TP1/NET/HSCは,HSC2手順(同期モード)の場合,コネクションの確立時に,相手ターミナルIDリストファイルを取り込み,回線接続時に,相手システムとのIDを交換してメッセージの送受信を始めます。相手ターミナルIDリストファイルには,発信用と着信用があります。相手ターミナルIDリスト定義ユティリティは,相手ターミナルIDリストファイルを作成するユティリティです。
相手ターミナルIDリストファイルの作成順序を次に示します。
- システム定義時に,発信用または着信用相手ターミナルIDリストの定義で必要な項目を指定します。
相手ターミナルIDリストの定義については,6章の「TP1/NET/HSC固有のシステム定義の種類-HSC2手順(同期モード)」を参照してください。
- 1.で指定した内容を,相手ターミナルIDリスト定義ユティリティのコマンドを使用してファイルを作成します。ファイルは,$DCCONFPATHのディレクトリ下に作成してください。
相手ターミナルIDリスト定義ユティリティのコマンドについては,6章の「相手ターミナルIDリスト定義-HSC2手順(同期モード)の場合)」を参照してください。