RECEIVE - メッセージの受信(データ操作言語)
形式
DATA DIVISION(通信記述項)の指定
CD 通信記述名
FOR {INPUT | I-O}
〔STATUS KEY IS データ名1〕
〔SYMBOLIC TERMINAL IS データ名2〕
〔MESSAGE DATE IS データ名3〕
〔MESSAGE TIME IS データ名4〕
〔SYNCHRONOUS MODE IS {SYNC | データ名6}〕
〔WAITING TIME IS データ名11〕.
PROCEDURE DIVISION(通信文)の指定
機能
次に示すCALLインタフェースの機能を実現します。
通信記述項に設定する項目
●FOR句
次のどちらかの値を指定します。
●STATUS KEY句
ステータスコードを受け取りたい場合に指定します。省略した場合は,ステータスコードを受け取りません。
●SYMBOLIC TERMINAL句
入力元の論理端末名称を参照するデータ項目を指定します。
●MESSAGE DATE句
メッセージを受信した日付を参照するデータ項目を指定します。YYMMDD(YY:西暦の下2けた MM:月 DD:日)の形式で参照できます。
●MESSAGE TIME句
メッセージを受信した時刻を参照するデータ項目を指定します。HHMMSS00(HH:時 MM:分 SS:秒 00は固定)の形式で参照できます。
●SYNCHRONOUS MODE句
同期型のメッセージを受信する場合に指定します。次のどちらかの値を指定してください。
指定を省略した場合は,非同期型のメッセージの受信,または接続情報通知の受信が設定されます。
●WAITING TIME句
この句の指定は無効です。0を指定しておいてください。また,MCFマネジャ定義のUAP共通定義で同期受信監視時間を指定しても,時間監視をしません。
通信文に指定する項目
●FIRST
先頭セグメントを受信する場合に指定します。
●一意名1
セグメントを受信するデータ項目を指定します。相手システムから送信されるセグメントの最大長は31966バイトです。一意名1の形式を次に示します。
テキスト形態の次に続く領域には,次に示す内容が返されます。
ステータスコード
ステータスコード | 意味 |
---|---|
00000 | 正常に終了しました。 |
71000 | 先頭セグメントを受信するRECEIVE文を,2回以上実行しています。中間セグメントまたは最終セグメントを受信する場合は,FIRSTを指定しないでRECEIVE文を実行してください。 |
71001 | メッセージの最終セグメントを受信したあとで,その次のセグメントを受信するRECEIVE文を実行しています。直前に実行したRECEIVE文でそのメッセージはすべて受信しました。 このステータスコードが返されたあとに,再び次のメッセージを受信するRECEIVE文を実行した場合は,ステータスコード72000が返されます。 |
71002 | メッセージキューからの入力処理中に障害が発生しました。 |
メッセージキューが閉塞されています。 | |
メッセージキューが割り当てられていません。 | |
MCFが終了処理中のため,メッセージの受信を受け付けられません。 | |
71108 | メッセージの受信に必要な管理テーブルが確保できませんでした。 |
プロセスのローカルメモリが不足しています。 | |
72000 | <MHPの実行でリターンした場合>
|
<SPPの実行でリターンした場合> SPPでは非同期型のメッセージを受信するRECEIVE文を実行できません。 | |
72001 | SYMBOLIC TERMINAL句に設定した論理端末名称が間違っています。 |
RECEIVE文を実行できない論理端末を設定しています。 | |
72013 | 一意名1のLの指定値を超えるセグメントを受信しました。一意名1のLの指定値を超えた部分は切り捨てられました。 |
32763バイトを超えるセグメントを受信しました。32763バイトを超えた部分は切り捨てられました。 | |
72016 | WAITING TIME句に設定した値が間違っています。 |
72020 | SYNCHRONOUS MODE句に設定した値が間違っています。 |
72024 | FOR句に設定した値が間違っています。 |
72036 | 一意名1のLの指定値が不足しています。5バイト以上の領域を確保してください。 |
73001 | 入力元の論理端末で障害が発生しました。 |
73002 | 同期型のメッセージを受信しているときに,入力元の論理端末とMCFとの間のコネクションまたは経路が切り離されました。 |
同期型のメッセージを受信するまでに,入力元の論理端末とMCFとの間のコネクションまたは経路が切り離されました。 | |
73008 | 入力元の論理端末は,次のコマンドで停止しています。
|
73010 | 入力または出力メッセージ編集UOCで障害が発生しました。 |
メッセージ読み込み時に障害が発生しました。 | |
73015 | 入力元の論理端末は,ほかのUAPで仕掛り中です。 |
入力元の論理端末は,該当するUAPと仕掛り中ではありません。 | |
73018 | 同期型のメッセージ受信を発行したときに,データ名11に設定した監視時間が間違っています。 |
73020 | 設定した論理端末は停止しています。 |
77900 | 同期受信要求の保留中に,回線維持モードが終了しました。 |
上記以外 | プログラムの破壊などによる,予期しないエラーが発生しました。 |