TP1/NET/HSCは,HSC2手順のオプション機能のうち,次の表に示す範囲をサポートします。
表3-5 HSC2手順の機能とTP1/NET/HSCの扱い
HSC2手順の機能 | 使用の可否 | TP1/NET/HSCの扱い |
---|---|---|
ブロック転送 | ○ |
|
列信 | ○ | 非同期モードの場合,MCF通信構成定義(mcftalcle -w)で指定する値によってTP1/NET/HSCで制御します。 同期モードの場合,同期送受信によってUAPで制御します。 |
逆中断(RVI) | ○ | 送信,受信の両方をサポートします。 受信の場合は,MCF通信構成定義(mcftalccn -u)で受理するかどうかを指定できます。 |
一時送信延期(TTD) | ○ | 送信,受信の両方をサポートします。 送信の場合は,MCF通信構成定義(mcftalccn -B)でサポートするかどうかを指定できます。 |
一時受信抑止(WACK) | ○ | |
通常テキスト | ○ | 送信,受信の両方をサポートします。 |
ヘッダ付きテキスト | × | サポートしません。 |
透過モードテキスト | ○ | 送信,受信の両方をサポートします。 |
ヘッダ付き透過モードテキスト | × | サポートしません。 |
コンテンション制御 | ○ | MCF通信構成定義(mcftalccn -y)で優先局,非優先局を指定できます。 |
制御付き会話 | × | サポートしません。 |
EOT交換 | ○ | EOT交換をして回線接続を維持します。 |
HSC2呼制御 | ○ | 発信と着信をサポートします。 ID交換をする場合,一度確定したIDの切り替えは回線の再接続が必要です。 |