付録D 用語解説
(英字)- AJ(メッセージ送信完了ジャーナル)
- TP1/NET/X25-Extendedで取得する履歴情報の一つです。メッセージの送信完了情報である,送信通番と送信先論理端末名称とで構成されます。
- AJの取得タイミングは相手システムにメッセージを送信し,その送信完了を受信した直後です。
- ANSER(Automatic answer Network System for Electrical Request)
- NTTによって提供される通信サービスの一つで,金融機関向けに開発された共同利用型音声照会通知システムです。電話器,ファクシミリ機,キャプテン端末が対象端末で,銀行が持つ会計情報や証券情報を照会できます。
- GJ(メッセージ受信ジャーナル)
- TP1/NET/X25-Extendedで取得する履歴情報の一つです。論理端末名称,入力メッセージなどの情報で構成されます。
- GJの取得タイミングは,receiveを発行して,入力キューから取り出したメッセージをUAPに渡す直前です。
- IJ(メッセージ入力ジャーナル)
- 入力キューに入力された情報です。論理端末名称,メッセージ種別,入力メッセージなどの情報で構成されます。
- IJの取得タイミングは相手システムから受信したメッセージを入力キューに入力する直前です。
- MJ(メッセージジャーナル)
- TP1/NET/X25-Extendedで取得する情報の一つです。論理端末名称,メッセージ種別,入力メッセージ編集前のデータ,出力メッセージ編集後のデータなどの情報で構成されます。
- MJの取得タイミングはメッセージ送信前,出力メッセージ編集UOC処理後,および入力メッセージ編集UOC処理前です。
- OJ(メッセージ出力ジャーナル)
- 出力キューに入力された情報です。メッセージの送信通番,論理端末名称,メッセージ種別,出力メッセージ,セグメント種別などの情報で構成されます。
- OJの取得タイミングはUAPからsendを受け付けたときです。
(ア行)- 迂回
- コネクション障害が発生したとき,同じコネクショングループ内のほかの正常なコネクションを使用して,再び通信を試みる機能です。
(カ行)- コネクション
- 通信相手システムとの論理的な通信路です。MCFと通信管理との通信接点であり,MCFはコネクションを通して相手システムとメッセージを送受信します。
- コネクショングループ
- 同じ目的で使用されるコネクションの集まりです。コネクショングループは,論理端末と1対1に対応します。UAPは論理端末(コネクショングループ)を通してメッセージを送受信するため,一つのコネクションが使用中または障害中の場合でも,特に意識することなく別のコネクションを使用してメッセージを送受信できます。
(タ行)- 着呼コネクション
- 相手システムからの要求に従って確立されるコネクションです。
(ハ行)- 発呼コネクション
- 自システムから相手システムに対して確立するコネクションです。
(ラ行)- ラウンドロビン方式
- 実行順序を決めるスケジューリング方式の一つです。待ち行列の最後尾の次が先頭になる円状にして,常に一定方向で実行させることによって対象を平等な優先順位で扱います。
- 論理端末(LE)
- 通信相手を示す論理的な概念です。MCFとUAPとの通信接点であり,UAPは論理端末を通して相手システムとメッセージを送受信します。