MCP障害(メッセージ送信時の転送障害・ファーストメッセージ)の障害処理について,次の表に示します。
表7-24 MCP障害(メッセージ送信時の転送障害・ファーストメッセージ)の障害処理
障害内容 | MQTの障害処理 | ユーザの処理 |
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転送キューのメッセージ不正(チャネルの転送サイズオーバ含む) | - <16334-E>「メッセージ異常検出」
- デッドレターキューがある場合:送信中のメッセージを登録し,送信処理を続行します。
- デッドレターキューがない場合:送信中のメッセージを破棄し,送信処理を続行します。
| 原因を調査して対策したあと,メッセージを再登録してください。 |
メッセージシーケンス番号不一致 | - <16343-E>「シーケンス番号不一致」
- メッセージの送信を中断します。
- 送信中のメッセージを破棄します。
- コーラ側:
(a)チャネルを終了します。 (b)チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。 (c)再試行しない場合※,または再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。
- レスポンダ側:チャネルを終了し,再度相手システムからのコネクション確立要求を待ちます(チャネル停止状態)。
| - mqtrstchaコマンドを入力し,シーケンス番号を一致させてください。
- 4.のコーラ側MCAの場合はmqtstachaコマンドを入力してください。
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相手デッドレターキューにメッセージが登録された | - <16335-W>「デッドレターキューに登録された」
- メッセージの送信を続行します。
| 相手システムのデッドレターキューからメッセージを取り出し,原因を調査してください。 |
- (凡例)
- < >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
- 「 」:メッセージログの内容です。
- 注※
- クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。