8.2.2 同期型問い合わせ応答形態の障害

同期型の問い合わせメッセージ送信時の障害発生個所を次の図に示します。また,同期型の問い合わせメッセージ送信時の障害の処理を表8-6に示します。該当する数字を参照してください。

図8-4 同期型の問い合わせメッセージ送信時の障害発生個所

[図データ]

表8-6 同期型の問い合わせメッセージ送信時の障害の処理

発生個所内容TP1/NET/OSAS-NIFの処理問い合わせメッセージの扱い応答メッセージの扱いUAPでできる処理
1.出力メッセージ編集UOC障害
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄UAP処理
出力キュー障害同上破棄UAP処理
バッファ取得障害同上破棄UAP処理
2.コネクション障害
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
破棄UAP処理
mcftdctle入力
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • 相手システムへ送信中断を送信します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄UAP処理
受信拒否受信同上破棄UAP処理
t3タイムアウト発生
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄UAP処理
NIF-REJECT受信同上破棄UAP処理
UAP異常終了
  • ERREVT2またはERREVT3を起動します。
  • メッセージログを出力します。
  • 相手システムへ送信中断を送信します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄ERREVT2またはERREVT3処理
3.メッセージ送信完了障害
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
UAPで受信CERREVT処理
4.コネクション障害
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
受信済みUAP処理
t2タイムアウト発生
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
受信済みUAP処理
UAP異常受信同上受信済みUAP処理
UAP異常終了
  • ERREVT2またはERREVT3を起動します。
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄・受信済みERREVT2またはERREVT3処理
5.コネクション障害
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
破棄・受信済みUAP処理
t2タイムアウト発生
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄・受信済みUAP処理
NIF-REJECT受信同上破棄・受信済みUAP処理
送信中断受信同上破棄・受信済みUAP処理
UAP異常終了
  • ERREVT2またはERREVT3を起動します。
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄・受信済みERREVT2またはERREVT3処理
6.入力メッセージ編集UOC障害
  • メッセージログを出力します。
  • UAPへエラーリターンします。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄・受信済みUAP処理
バッファ取得障害同上破棄・受信済みUAP処理
入力キュー障害同上破棄・受信済みUAP処理
応答エラー
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
CERREVT処理
(凡例)
-:該当しません。