mqadfキューファイルグループの使用状況表示

形式

mqadf  キューファイルグループ名

機能

指定したキューファイルグループの使用状況を表示します。

使用状況を表示できるのは,キュー/メッセージの全容量,使用容量,および空き容量です。キューファイルグループの全容量とは,キューファイルグループに属するすべてのキューファイルの容量の合計です。

キューファイル二重化構成を行っているキューファイルグループを指定した場合,キューファイルグループが次に示す図の状態のときA/B'/Cファイルが対象になります。

図6-1 ファイルを切り替えた場合

[図データ]

コマンド引数

● キューファイルグループ名

 ~<1~31文字の識別子>

使用状況を表示するキューファイルグループ名を指定します。

出力形式

全キューの個数 = aa....aa
使用中キューの個数 = bb....bb
未使用キューの個数 = cc....cc
グループ形態 = dd....dd
メッセージ格納域全容量 = ee....eeGB + ff....ffB
メッセージ格納域使用容量 = gg....ggGB + hh....hhB
メッセージ格納域空き容量 = ii....iiGB + jj....jjB

aa....aa
キューファイルグループ内の全キューの個数
bb....bb
キューファイルグループ内の使用中キューの個数
cc....cc
キューファイルグループ内の未使用キューの個数
dd....dd
キューグループ形態
single:一重化キューファイルグループ
dual:二重化キューファイルグループ
ee....ee,ff....ff
キューファイルグループ内のメッセージ格納域全容量(単位:GB=ギガバイト,B=バイト)
gg....gg,hh....hh
キューファイルグループ内のメッセージ格納域使用容量(単位:GB=ギガバイト,B=バイト)
ii....ii,jj....jj
キューファイルグループ内のメッセージ格納域空き容量(単位:GB=ギガバイト,B=バイト)

注意事項

  1. このコマンドは,障害閉塞状態または論理閉塞状態になったキューファイルを含むキューファイルグループでも指定できます。ただし,障害または論理閉塞になったキューファイルの容量は,このコマンドで表示する値には含まれません。
  2. このコマンドで出力するキューファイルグループ内のメッセージ格納容量は,一つのメッセージで1レコードずつ使用する場合の容量です。MQAサービス定義のmqa_max_msg_recnumオペランドに2以上を指定し,キューファイルのレコード長よりも大きいメッセージを格納する場合は,メッセージのレコード分割が行われるため,このコマンドで表示されたメッセージ格納域空き容量よりも実際は大きな領域が使用できます。一つのメッセージを複数レコードに分割して格納する場合,2レコード目からは,空き容量に512バイトずつ加算した領域が使用されます。
    注※
    レコード長は,mqainitコマンドの-sオプション(メッセージ長)と,キューファイルのセクタ長で算出した値です。レコード長の計算については,6章の「mqainit(キューファイルの割り当て)」を参照してください。

出力メッセージ

出力メッセージID内容出力先
KFCA04208-EMQAサーバのV/Rが誤っています。標準エラー出力
KFCA04209-Eメモリ不足で処理を続行できません。標準エラー出力
KFCA04215-Eタイムアウトとなりました。標準エラー出力
KFCA04300-Eコマンドで指定した引数の数が正しくありません。標準エラー出力
KFCA04301-E定義解析中にエラーが発生しました。標準エラー出力
KFCA04302-EMQAサービスが終了処理中です。標準エラー出力
KFCA04303-ERPCでネットワーク障害が発生しました。標準エラー出力
KFCA04304-EMQAサービスが起動されていません。標準エラー出力
KFCA04322-Eキューファイルグループ名の文字数が31文字を超えています。標準エラー出力
KFCA26100-Iヘルプメッセージ標準出力
KFCA26151-E指定したキューファイルグループ名はありません。標準エラー出力
KFCA26184-Eプロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。標準エラー出力
KFCA31173-EOpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。標準エラー出力