mqafrc(キューファイルの回復)
形式
機能
指定したジャーナルファイルを入力として,キューファイルを回復します。
詳細については,「2.2.2(11) キューファイルの回復」を参照してください。
オプション
● -s
前回のMQA FRCを引き継ぎません。
このオプションを省略すると,前回のMQA FRCが引き継がれます。
このオプションは,jnlcolcコマンドの-fオプションに対応します。
● -e
MQA FRC終了時に引き継ぎファイルを削除します。
このオプションを指定してMQA FRCを実行した場合,次回のMQA FRC実行時には,必ず-sオプションを指定してください。
このオプションを省略すると,引き継ぎファイルは削除されません。
このオプションは,jnlcolcコマンドの-lオプションに対応します。
● -g
-sオプションの指定があり,かつジャーナル世代番号が1であるアンロードジャーナルファイルの指定がない場合でも,MQA FRCを実行します。その場合,-gオプションを省略すると,処理は中断されます。
-sオプションを省略した場合,このオプションを指定しても無視されます。
● -k キー
~<3けたの符号なし整数>((001~999))《001》
引き継ぎファイルの名称の一部を指定します。
OpenTP1は,このオプションの指定値に応じてカレントディレクトリに引き継ぎファイルを作成します。引き継ぎファイルの名称は"jnlcolc***"および"mqafrc***"です。"***"にはこのオプションの指定値が設定されます。
複数のMQA FRCを同時に実行する場合は,それぞれ別のキーになるように指定してください。また,damfrcコマンドまたはtamfrcコマンドをこのコマンドと同時または連続して実行する場合にもそれぞれ別のキーになるように指定してください。前回のMQA FRCを引き継ぐ場合は,前回指定したキーを指定してください。
このオプションは,jnlcolcコマンドの-cオプションに対応します。
● -m
キューファイルの回復に必要なジャーナルレコードをファイル上に集積します。
このオプションを省略すると,メモリ上に確保されたバッファにジャーナルレコードが集積されます。
このオプションは,jnlcolcコマンドの-mオプションに対応します。
● -f 回復対象キューファイル定義ファイル名
~<パス名>
回復するキューファイルを定義したファイルの名称を指定します。
回復対象キューファイル定義ファイルは次に示す形式で,テキストエディタなどで作成します。
{{ mqafilmap 回復対象キューファイル名 〔回復先キューファイル名〕}}
コマンド引数
● ジャーナルファイル名
~<パス名>
MQA FRC実行時に使用するアンロードジャーナルファイルの名称を指定します。複数世代のジャーナルを処理する場合は,複数のジャーナルファイルを指定します。
注意事項
最大 4096+aa....aa (単位:バイト)
出力メッセージ
出力メッセージID | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
KFCA31095-E | コマンド引数が不正です。 | 標準出力 |
KFCA31096-E | 回復処理中に内部不一致が発生しました。 | 標準出力 |
KFCA31097-I | ヘルプメッセージ | 標準出力 |