2.2.1 メッセージの送信

TP1/NET/HSCが,通信相手システムに一方送信メッセージを送信した場合の処理の流れを,単一セグメントの場合を例にして説明します。

また,列信でメッセージを送信する場合には,MCF通信構成定義(mcftalcle -w)のrowtransオペランドでuseを指定しておく必要があります。MCF通信構成定義については,6章の「TP1/NET/HSC固有のシステム定義の種類-HSC1手順」を参照してください。

メッセージ送信の処理の流れを,次の図に示します。

図2-4 HSC1手順のメッセージ送信の流れ

[図データ]

  1. MHPまたはSPPからany型論理端末あてに,一方送信メッセージの送信要求をします。
  2. TP1/NET/HSCは,出力キューに書き込まれたメッセージを取り出します。
  3. 出力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。
  4. 相手システムへメッセージを送信します。
  5. 相手システムへの送信が完了した時点で,出力キューのメッセージを消去します。
  6. 1.のsend関数で送信完了通知イベントを通知させることを指定した場合,送信完了通知イベント(SCMPEVT)を通知します。また,正常に送信できなかった場合,send関数の指定によって送信障害通知イベント(SERREVT)を通知します。SERREVTについては,「付録B.1 HSC1手順の障害」を参照してください。