SEND - 一方送信メッセージの送信(データ操作言語)
形式1(セグメントの内容を設定して送信する場合)
DATA DIVISION(通信記述項)の指定
CD 通信記述名
FOR OUTPUT
〔STATUS KEY IS データ名1〕
〔SYMBOLIC TERMINAL IS データ名2〕
〔SYNCHRONOUS MODE IS {ASYNC | データ名6}〕
〔SWITCHING MODE IS {NORMAL | PRIOR | データ名7}〕
〔DETAIL MODE IS データ名10〕.
PROCEDURE DIVISION(通信文)の指定
形式2(セグメントの内容を設定しないで,メッセージの送信の終了だけ連絡する場合)
DATA DIVISION(通信記述項)の指定
CD 通信記述名
FOR OUTPUT
〔STATUS KEY IS データ名1〕
〔SYMBOLIC TERMINAL IS データ名2〕
〔SWITCHING MODE IS {NORMAL | PRIOR | データ名7}〕.
PROCEDURE DIVISION(通信文)の指定
SEND 通信記述名 WITH EMI.
機能
次に示すCALLインタフェースの機能を実現します。
通信記述項に設定する項目
●FOR句
次の項目を指定します。
●STATUS KEY句
ステータスコードを受け取りたい場合に指定します。省略した場合は,ステータスコードを受け取りません。
●SYMBOLIC TERMINAL句
論理端末名称を設定したデータ項目を指定します。
●SYNCHRONOUS MODE句
次のどちらかの値を指定します。
SYNCHRONOUS MODE句は,省略できます。
●SWITCHING MODE句
一般か優先かを指定します。
省略した場合は,一般の一方送信メッセージ(NORMAL)が設定されます。
●DETAIL MODE句
出力通番を付けるかどうかを指定します。
省略した場合は,出力通番を付けません。
通信文に指定する項目
●一意名1
セグメントを送信するデータ項目を指定します。先頭セグメントの場合は1014バイト以下,中間セグメントまたは最終セグメントの場合は450バイト以下の値を設定してください。
一意名1の形式を次に示します。
先頭セグメントの送信時
中間セグメントまたは最終セグメントの送信時
●WITH句
メッセージの最終セグメントを送信するかどうかを指定します。
省略した場合は,EMI(最終セグメントまたは単一セグメントの送信)が設定されます。
ステータスコード
ステータスコード | 意味 |
---|---|
00000 | 正常に終了しました。 |
71002 | メッセージキューへの出力処理中に障害が発生しました。 |
メッセージキューが閉塞されています。 | |
メッセージキューが割り当てられていません。 | |
一意名1のLに32000バイトを超える値を設定しています。 | |
MCFが終了処理中のため,メッセージの送信を受け付けられません。 | |
71003 | メッセージキューが満杯です。 |
71004 | メッセージを格納するバッファをメモリ上に確保できませんでした。 |
71108 | メッセージを送信しようとしましたが,送信先の管理テーブルが確保できませんでした。 |
プロセスのローカルメモリが不足しています。 | |
72000 | <MHPの実行でリターンした場合> 先頭セグメントを受信するRECEIVE文を実行する前に,SEND文を実行しています。 |
<SPPの実行でリターンした場合> トランザクションでないSPPの処理から,SEND文を実行しています。 | |
72001 | SYMBOLIC TERMINAL句に設定した論理端末名称が間違っています。 |
SEND文を実行できない論理端末を設定しています。 | |
72005 | 先頭セグメントまたは中間セグメントを送信するSEND文で,長さが0バイトのセグメントを送信しています。 |
72008 | 応答メッセージの最終セグメントを送信するSEND文を実行したあとに,再び応答メッセージを送信するSEND文を実行しています。 |
SEND文を実行して応答型のアプリケーションを起動させたあとに,応答メッセージを送信するSEND文を実行しています。 | |
72013 | 一意名1のLを超えるセグメントを受信しました。一意名1のLを超えた部分は切り捨てられました。 |
32763バイトを超えるセグメントを受信しました。32763バイトを超えた部分は切り捨てられました。 | |
72017 | DETAIL MODE句に設定した値が間違っています。 |
72018 | SWITCHING MODE句に設定した値が間違っています。 |
72020 | SYNCHRONOUS MODE句に設定した値が間違っています。 |
72024 | FOR句に設定した値が間違っています。 |
72026 | WITH句に設定した値が間違っています。 |
72036 | 一意名3の長さが不足しています。5バイト以上の領域を確保してください。 |
72041 | 一意名1のLに4以下,またはマイナスの値を設定しています。 |
上記以外 | プログラムの破壊などによる,予期しないエラーが発生しました。 |