●-c コネクションID ~<1~8文字の識別子>
このコネクションIDは,ほかのmcftalccnコマンドの-cオプションで指定するコネクションIDと重複して指定できません。
●-p slup2
プロトコルの種別を指定します。
- slup2
- SLUTYPE-Pプロトコル(2次局)
●-g
(オペランド)
- sndbuf=メッセージ送信用バッファグループ番号 ~<符号なし整数>((1~512))
- メッセージ送信用バッファグループ番号を指定します。
- mcftbufコマンドの-gオプションのgroupnoオペランドで指定するバッファグループ番号を指定してください。
- rcvbuf=メッセージ受信用バッファグループ番号 ~<符号なし整数>((1~512))
- メッセージ受信用バッファグループ番号を指定します。
- mcftbufコマンドの-gオプションのgroupnoオペランドで指定するバッファグループ番号を指定してください。
●-e
(オペランド)
- msgbuf=メッセージ編集用バッファグループ番号 ~<符号なし整数>((1~512))
- 入力,および出力メッセージ編集UOCを使用する場合に,メッセージ編集用として使用するバッファグループ番号を指定します。このオペランドを省略した場合は,メッセージ編集用バッファは確保されません。
- メッセージ編集用バッファグループ番号には,mcftbufコマンドの-gオプションのgroupnoオペランドで指定するバッファグループ番号を指定してください。
- count=メッセージ編集用バッファ数 ~<符号なし整数>((1~131070))
- 入力,および出力メッセージ編集UOC使用時に,メッセージ編集用として使用するバッファグループの数を指定します。
- msgbuf オペランドで指定するメッセージ編集用バッファグループ番号に対応するmcftbufコマンドの-g オプションのcount,およびextendオペランドで指定するバッファ数の中から,メッセージ編集用に使用するバッファ数を指定してください。
- また,このcountオペランドで指定するメッセージ編集用バッファ数は,mcftbufコマンドの-gオプションのcount,およびextendオペランドで指定するバッファ数の合計値を超える指定はできません。
- msgbufオペランドを省略した場合は,このオペランドの指定は無効です。
●-m
(オペランド)
- mode=xnfas
- 使用する通信管理を指定します。
- xnfas
- XNF/ASを使用します。
●-i auto|manual ~《manual》
OpenTP1システム開始時および再開始時にコネクションを自動的に確立するかどうかを指定します。
- auto
- OpenTP1システム開始時および再開始時にコネクションを自動的に確立します。
- manual
- MCF起動後,運用コマンド(mcftactcn)を入力してコネクションを確立します。
●-b
(オペランド)
- bretry=yes|no ~《yes》
- コネクション確立時に障害が発生した場合,コネクションの確立再試行をするかどうかを指定します。
- yes
- コネクションの確立再試行をします。
- no
- コネクションの確立再試行をしません。
- bretrycnt=コネクション確立再試行回数 ~<符号なし整数>((0~65535))《0》(単位:回)
- コネクション確立時に障害が発生した場合,MCFが行う確立再試行の回数を指定します。このオペランドを省略した場合,または0を指定した場合は,無限に確立再試行を繰り返します。
- bretryオペランドでnoを指定した場合,bretrycntオペランドの指定は無効になります。
- 通信管理から再試行不可能な障害が通知された場合,または相手システムから確立要求に対する拒否応答を受けた場合は,再試行を中止します。
- bretryint=コネクション確立再試行間隔 ~<符号なし整数>((0~2550))《60》(単位:秒)
- コネクション確立時に障害が発生した場合,MCFが行う確立再試行の間隔を指定します。0を指定した場合,障害が発生するたびにコネクションの確立再試行をします。
- bretryオペランドでnoを指定した場合,bretryintオペランドの指定は無効になります。
●-k host|ws
起動種別を指定します。
- host
- ホスト(1次局)側からSLU - TypeP2へコネクションを確立します。SLU - TypeP2は,ホスト(1次局)側からのコネクション確立要求(BIND)を待ち合わせます。
- ws
- SLU - TypeP2からホスト(1次局)側へコネクションを確立します。
●-n
(オペランド)
- ownnode=自局ノード名称 ~<符号なし整数>((0~253))
- 自局ノード名称を指定します。XNF/ASの構成定義で指定したLU番号を指定してください。
- 詳細については,この章の「自システムの通信管理プログラムと関連づける内容」を参照してください。
●-q
(オペランド)
- hostnode=x'ホストノード名称' ~<1~8けたの16進数字>
- ホストノード名称を指定します。xは,16進数形式で指定することを意味します。
- XNF/ASの構成定義で指定したPU番号と同じ値を指定してください。
- 詳細については,この章の「自システムの通信管理プログラムと関連づける内容」を参照してください。
●-r
(オペランド)
- sndrusiz=送信最大RU長 ~<符号なし整数>((0~32767))
- 送信最大RU長を指定します。
- rcvrusiz=受信最大RU長 ~<符号なし整数>((8~32767))
- 受信最大RU長を指定します。
●-o
(オペランド)
- e'LOGONモード名称' ~<1~8文字の識別子>
- LOGONモード名称を指定します。eは,EBCDICコードに変換されることを意味します。
- 指定した文字数が8文字に満たない場合,指定領域の右側はスペースで埋められます。LOGONモード名称はEBCDICコードに変換されます。
