TP1/Message Queueが障害時に取得する情報について,次の表に示します。
表7-30 障害時に取得する情報
取得情報 | 出力情報 | 参照方法 | 注意事項 |
---|---|---|---|
メッセージログファイル ($DCDIR/spool/dclog1,dclog2) | OpenTP1,またはUAPが出力するメッセージ | logcatコマンドを実行してください。 | 古いメッセージログファイルを残しておきたい場合は,メッセージログファイルの交替で内容が失われる前にコピーしてください。 |
コンソールメッセージ | OpenTP1が出力するシステム情報 | コンソールを見てください。 | プリンタ出力,集中コンソールへの出力はOSの機能です。 |
コマンド実行時の標準出力,標準エラー出力 | OpenTP1の運用コマンドの出力情報,およびエラーメッセージ | 運用コマンドを入力した画面で見てください。 | ファイルに残したい場合は,必要に応じてリダイレクトしてください。 |
コアファイル(./core) | OpenTP1の関連プロセスのデータ,スタック | - | OpenTP1が起動するプロセスのコアファイルは, $DCDIR/spool/saveディレクトリ下に サーバ名n※1という名称で退避されます。 一つのサーバについて3個までしか退避されないので,残しておきたいコアファイルは必要に応じてコピーしてください。 |
UAPトレース | uatdumpコマンドを実行してください。 | ||
MQCリスナサーバの内部情報のプロセスなど | - | ||
共用メモリダンプファイル ($DCDIR/spool/shmdump) | OpenTP1が共用メモリに保持するデータ | - | 古いダンプファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
MQAサービス専用共用メモリダンプファイル ($DCDIR/spool/shmdump.mXX※2) | MQAサービスが共用メモリに保持するデータ | - | 古いダンプファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
MQTサービスローカルメモリダンプファイル $DCDIR/spool/mqtdmpXX※2_YY....YY※3 | MQTスナップダンプファイル | - | 出力したダンプファイルは削除されません。 不要なファイルはOSの削除コマンドを使用して削除してください |
MQTトレースファイル | MQTトレース | - | 古いMQTトレースファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
チャネル管理情報格納ファイル | チャネル管理情報 | - | 古いチャネル管理情報格納ファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
MQRトレースファイル | MQRトレース | - | 古いMQRトレースファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
キューファイル | ユーザデータ | - | - |
ジャーナルファイル | ジャーナルデータ | - | - |
MQCトレースファイル ($DCDIR/spool/mqcXXXYYYZZZZZ※4) | MQCトレース情報など | - | 残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |