システムサービス情報定義

MCFサービスはユーザが作るシステムサービスで,OpenTP1のシステムサービスと同じ位置付けになります。

システムサービス情報定義では,MCF通信サービスを起動するための環境を定義します。ユーザがMCFサービスを作成するときに定義する必要があります。

システムサービス情報定義は,テキストエディタを使用して作成します。

システムサービス情報定義の完全パス名を次に示します。

完全パス名:$DCDIR/lib/sysconf/定義ファイル名

定義ファイル名には,システムサービス情報定義のmoduleオペランドで指定する実行形式プログラム名を指定します。この定義ファイル名をMCFマネジャ定義のmcfmcnameコマンドに指定します。

形式

set module = "TP1/NET/X25-Extendedの実行形式プログラム名"

機能

プロセスサービスがMCF通信サービスを起動するための環境を定義します。

各MCF通信サービスに対して一つ,システムサービス情報定義を作成できます。また,複数のMCF通信サービスで一つのシステムサービス情報定義を共用することもできます。

説明

set形式のオペランド

module = "TP1/NET/X25-Extendedの実行形式プログラム名"  ~〈1~8文字の識別子〉

MCF通信サービスを起動するための実行形式プログラム名を指定します。

MCF実行形式プログラムには,MCF通信プロセス用のものとアプリケーション起動プロセス用のものがあります。

MCF実行形式プログラムは,MCF通信プロセス同士,およびアプリケーション起動プロセス同士で共有できます。

TP1/NET/X25-Extendedの実行形式プログラム名には,先頭4文字がmcfuで始まる最大8文字の名称を指定します。