出力メッセージ編集UOCは,一方送信メッセージの編集をするUOCです。
出力メッセージの編集UOCは,UAPが発行した送信メッセージを相手システムに実際に送信する前に処理するように位置させます。出力キューからセグメントを読み出すと起動します。
ユーザは,MCFメイン関数でUOC関数アドレスを設定します。また,必要に応じてMCF通信構成定義(mcftalccn -e)で,メッセージ編集用バッファグループ番号を定義します。
送信するメッセージが格納されている送信バッファ,およびMCF通信構成定義で指定した編集バッファを引き渡します。UOCでは,これらのバッファを使用して,出力メッセージを編集できます。例えば,MCFから渡されるメッセージ出力通番を,メッセージに組み込めます。
また,UOCからのリターンコードによってUAPに通知するメッセージとして送信バッファに格納されたものを使用するか,編集バッファに格納されたものを使用するかを選択できます。
各パラメタに設定した値が不正の場合,TP1/NET/X25-ExtendedはMCFイベントを通知してコネクションを解放します。
UOCからDCMCF_UOC_MSG_NGでリターンした場合,MCFはメッセージログを出力し,障害通知イベント(CERREVT)を通知します。該当するメッセージは破棄されます。
UOCで設定した値に不正があった場合,MCFはメッセージログを出力し,障害通知イベント(CERREVT)を通知します。該当するメッセージは破棄されます。
入力メッセージ編集UOCの組み込み方法と同じです。「4.1.1(5) OpenTP1への組み込み方法」を参照してください。