TP1/NET/NCSBとUAPとの間では,メッセージを,セグメントと呼ばれる単位に分割して扱います。一つの業務で処理するメッセージを,論理メッセージといいます。論理メッセージは,一つまたは複数のセグメントで構成されます。
UAPで送受信命令を呼び出すと,一つのセグメントを送信または受信します。一つの論理メッセージが複数のセグメントで構成される場合,セグメントの数だけ送受信命令を呼び出してください。
メッセージの分割の例を次の図に示します。
図2-6 メッセージ分割の例
メッセージ送受信の関数で処理するセグメントの先頭には,MCFで使用するヘッダ領域があります。C言語とCOBOL言語の場合,このヘッダ領域の長さによって,バッファ形式1とバッファ形式2があります。通常,バッファ形式1を使用します。データ操作言語の場合,バッファ形式は一つだけです。