MCP障害(デッドレターキュー障害)の障害処理について,次の表に示します。
表7-12 MCP障害(デッドレターキュー障害)の障害処理
障害内容 | MQTの障害処理 | ユーザの処理 |
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デッドレターキュー登録障害 | - <16333-E>「キューファイル障害発生」
- 送信中のメッセージ※1は転送キューに戻し,コネクションを強制解放します。
- 受信中のメッセージ※1を破棄します。
- コーラ側およびレスポンダ側の送受信側:
コーラ側の送信側 (a)チャネルを終了します。 (b)チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。 (c)再試行しない場合※2,または再試行回数を超えた場合は,チャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。 レスポンダ側の送信側 (a)チャネルを終了します。 コーラ側の受信側,およびレスポンダ側の受信側 (a)送信側にエラー応答します。
- 送信側および受信側:
送信側 (a)チャネルを終了します(チャネル使用不可の状態※2)。 受信側 (a)送信側からの要求に従って,チャネルを終了します(チャネル停止)。
| 障害要因を取り除いたあとmqtstachaコマンドを入力してください。 |
- (凡例)
- < >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。
- 「 」:メッセージログの内容です。
- 注※1
- バッチ転送によって複数のメッセージを転送していた場合,そのバッチのすべてのメッセージが該当します。
- ファーストチャネルが転送する非永続メッセージが,転送キューから取り出されて相手システムに登録される前に,該当するバッチに障害が発生した場合,非永続メッセージは破棄されることがあります。
- 注※2
- クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。