |
KFCA16376-E | RPC障害が発生しました(通信)。 | 標準エラー出力 |
KFCA16377-E | ネットワーク障害が発生しました(通信)。 | 標準エラー出力 |
KFCA16378-E | ネットワーク障害が発生しました(コマンド)。 | 標準エラー出力 |
KFCA16384-I | mqtrlvchaコマンドの入力形式の表示 | 標準出力 |
KFCA16385-E | コミットを失敗しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16390-E | ローカルメモリ不足が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16391-E | メモリ不足が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16392-E | 論理矛盾が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16393-E | 障害が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA16394-E | 障害が発生しました。処理を続行します。 | 標準エラー出力 |
KFCA16395-E | 共用メモリ不足が発生しました。 | 標準エラー出力 |