- space
- LOGONモード名称に8文字のスペース(EBCDICコードの(4040404040404040)16)を設定します。
●-j
(オペランド)
- pluname=e'PLU名称' ~<1~8文字の識別子>
- PLU名称を指定します。eは,EBCDICコードに変換されることを意味します。
●-d rqd|rqe ~《rqd》
ホスト(1次局)への問い合わせ応答時の,応答識別を指定します。複数セグメントの問い合わせメッセージを送信する場合,このオプションの指定値は,最終セグメントだけ有効です。先頭セグメントおよび中間セグメントの応答識別は,このオプションの指定内容に関係なく,RQEになります。
- rqd
- 問い合わせメッセージの応答識別にRQDを指定します。RQDを指定すると,問い合わせメッセージに対するホストからの応答(+RSPまたは-RSP)が送信されます。
- rqe
- 問い合わせメッセージの応答識別にRQEを指定します。RQEを指定すると,エラーが発生した場合だけホストからの応答(-RSP)が送信されます。
●-w
(オペランド)
- cmderrstp=yes|no ~《no》
- SLU - TypeP2が運用コマンド(mcftactcn,mcftactle,mcftdctcn,およびmcftdctle)による状態変更ができない場合,運用コマンドを正常に受け付けたことにするかどうかを指定します。状態変更ができない場合とは,コネクションが確立済みのときにmcftactcnを入力したなどが該当します。
- ただし,コネクションおよび論理端末の状態と受け付けた運用コマンドの組み合わせが以下の場合,このオペランドの指定に関係なくエラーとします。
- コネクション確立処理障害時(mcftactcn)
- コネクション使用中(mcftdctcn)
- コネクション解放処理障害(正常解放時,および強制解放時)(mcftdctcn)
- 論理端末閉塞解除処理障害(mcftactle)
- 論理端末閉塞処理障害(mcftdctle)
- 論理端末使用中(mcftdctle)
- yes
- 入力された運用コマンドを正常に受け付けたことにします。
- no
- 入力された運用をエラーとします。運用コマンドはエラーメッセージを出力します。
- firststsn=positive|negative ~《negative》
- OpenTP1の開始後初めてのコネクションの確立において,ホストからSTSNコマンドのアクションコードが"SET&TEST要求"の送達確認がされた場合に,ホストに送信する応答の種類を指定します。
- positive
- ホストに肯定応答(TEST POSITIVE)を送信します。
- negative
- ホストに否定応答(TEST NEGATIVE)を送信します。
●-f yes|no ~《yes》
ホストに送信するデータで,FMHを使用するかどうかを指定します。
- yes
- ホストへのデータ送信でFMHを使用します(RH内のFIフィールドにONを設定する)。
- ただし,FMHデータはUAPで送信メッセージ内に設定する必要があります。
- no
- ホストへのデータ送信でFMHを使用しません(RH内のFIフィールドにOFFを設定する)。
ただし,このオペランドの指定値に関係なく,ホスト側から受信するBINDセションパラメタは,FMHを使用する設定(バイト6,ビット1=ON)になっている必要があります。FMHを使用しない設定の場合,BINDパラメタ不正として-RSP(センスコード:0x0821)が応答され,コネクションの確立が拒否されます。
●-t
(オペランド)
- termself =orderly|forced ~《orderly》
- TERM-SELFコマンドの終了方式フィールド(バイト3,ビット2)に設定する終了方式を指定します。
- orderly
- 計画終了('1')を設定します。
- forced
- 強制終了('0')を設定します。
- setplu=yes|no ~《no》
- TERM-SELFコマンドにPLU名称を設定するかどうかを指定します。設定するPLU名称は,-jオプションに指定したPLU名称です。
- yes
- PLU名称を設定します。
- no
- PLU名称を設定しません。
- なお,TERM-SELFコマンドの解放セションフィールド(バイト3,ビット5~6)への値の設定は,SLU - TypeP2がsetpluオペランドの指定値を基に決定します。
setpluオペランドの指定 | 解放セションフィールドへの設定値 |
---|
yesの場合 | '00' |
noの場合 | '10' |
-tオプションのsetpluは省略し,そのほかのオペランドを指定した場合 | '10' |
-tオプション全体を省略した場合 | '00':SLU - TypeP2がTERM-SELFコマンドを送信する場合 '10':通信管理がTERM-SELFコマンドを送信する場合 |
- 注1
- 解放セションフィールドの設定値の意味は次のとおりです。
- '00'が設定されると,TERM-SELFコマンドの送信先がPLUに限定されます。
- '10'が設定されると,PLU,SLUの区別に関係なくTERM-SELFコマンドが送信されます。
- 注2
- 解放セションフィールドの設定値は,-tオプション全体を省略する場合と-tオプションの各オペランドに省略時解釈値を明示指定する場合で異なります。解放セションフィールドの設定値をこのオプションが未サポートのSLU - TypeP2旧バージョンを使用する場合と同じにするには,-tオプション全体を省略してください。
- dactlu=on|off ~《off》
- TERM-SELFコマンドのDACTLU送信フィールド(バイト3,ビット3)に設定する送信種別を指定します。
- on
- 送信可('1')を設定します。
- off
- 送信不可('0')を設定します。