mqtpngchaチャネルのテスト接続

形式

mqtpngcha  〔-s  MQT通信プロセス識別子〕 -n  チャネル名
          〔-d  データ長〕

機能

チャネルを開始し,最大セグメントサイズ以内のデータ送受信ができるかどうかを確認します。

このコマンドはチャネルタイプがセンダ,サーバ(コーラの場合),またはクラスタセンダの場合だけ有効です。

また,このコマンドはチャネル状態が「チャネル停止」,「チャネル使用不可」,または「チャネル確立リトライ中」であれば受け付けられますが,それ以外の場合は受け付けられません。

オプション

● -s MQT通信プロセス識別子

 ~<16進数字>((01~ff))

MQT通信プロセス識別子を指定します。

MQT通信プロセス識別子は複数指定できません。

このオプションを省略すると,すべてのMQTサーバに対して,mqtpngchaコマンドを実行します。

● -n チャネル名

 ~<1~20文字のMQ文字列>

開始できるかどうかを確認したいチャネルの名称を指定します。

複数のチャネル名を指定する場合は,引用符(")で囲んで,チャネル名とチャネル名との間を空白で区切ります。同一チャネル名は,重複して指定できません。

また,チャネル名は,*を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のチャネル名を混在して指定できません。一括名は引用符(")で囲んで指定します。

 *:すべてのチャネルが開始できるかを確認します。

 先行文字列*:先行文字列で始まるチャネルが開始できるかを確認します。

<複数指定の例>
cha1,cha2,およびcha3を指定する場合

-n "cha1 cha2 cha3"

<一括指定の例>
chaで始まるすべてのチャネルを指定する場合

-n "cha*"

● -d データ長

 ~<符号なし整数>((16~32768))《16》(単位:バイト)

送信データ(Pingデータ)長を指定します。

送信データ長は複数指定できません。

送信データ長は,「ネゴシエーション後の最大セグメントサイズ-28」以下の値を指定してください。「ネゴシエーション後の最大セグメントサイズ-28」よりも大きい値が指定された場合は,「ネゴシエーション後の最大セグメントサイズ-28」が指定されたと仮定して処理します。

注意事項

クラスタセンダチャネルは,該当するチャネルに割り当てられたメッセージを現状の最適なチャネルへ割り当て直す機能(メッセージ送信経路の再設定)を持っています。機能が動作している間は,このコマンドを入力できません。

出力メッセージ

出力メッセージID内容出力先
KFCA16355-Iコマンドを正常に受け付けました。標準出力
KFCA16360-Imqtpngchaコマンドの入力形式の表示標準出力
KFCA16363-W入力形式に誤りがあります。標準エラー出力
KFCA16364-W引数の指定に誤りがあります。標準エラー出力
KFCA16365-E運用コマンドを無視しました。標準エラー出力
KFCA16366-E該当するチャネルがありません。標準エラー出力
KFCA16367-EMQT開始処理中です。標準エラー出力
KFCA16368-EMQT終了処理中です。標準エラー出力
KFCA16369-Eコマンド処理中に障害が発生しました。標準エラー出力
KFCA16370-I運用コマンドが終了しました。標準出力
KFCA16371-EMQT通信プロセスは起動されていません。標準エラー出力
KFCA16372-Eコマンド応答の連絡の受信に失敗しました。標準エラー出力
KFCA16373-Eコマンド応答の連絡に失敗しました。標準エラー出力
KFCA16374-Eプロセスの検索に失敗しました。標準エラー出力
KFCA16375-ERPC障害が発生しました(コマンド)。標準エラー出力
KFCA16376-ERPC障害が発生しました(通信)。標準エラー出力
KFCA16377-Eネットワーク障害が発生しました(通信)。標準エラー出力
KFCA16378-Eネットワーク障害が発生しました(コマンド)。標準エラー出力
KFCA16390-Eローカルメモリ不足が発生しました。標準エラー出力
KFCA16391-Eメモリ不足が発生しました。標準エラー出力
KFCA16392-E論理矛盾が発生しました。標準エラー出力
KFCA16393-E障害が発生しました。標準エラー出力
KFCA16394-E障害が発生しました。処理を続行します。標準エラー出力
KFCA16395-E共用メモリ不足が発生しました。標準エラー出力