mqagrpobsキューファイルグループ内のキューファイル状態変更

形式

mqagrpobs 〔-r
         {-g キューファイルグループ名 | -f キューファイル名}

機能

キューファイルグループ内のすべてのキューファイルを障害閉塞状態に変更するために,キューファイルグループ名,または障害閉塞状態のキューファイル名を指定します。

キューファイル二重化構成を行っている,キューファイルグループ名または障害閉塞状態のキューファイル名を指定する場合は,組み込んだキューファイル(A系ファイル)およびバックアップキューファイル(B系ファイル)の両方のキューファイルを障害閉塞状態にする必要があります。

また,すでに障害閉塞状態のキューファイルがグループ内にある場合は,そのキューファイルについては状態を変更しません。

オプション

● -r

キューファイルの状態をチェックしないで,強制的にキューファイルグループ内のすべてのキューファイルを障害閉塞状態に変更します。

● -g キューファイルグループ名

 ~<1~31文字の識別子>

キューファイルグループ名を指定します。キューファイルグループ内のすべてのキューファイルが障害閉塞状態になります。ただし,キューファイルグループ内には障害閉塞状態のキューファイルがなければいけません。障害閉塞状態のキューファイルがない場合,コマンドはエラーになります。

● -f キューファイル名

 ~<1~59文字の文字列>

障害閉塞状態のキューファイル名を指定します。同じキューファイルグループ内のすべてのキューファイルが障害閉塞状態になります。指定したキューファイルが障害閉塞状態でない場合,コマンドはエラーになります。

注意事項

  1. 指定したキューファイルグループ名,または指定したキューファイル名が属するキューファイルグループ内のキューファイルに対するアクセスを停止してからこのコマンドを入力してください。キューファイルグループ内のキューファイルに対してアクセス中にこのコマンドを実行すると,キューファイル障害が発生した状態と同じ状態になり,アクセス中のアプリケーションはエラーになります。
  2. キューファイルグループ内に論理閉塞状態のキューファイルがある場合,そのキューファイルの状態を障害閉塞状態に変更します。

出力メッセージ

出力メッセージID内容出力先
KFCA04208-EMQAサーバのV/Rが誤っています。標準エラー出力
KFCA04209-Eメモリ不足で処理を続行できません。標準エラー出力
KFCA04211-Eキューファイル名の文字数が59文字を超えています。標準エラー出力
KFCA04215-Eタイムアウトとなりました。標準エラー出力
KFCA04300-Eコマンドで指定した引数の数が正しくありません。標準エラー出力
KFCA04301-E定義解析中にエラーが発生しました。標準エラー出力
KFCA04302-EMQAサービスが終了処理中です。標準エラー出力
KFCA04303-ERPCでネットワーク障害が発生しました。標準エラー出力
KFCA04304-EMQAサービスが起動されていません。標準エラー出力
KFCA04307-E指定したオプションの数が誤っています。標準エラー出力
KFCA04322-Eキューファイルグループ名の文字数が31文字を超えています。標準エラー出力
KFCA04325-E指定したキューファイルは,二重化構成のため両系閉塞時以外は実行できません。標準エラー出力
KFCA04339-E指定されたキューファイル名は存在しません。標準エラー出力
KFCA26151-E指定したキューファイルグループ名はありません。標準エラー出力
KFCA26184-Eプロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。標準エラー出力
KFCA31113-Iヘルプメッセージ標準出力
KFCA31114-Iキューファイルグループ内のキューファイルを障害閉塞しました。メッセージログファイル
KFCA31115-Eコマンドに対して処理結果を送信できません。メッセージログファイル
KFCA31116-E指定したキューファイルは障害閉塞ではありません。標準エラー出力
KFCA31117-E指定したキューファイルグループ名に障害閉塞のキューファイルがありません。標準エラー出力
KFCA31120-ERPCインタフェースで異常を検知しました。標準エラー出力
KFCA31121-E指定したキューファイルグループは,二重化構成のため両系障害閉塞時以外は実行できません。標準エラー出力
KFCA31173-EOpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。標準エラー出力