UAPからの1回の関数の呼び出しで入出力できるメッセージの分割単位を,セグメントといいます。TP1/NET/X25-Extendedを使用して相手システムと送受信する場合,一つのメッセージが一つのセグメントで構成されます。つまり,1回の関数の呼び出しで,一つのメッセージを送受信できます。ただし,MCFイベント(MCFが通知する特殊なメッセージ)は,二つのセグメントで構成されることがあります。これを受信する場合は,メッセージを受信する関数を2回呼び出してください。MCFイベントのセグメント構成については,「4.2.2 MCFイベント通知時のセグメント構成」を参照してください。
メッセージ送受信の関数で処理するセグメントの先頭には,MCFで使用されるヘッダ領域があります。このヘッダ領域の長さによって,バッファ形式1とバッファ形式2があります。通常,バッファ形式1を使用します。