TP1/Message QueueにはTP1/Message Queueを前提とする関連製品があります。関連製品を使用するとメッセージキューイングを使用した柔軟で拡張性のあるシステムを構成できます。
TP1/Message Queueと関連製品について,次の図に示します。
図1-5 TP1/Message Queueと関連製品
![[図データ]](figure/zu010400.gif)
図中のプログラムについて説明します。
- TP1/Message Queue - Access
クライアントアプリケーションからTP1/Message Queueのメッセージキューにメッセージを登録したり,取り出したりする機能を提供するプログラムです。TPBrokerなどのトランザクションマネジャとXA接続すると,トランザクショナルな処理を作成することもできます。クライアントアプリケーションのプログラミングインタフェースとして,C,COBOL,C++,およびJava言語を使用できます。
クライアント側にMQCクライアント機能を提供し,サーバ側にMQCサーバ機能を提供します。
MQCクライアント機能については,マニュアル「TP1/Message Queue - Access 使用の手引」を参照してください。
MQCサーバ機能はTP1/Message Queue上で動作し,次に示す要素で構成されます。
- MQCリスナサーバ
MQCリスナサーバは,TP1/Message Queueに組み込まれて動作します。MQCクライアント機能からの通信を基にMQCゲートウェイサーバを予約し,トランザクションを処理します。
- MQCゲートウェイサーバ
MQCゲートウェイサーバは,OpenTP1システムのユーザサーバとして動作します。MQCゲートウェイサーバは,MQCクライアント機能からのキューアクセスを処理します。また,送受信するメッセージを格納するためにTP1/Message Queueのキューを使用します。
MQCサーバ機能を構成するファイルは,TP1/Message Queueに添付されています。MQCサーバ機能の定義,運用,および障害対策については,「2.10 MQCサーバ機能」を参照してください。
- Message Queue - Operation
NNMおよびJP1/Cm2/Extensible SNMP Agentと連携して,TP1/Message Queueのチャネルやキューファイルの状態などを監視するプログラムです。
TP1/Message Queue側ではMessage Queue - Operation - Agentが動作し,ネットワーク監視用コンピュータ側ではMessage Queue - Operation - Centerが動作します。
詳細については,マニュアル「Message Queue - Operation 使用の手引」を参照してください。
これらの製品にはTP1/Message Queue上で動作する部分(MQCサーバ機能など)があり,OpenTP1のメッセージログファイルやsyslogなどにメッセージが出力されることがあります。これらのメッセージについては,マニュアル「TP1/Message Queue メッセージ」を参照してください。相手システム側で出力されるメッセージについては,該当する製品のマニュアルを参照してください。