7.2.14 チャネル管理情報格納ファイル障害

チャネル管理情報格納ファイル障害の障害処理について,次の表に示します。

表7-17 チャネル管理情報格納ファイル障害の障害処理

障害内容MQTの障害処理ユーザの処理
ファイル名称不正
  1. <31902-E>「ファイル名文字数オーバ」または<31906-E>「ファイル名不正」
  2. MQTが異常終了します。
MQAサービス定義に指定したチャネル管理情報格納ファイル名を見直し,再度OpenTP1システムを正常開始してください。
ファイル入出力形式不正
  1. <31941-E>「入出力形式の指定誤り」
  2. MQTが異常終了します。
MQAサービス定義に指定したチャネル管理情報格納ファイルの入出力形式を見直し,再度OpenTP1を正常開始してください。
開始時のファイル読み込み障害(重度障害)
  1. <31901-E>「ファイル異常」,<31904-E>「アクセス権不正」,<31908-E>「データ入出力エラー」,<31906-E>「ファイル名不正」,または<31943-E>「OpenTP1ファイルのアクセス失敗」
  2. 処理を続行します。ただし,指定したチャネル管理情報格納ファイルのすべてに読み込み重度障害が発生した場合は異常終了します。
障害要因を取り除きます。異常終了している場合,再度OpenTP1システムを正常開始してください。
チャネル管理情報格納ファイルのバージョン不正
  1. <31942-E>「バージョンが異なる」
  2. 処理を続行します。ただし,指定したチャネル管理情報格納ファイルのすべてに読み込み重度障害が発生した場合は異常終了します。
該当するファイルを削除するか別のファイル名を指定します。異常終了している場合,再度OpenTP1を正常開始してください。
開始時のファイル読み込み障害(軽度障害)
  1. <31900-W>「終了時の書き込みなし」または<31905-W>「指定ファイルなし」
  2. 処理を続行します。ただし,指定したチャネル管理情報格納ファイルのすべてに読み込み障害が発生した場合は,次のメッセージを出力します。
    <31903-W>「チャネル情報引き継ぎ不可」
なし。
開始時のファイル書き込み障害
  1. <31901-E>「ファイル異常」,<31904-E>「アクセス権不正」,<31906-E>「ファイル名不正」,<31907-E>「ファイル容量不足」,<31908-E>「データ入出力エラー」,または<31943-E>「OpenTP1ファイルのアクセス失敗」
  2. 処理を続行します。ただし,指定したチャネル管理情報格納ファイルのすべてに書き込み障害が発生した場合は異常終了します。
障害要因を取り除きます。異常終了している場合,再度OpenTP1システムを正常開始してください。
終了時のファイル書き込み障害
  1. <31901-E>「ファイル異常」,<31904-E>「アクセス権不正」,<31906-E>「ファイル名不正」,<31907-E>「ファイル容量不足」,<31908-E>「データ入出力エラー」,または<31943-E>「OpenTP1ファイルのアクセス失敗」
  2. 処理を続行します。ただし,指定したチャネル管理情報格納ファイルのすべてに書き込み障害が発生した場合は異常終了します。
障害要因を取り除いてください。
異常終了している場合で,正常開始するときは,いったんOpenTP1システムを再開して,正常終了(または計画停止)したあと,正常開始してください。
(凡例)
< >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
「 」:メッセージログの内容です。