mqaadd(キューファイルの組み込み)
形式
機能
指定したキューファイルを組み込み,オンラインで使用できるようにします。
指定したキューファイルグループが登録済みの場合は,登録済みのキューファイルグループに指定したキューファイルだけを組み込みます。
このコマンドで組み込んだキューファイルの状態およびキューファイルグループに登録されているキューファイルの状態は,共に論理閉塞状態になります。
メッセージを操作する場合は,組み込んだキューファイルに対し,mqarlesコマンドを入力してください。バックアップキューファイルに対するmqarlesコマンドの入力は不要です。
オプション
● -g キューファイルグループ名
~<1~31文字の識別子>
オンラインに組み込むキューファイルグループ名を指定します。
● -b バックアップキューファイル名
~<1~59文字の文字列>
キューファイル二重化構成を行う場合,コマンド引数で指定したキューファイル名(A系ファイル名)に対するバックアップキューファイル名(B系ファイル名)を指定します。
キューファイル(A系ファイル),バックアップキューファイル(B系ファイル)は,大きさ(mqainitコマンドのオプション),キュー作成の有無(mqamkqueコマンドのコマンド引数),指定の順序,およびOpenTP1ファイルシステムのセクタ長を同一にしてください。
コマンド引数
● キューファイル名
~<1~59文字の文字列>
キューに登録したメッセージを格納するためのファイル(キューファイル)の名称を指定します。
一つのキューファイルには,複数のキューを格納できます。
キューファイルを複数指定すると,一つのキューに登録するメッセージは,複数のキューファイルに分散して格納されます。そのためそれぞれのキューファイルを物理的に別ディスクにすると,キューに複数のアプリケーションからの操作が重なった場合に,性能が良くなります。
注意事項
1回目のオンライン定義
mqaquegrp -g GR1
-b /dev/rdsk/MQA4,/dev/rdsk/MQA5,/dev/rdsk/MQA6
/dev/rdsk/MQA1,/dev/rdsk/MQA2,/dev/rdsk/MQA3
2回目のオンライン定義
mqaquegrp -g GR1
-b /dev/rdsk/MQA1,/dev/rdsk/MQA2,/dev/rdsk/MQA3
/dev/rdsk/MQA4,/dev/rdsk/MQA5,/dev/rdsk/MQA6
出力メッセージ
出力メッセージID | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
KFCA04200-E | I/Oエラーが発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04203-E | キューファイルグループ名が誤っています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04208-E | MQAサーバのV/Rが誤っています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04209-E | メモリ不足で処理を続行できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04211-E | キューファイル名の文字数が59文字を超えています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04215-E | タイムアウトとなりました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04217-E | 指定したキューファイルでファイルシステム作成時のシステムのバージョンが異なっています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04221-E | キューファイルとキューファイルで重複したキュー名が存在します。 | 標準エラー出力 |
KFCA04222-E | キューファイルとキューファイルで重複したメッセージが指定されています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04223-E | 動的共用メモリが足りないため,入出力バッファが確保できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04253-E | 定義ファイルとキューファイルで重複したキュー名が指定されています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04294-E | 転送キュー名はローカルキュー名ではありません。 | メッセージログファイル |
KFCA04295-E | イニシエーションキュー名はローカルキュー名ではありません。 | メッセージログファイル |
KFCA04296-E | 転送キュー名として指定されたキューのキュー使用方法が誤っています。 | メッセージログファイル |
KFCA04300-E | コマンドで指定した引数の数が正しくありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04301-E | 定義解析中にエラーが発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04302-E | MQAサービスが終了処理中です。 | 標準エラー出力 |
KFCA04303-E | RPCでネットワーク障害が発生しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04304-E | MQAサービスが起動されていません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04313-E | キューファイルに対するアクセス権がありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04314-E | 指定したキューファイルは他のプロセスで使用中です。 | 標準エラー出力 |
