自システムのUAPから通信相手システムへメッセージを送信します。TP1/NET/X25-Extendedを使用した場合の,一方送信メッセージの送信の流れを次に示します。
- SEND文またはdc_mcf_send関数でUAPが渡したメッセージが,出力キューに書き込まれます。
- TP1/NET/X25-Extendedによって,出力キューからメッセージが読み出されます。
- 読み出されたメッセージは,出力メッセージ編集UOCで編集されます。UOCが登録されていない場合,UOCを呼び出さないで次の処理へ続きます。
- (編集後の)メッセージが,TP1/NET/X25-Extendedによって相手システムへ送信されます。このとき,通信管理によってパケット分割される場合があります。
- 送信が完了すると,送信完了通知イベント(SCMPEVT)が通知されます。ただし,MCFアプリケーション定義でSCMPEVTを定義して,かつ,UAPが送信完了通知イベントを要求していた場合だけです。
- TP1/NET/X25-Extendedによって,出力キューにある送信済みのメッセージが消去されます。
送信するメッセージの長さがパケットサイズ以下になるように設計すると,パケット分割が不要になるため,性能が向上します。
メッセージ送信の流れを図2-8に示します。
図2-8 メッセージ送信の流れ
![[図データ]](figure/zu020800.gif)