SLU - TypeP2の定義の概要

SLU - TypeP2のシステム定義は,OpenTP1のネットワークコミュニケーション定義の中で定義します。また,自システムの通信管理プログラムと,システム定義内容を関連づける必要があります。

OpenTP1のネットワークコミュニケーション定義の中での定義

OpenTP1のネットワークコミュニケーション定義のうち,SLU - TypeP2に固有の定義について説明します。

使用する定義ファイル

MCFおよびSLU - TypeP2を起動するには,定義ファイルに環境情報を指定する必要があります。MCFで使用する定義ファイルを次の表に示します。

表5-1 MCFで使用する定義ファイル

定義の種類定義のソースファイル定義の内容
MCFマネジャ定義MCFマネジャ定義ソースファイルMCF全体の実行環境
MCF通信構成定義共通定義ソースファイルプロトコルごとの実行環境
プロトコル固有定義ソースファイル
MCFアプリケーション定義MCFアプリケーション定義ソースファイルアプリケーションの属性

定義のソースファイルは,定義コマンド,オプション,およびオペランドを指定して作成します。それらの中には,プロトコルで共通のものと,プロトコルに固有のものがあります。表5-1の定義の中で,SLU - TypeP2に固有の定義があるものを次に示します。

この章では,SLU - TypeP2に固有の定義コマンド,オプション,およびオペランドについて説明します。プロトコルで共通の定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。ただし,mcftbuf(バッファグループ定義)のlength,countオペランドの指定値については,mcftalccnの注意事項に記載してあります。

SLU - TypeP2の組み込み時に必要なファイル

次に示すファイルは,SLU - TypeP2をOpenTP1システムに組み込むときに必要なファイルです。

この章では,システムサービス情報定義ファイルとシステムサービス共通情報定義ファイルの記述内容,およびMCF定義オブジェクトファイルを生成するユティリティの起動コマンドについて説明します。SLU - TypeP2を組み込む方法については,「7. 組み込み方法」を参照してください。

通信定義の内容の関連づけ

SLUTYPE-Pプロトコルを使用して相手システムと通信するためには,SLU - TypeP2のシステム定義内容を自システムの通信管理プログラムと関連づける必要があります。

この章では,自システムの通信管理プログラム(XNF/AS)と関連づける内容を示します。