KFCA04315-E | キューファイルのV/Rが誤っています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04316-E | スペシャルファイルに対するアクセス権がありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04317-E | 指定したキューファイルはスペシャルファイル名ではありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04318-E | キューファイルを割り当てるディスクパーティションはOpenTP1ファイルシステムとして初期化されていません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04319-E | キャラクタ型スペシャルファイルのオープンでシステムから上限値オーバのエラーが報告されました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04321-E | 入出力用バッファ数の指定が誤っています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04322-E | キューファイルグループ名の文字数が31文字を超えています。 | 標準エラー出力 |
KFCA04351-E | 指定したキューファイルは最大数を超えたため組み込めません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04352-I | ヘルプメッセージ | 標準出力 |
KFCA04360-E | キュー数をオーバしました。 | 標準エラー出力 |
KFCA04364-I | キューファイルの組み込みが完了しました。 | メッセージログファイル |
KFCA04367-E | 指定したキューファイルはキューファイルグループに組み込めません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04368-E | 指定したキューファイルは存在しません。 | 標準エラー出力 |
KFCA04375-E | 指定されたキューファイル名はすでに存在します。 | 標準エラー出力 |
KFCA04387-E | 指定したファイルはキューファイルではありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA26158-E | キューファイルに登録されているメッセージのキュー名が違うキューファイルに存在します。 | 標準エラー出力 |
KFCA26164-E | キューファイルに格納されているメッセージのキュー名がキューファイルに存在しません。 | 標準エラー出力 |
KFCA26169-E | 最大メッセージ長がキューマネジャ定義で指定したメッセージ長の最大値を超えています。 | 標準エラー出力 |
KFCA26170-E | トリガのためのメッセージ優先度の下限値がキューマネジャ定義で指定した優先度の最大値を超えています。 | 標準エラー出力 |
KFCA26171-E | 省略時のメッセージ優先度がキューマネジャ定義で指定した優先度の最大値を超えています。 | 標準エラー出力 |
KFCA26174-E | キューファイル名が重複して指定されています。 | 標準エラー出力 |
KFCA26184-E | プロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA26190-E | 動的共用メモリが足らないため,入出力バッファが確保できません。要求メモリ量=オーバフローのため表示できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31023-E | キューファイルとバックアップキューファイルの指定数が異なっています。 | 標準エラー出力 |
KFCA31024-E | キューファイルとバックアップキューファイルの内容が不一致です。 | 標準エラー出力 |
KFCA31035-E | 指定したキューファイルグループは,キューファイル二重化構成のため-bオプションを指定してください。 | 標準エラー出力 |
KFCA31038-I | キューファイル,およびバックアップキューファイルの組み込みが完了しました。 | メッセージログファイル |
KFCA31040-E | 指定したキューファイルとバックアップキューファイルのキューファイル二重化構成が正しくありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31041-E | 指定したバックアップキューファイルはキューファイルに対するバックアップキューファイルではありません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31042-E | 指定したキューファイルグループは,キューファイル二重化構成ではないため-bオプションは指定できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31050-E | モデルキューの定義に指定したキューファイル名がバックアップキューファイルのため指定できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31067-E | キューマネジャが配布リストをサポートしていないため指定したキューファイル内のキューに対して配布リストを指定できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31068-E | キューマネジャが配布リストをサポートしていないため指定したキューファイルとバックアップキューファイル内のキューに対して配布リストを指定できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31115-E | コマンドに対して処理結果を送信できません。 | メッセージログファイル |
KFCA31120-E | RPCインタフェースで異常を検知しました。 | 標準エラー出力 |
KFCA31173-E | OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。 | 標準エラー出力 |
KFCA31176-E | 不正なメッセージがキューファイルに存在します。 | 標準エラー出力 |
KFCA31177-E | MQAサービス専用共用メモリの領域が確保できません。 | メッセージログファイル |
KFCA31179-E | MQAサービス専用共用メモリの拡張領域が不足したため,指定したキューファイルは組み込めません。 | メッセージログファイル |
KFCA31180-E | MQAサービス専用共用メモリが参照できません。 | メッセージログファイル |