2.1.3 メッセージ送信時のコネクション選択

UAPが論理端末を指定してメッセージを送信したときに,実際に使用されるコネクションは次のようになります。

使用されるコネクションは,指定した論理端末に対応するコネクショングループ内から,TP1/NET/X25-Extendedによってラウンドロビン方式で選択されます。ただし,確立状態でないもの,ほかのメッセージの送信で使用されているものは除かれます。

コネクション障害などでメッセージが正しく送信されなかった場合,障害コネクションの迂回が試みられます。TP1/NET/X25-Extendedは障害通知イベント(CERREVT)または状態通知イベント(CCLSEVT)を通知したあと,ほかの正常なコネクションを使用して,再び送信を試みます。このとき,以前に使用したことのあるコネクションかどうかはチェックされません。